Monday, 4 November 2019

鎌倉一泊

子を連れて一泊二日で江ノ島と鎌倉に行ってきた。幸い天気もよく、子の鼻水は垂れつづけているものの熱が出ることもなかった。

初めてロマンスカーに乗る、というのが今回の目玉のひとつであった。ホームでしばらくロマンスカーを待っていたところ、青いロマンスカーが現れた。子は、ニコ〜と笑った。子の嬉しい姿を見るのがこちらもこんなに嬉しいなんて。少し緊張した感じで車内に入った。子は「よし、お弁当食べよう!」と張り切っている。使えもしないのに箸を持っている。手で掴んでそれを箸に渡し、手でおさえるようにして口に運ぶ。うんうんと頷きながら「おいしいね」と言った。すべてにおいて「いっちょまえ」な感じがするのがもう可愛くて仕方ない。一生懸命なのだ。これだけでも十分に連れてきた価値があったと思った。

あっという間に片瀬江ノ島に到着。水族館に行ってみたものの、人が多いのと暗いのと暑いので思うようには動けなかった。それでもクラゲとエイとペンギンはきちんと見られた。そして「すいぞくかん」というのは自分も水に入るところだと思っていたらしい。巨大な水槽を見て「水族館に行きたいよう」というので、違うよ、水族館は泳いでいる魚を見るだけだよ、と説明したがもうグダグダしはじめたのでさっさと外に出て海岸で遊んだ。これが一番楽しそうだった。やっぱりこの自由が必要だよなあと眺めながら思う。ほかの子供達も楽しそうにはしゃぎ走り回っていた。

それから電車に乗る途中でソフトクリームを買ってあげた。夢中で食べ続けて結局ほぼ全て一人で食べてしまった。満足だったようだ。こうやっていろいろな味を覚えていくのだなあ。

どうにかこうにか江ノ電に乗ったものの人がごった返していて車窓からの眺めはまったく楽しめず。降りた後もすごかった。

宿に着く直前にコンビニで何か買おうということになり、入って見るとすぐに子がつぶあんぱん5つセットを手に取った。それからオレンジジュースと、私のためのビールを買って宿にチェックイン。

部屋に入ってすぐ、窓の方にある椅子に子が座り「おやつパーティしよう〜」と言う。ニコニコしてかわいい。そうだね、おやつパーティだね、と言って一緒に座る。よくここまでわがままも言わずについてきたなあと感心しつつ一緒に休憩。

大きなお風呂に入り、夕方にはごはんを食べて、珍しくテレビを見ているうちにこどもは眠ってしまった。精一杯なのである。一緒にきてくれてありがとう、と寝顔を見ながら思った。

こういう一瞬一瞬を覚えておこうと思うのだけど日々は過ぎて行き、新しい出来事がやってきて、あっという間に上書き保存されてしまう。仕方ない。そんなもんだ。巻き戻しのできないこの時間を精一杯に過ごそうと思うのである。

お父さんの回復、12月の疲れ

父が入院している。経過は良いようで、退院が見えてきたらしい。よかった。毎日のようにテレビ電話で様子をきいているが、話す様子が1日、1日と元気になっていくのがわかる。人間の身体はすごいなあ。 話を聞くたびに、普段の姿勢とか、動き方とか、注意しなければと思う。身体に負担をかける動きを...