Wednesday 28 September 2016

家に人を招く

9月になって、何人もの友人・知人が会いにきてくれた。
家に招きはするものの、いわゆる「おもてなし」をする余裕は当然ない。むしろ買い物をしてきてもらったり手伝ってもらったりしている。

私は友人・知人宅に招かれたとき、「ちょっと手伝って」ぐらいの扱いをされたほうが心地が良い。家も特に飾り立てられたり念入りに掃除されたりしていないくらいの状態のほうが気兼ねなく入れる。結果的にお互いそれほど気を遣わずに済む気がする。

いっぽうで、毎度毎度すごいおもてなしをしてくれる人もいる。そもそもそういう場合は、家に行くことが一ヶ月くらい前には分かっていなければいけない。おそらく想像を超える入念な準備がされるんだろうと思われる。食事もデザートもまさに「抜かりない」。

この場合は逆に私が招くとなった場合、同じレベルとは行かずとも念入りな準備とおもてなしが求められる、ということは言うまでもない。

もちろんどういう人間関係か、にもよるし、家族形態にもよるだろう。友達である以上、カジュアルさは失いたくないと思う一方で、親しき仲にも礼儀あり、とも思うのである。

いずれにせよ人の出入りのある家というのは良い。学生時代に比べると人を招く機会は減ったものの、それでも、簡単な料理を囲んでわいわいと声が聞こえるのはひとつ確実な幸せのかたちだと思う。

万年筆、外出

なくなったと思っていた万年筆が職場の引き出しから出てきた。一本千円のものなので、なくなってもあきらめはつくのだが少し気になっていたのは事実だった。中のインクは空っぽだが一体何色を入れていたのかさえ判然としない状況だった。家に連れて帰って洗うことにした。  翌朝の万年筆カートリッジ...