ここで言う「熱心」は接客態度や礼儀正しさのことではない。
その商品に対する熱心さ、熱っぽさのことだ。
この商品についての知識にかけては誰にも負けない、譲れない、という情熱。
その情熱が垣間見える時「お、きたきた」と心の中で私は思う。
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今日はパソコンを見に行ってみた。
「熱心」な店員に2人も会った。
製品について語りだすと止まらないのだ。
一人目は、「立場上はどっちが良いとか言えないんですけど」と言いながら、どんどんメリットデメリットを紹介してくれた。
二人目からはパソコンに関しての一般的な話をきいた。ほか、セキュリティの話など。
得意気に、楽しそうに、そして、明らかに自負を持って。
目が、夢中である。
本当に本当に、コンピューターが好きなのだ。
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だいぶ前だが、CDを買ったときのこと。
その店員は、探している分野(そのときはジャズだったと思う)をはっきりと理解してくれた。
そんなに有名どころではなかったというのに。
それはそれは案内が早かった。
それはそれは案内が早かった。
そこにあるCD全部について把握していたのかもしれない。
とにかく詳しいのだ。
専門の分野ごとに居る場所があるんだろうなと思った。
助かったし、これぞプロフェッショナル、と思った。
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いっぽうで、本屋にいくと店員の反応がイマイチのことが多い。
いつだったか、「ロンリープラネット」と言っても分かってくれなかった。
ショックだったが、あきらかなバイトくんだったし、まあ仕方ないと思った。検索機もあるし。
DVDを借りる時も、イマイチだ。
しかし、まれに、監督名を告げただけで、おすすめの作品まで紹介してくれる人もいる。
「これは見たけどなかなか良かったですよ」
「これが好きなら…似た感じだと、これですかね」
と言って紹介してくれる店員さんに会ったことがある。
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音楽に詳しくて熱心な店員さんがどういうものか、見てみたい方はぜひ「ハイ・フィデリティ」をご覧下さい。