Wednesday, 15 October 2025

インターネット契約。タイミングをつかめるように生きること。

世間は3連休だったが私は4連休だった。

月曜の午前中、修理に出していたカメラを受け取りに行こうと思い立った。電車に乗るなら平日のほうがいいだろう、火曜日も休みだから火曜日に行こうかなと思っていたけど火曜になるとまた新しく何か別のやりたいことがあるのかもしれない。こういう、後からやっても支障のないこと、しかしちょっと面倒で乗り気ではないこと、はなるべく先にやったほうがいいと思った。天気も悪くないし、月曜の朝思い切って電車に乗った。電車といってもたった5分くらいなんだけどね…。

リュックに、お金とキンドルだけ入れて家を出た。身を軽くして街を歩くのは楽しい。

電話で知らされたときは3万を超えるはずだったのに行ってみたら2万円で拍子抜けした。宝くじに当たった…とまではいかないけどラッキーだと思った。御礼を行って出た。

朝10時ごろで、店も空いていたので、以前から気になっていたインターネット料金について、相談にのってくれるカウンターはないだろうかと思ってフロアを探してみた。ずっと前、10年以上前にここでプロバイダを変えたり契約したり、したことがある。眺めたところ、それっぽいところも「携帯、スマホ」って書いてあるからたぶんこれではないな、と思った。

いったん去ろうとしたけど、もう一回ぐるっと回ったらやっぱりその「携帯」のところに料金の表があった。価格帯もそれっぽい。これかなと思って眺めていたら若い、色の白い男性が、近づいてきた。客が少なくて暇だったんだろう。なにかお探しですか、と言った。と思う。すごく声が小さかったからよく聞き取れなかった。

「今、インターネットに月々五千円払っていて、高すぎるんじゃないかと思って」

と言ったら、ほかの会社を紹介してくれて、「ほー」と言いながら見てたら「見積出してみましょうか」と言われた。こちらも暇だったし、この人に嫌な感じがしなかったので、はいと答えてお願いした。

案内された席に座って、説明を聞いた。思っていたような難しさは何もなかった。家にあるモデムもルーターも、変えなければいけないものが何もない。そして料金が月々900円ぐらい安くなる。「これ、今ここで申し込めるんですか」と聞いたら、はい、と言われた。

問題は、今契約している会社である。これに電話をかけなければいけない。そのへんはどうするのかと訊いたら「いま、いっしょに電話しましょう」と言われた。なんて心強いのだろう。

少し過去の説明に戻る。

今のインターネットで契約しているきっかけは、その当時問題なく使えていたときに、ふとやってきた電話だった。今より安くなるし、違約金も負担します、という、北海道かどこかの会社で、まんまとわたしはそれを信じて解約の手続きをしたのだった。実際、少し安くなったものの、長く使っている間に当初の割引もとれてしまって、なんだかんだで上がって今の5060円になってしまっていたというわけだ。

今考えてみると、あんな電話をよく信じたものだよなと思う。怪しいことこの上ないのに。実際に違約金も負担してもらったし、問題はなかったけど、手続きが煩雑だったのと、窓口の人がいまいち話通じなかったのと、「違約金」と言われていたのに商品券が送られてきたりで、無駄に神経を使った覚えがある。そうだ、思い出した、トライバルユニットという会社でした。

それ以降ももちろん、インターネット関連では、かかってくる電話も多いし、広告が入っていたりするし、わたしは狙われてるんだなと思うことがよくある。わたしだけじゃなくて世の中の人たちはターゲットにされていて、需要も多いし、ひっかかる人も多い。問題は、わたし自身がその仕組みをよくわかっていなくてルーターとかモデムとかプロバイダとか回線とか、聞くだけで「ええい、今ので使えてるならいいや」と思ってしまうということ。

だから正直なところ目を瞑ってここまできた。考えたくないのだ。

だまされたくないし、ランダムにかかってくる電話に乗ってしまうわけにはいかない。こういう情報は「自分で取りに行く」しかない。いつか自分で調べて自分で換えよう、と思っていたのだった。情報は、自分で取りに行くべし。

そこで出会った、この色白のひかえめお兄さんはまさにこれ以上ないよいタイミングで、わかりやすく説明をしてくれたし、そもそも「売ろう」という感じが全然しない。(これ、大事。)この勢いに乗るしかない。提案してくれたとおりに「いっしょに」電話をして、電話できくこと、このあとやることをすべて整理してくれた。

時間がかかるのは電話と解約で、新しい契約自体は10分ぐらいで済んだ。解約をする、というと、「このお電話で継続を決めていただければ1万5000円割引します」と言われたけど、断った。

インターネットの乗り換えがどうしてこんなに面倒で気が乗らないかというと、二社に関わらなければいけないからだ。この二社が直接やりとりしてくれるわけではない。その間にいるのは自分しかいない…のが普通なのだが今回はこの色白ひかえめお兄さんがついている。怖いもの無し。

ぜんぶで1時間くらいはかかったかもしれない。すべてが終了した。なんというか、今までつっかえていたものが取れたような感じでものすごくスッキリ上機嫌になった。しかも、今まで、つっかえていることに意識さえしていなかった、そういうものがスポッと取れたような感じ。体の不調はなかったけど、それが取れたら急にもっと元気になったような、そんな感じがした。

あとは家に帰って、回線変更なんとか届けの番号を確認して、あのお兄さんに電話をして知らせるだけ。それ以外に何も必要ない。そしてここから3ヶ月割引がきいてタダになる。料金を5000円払い続けるのは馬鹿馬鹿しいことだったということがわかった。

生活を、より快適なほうにするには自分で動き出さないといけない。それにはやっぱりある程度のエネルギーが必要で、なにかきっかけがないと動かないものだから、タイミングや勢いに、ぐわっと乗ってしまうのは大事。そのためのセンサーとかアンテナとかは自分で研ぎ澄ましていないといけない。わたしの場合はそれが、持ち物を減らして身軽でいることからきている気がする。

家に帰って「めっちゃいい日だわきょう」と言った。2人は「ふーん、そう」と言った。お昼に何を食べるかという問題があるが、今日こそは子のいうことをきいてあげて、中華料理になった。特に食べたいものもないのになと思っていたら、まだ冷やし中華があった。驚いた。ここでは一年を通して食べられるのかもしれない。戻ってきたばかりのカメラで、1ヶ月ぶりの写真をいくらか撮った。夕方、友達から「誕生日会に参加してもいいか」というメッセージが届いて、これまた嬉しかった。とても嬉しかった。この日は本当にいい日だった。

Monkey届いた、体重、疲れ

 きのうの夕方は会議で、途中で目をつぶったらふらーっと暗闇が回る感覚があったので、これは疲れているなと思った。しばらくのあいだ、あの、立てなくなるようなめまいは出ていないけど、前触れのような気もするのでなるべく休みながら過ごそうと思った。夏の疲れが取れるのは思った以上に時間がかか...