前回は離乳について書いた。
実際の離乳食について書くことにする。
何度か書いたことあるかもしれないが、イタリアでは朝ごはんがとにかく軽い。クロワッサンとかジャムやクリームの入ったパンとか、ビスケットとか、そういう甘いものにカフェ一杯、そのくらいだ。
あるとしても卵くらいだが、それも珍しい。野菜や魚なんて、まずありえないので、和風の朝食について教えてあげるとびっくりされる。何度説明してもびっくりされる。冗談としか思われてないのかもしれない。
で、そんなに軽い朝食をとる人たちの文化圏では、離乳食は一体どうなっているんだろうというのは前からの疑問だった。
で、わかったこと。
ビスケットをあたためた豆乳に浸して食べさせる。豆乳じゃなくて牛乳の場合もあるのかもしれないが、とにかくビスケットが一般的らしい。スーパーには、大人が食べるための朝食用のビスケットがずらりと並ぶが、赤ちゃん用のやつが必ずあります。
今与えているのはplasmonというメーカーのビスケット。まあまあ甘いんだけど、6か月から、と書いてあるので、与えて弊害はないらしい。
朝食のバランスを重視する日本人の文化からすると、そんなのありえんだろう、と思うかもしれない。なんてったってだしをとった味噌汁を朝からいただくのだから。きちんと離乳食を作っている女性やかつてそうした人たち、あるいは離乳食の指導をする人たちからすると「ダメダメ、そんなのダメよ」だろう。
だけど、イタリア人がちゃんと育ってないかというとそうじゃないですよね。朝食にビスケットを食べてた人たちも立派に成長しているし国民規模でなにか劣っているかというとそんなことは決してない。
ところかわれば、ということで、こだわりなどは捨てて、異なる方法をいったん受け入れてみる。寛容さは大事。
ふーん、これでいいのか、となかば唖然としながらもここではこのやり方に従っています。
Thursday, 18 May 2017
お父さんの回復、12月の疲れ
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