Tuesday 28 October 2014

師と呼ぶには

大学時代の先生に会った。
私が彼を「師」と呼ぶには、当時あまりに勉強しなさ過ぎたのだが、それでもやはり尊敬してやまない。
先生が尊敬に値するかどうかは、肩書きも権威も関係ないと思う。
その人柄に尽きるのである。


大学時代、周りの教授は変な人ばかりだった。
この世に存在する、多くの研究者たちがそうであるように。
こういう人と仕事をしたら困るだろうというような人。
社会には適応できないだろうなというような人。
会社にはまず雇ってもらえないだろうなという人。

いっぽう、私が選んだ先生は、常識的な大人だった。
まったく偉そうではなかった。
権威を振りかざしたり、怒ったりもしない。

偶然か必然か、先生の研究分野での職に就くことになった。
ろくにその当時勉強していなかった自分を悔いる日々だが、それでも、先生に教えを請いたいと思うのは、やはり先生の人柄にひかれてのことだろうと思う。

この人が死んだら泣くだろうな、と思う。
親に対してはそう感じたことがあるのだが、先生に対して感じるこの気持ちはなんだろう。

ありがとうとカルボナーラ

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