今さらだけど、浅田真央と羽生くんの演技を見た。
中継で見そびれたのでその直後のニュースを聞き、写真を見るまでで終わっていたのだがきょうテレビでハイライトを見れた。
真央ちゃんには泣かされてしまった。
フリーが終わった直後の表情を見たらこっちも泣けた。
いろいろ辛かったんだろうなあ…。
それにしても、精神的に強靭な人である。
「前向き」って簡単に言うけど、人間、前向きになるのに限界は無いのだろうか。
10代からマスコミに追っかけられて、何をやっても世間の目にさらされて、いやになったり、自分が分からなくなったりしたこともあっただろう。
彼女は数年前に母親を亡くしている。
大切な人をなくしたというショックを乗り越えて、さらに強くなったのだと思う。
スケートはうまくいくときも、いかないときもあっただろう。
演技後のインタビューを見て、人間の深さが表情と、ひとつひとつの言葉に表れていると思った。
美しさとは内面からあふれ出るものなのだ。
それをはっきりと証明してくれている。
というわけで、今はエキシビションで真央ちゃん見てるんですが、もう、顔みるだけで泣けてきちゃいますね。
きっと明るい未来が真央ちゃんを待っていることでしょう。
大会終わったらのんびーりしてほしい。
Sunday, 23 February 2014
Thursday, 20 February 2014
がんばりません
がんばらない生き方実践中。
具体的には、なるべく「走らない」ようにしている。
徒競走に参加するまたは車に轢かれそうにでもならない限り。
それでもいざ仕事をすると、無意識のうちに、焦ったり慌てたりしている。
周りを見ていても感じるのだが、特に女性は「すっごくがんばっちゃう」人が多い。
がんばったところで、余計に仕事が回ってくるだけなのに、几帳面に、確実に物事を済ませていく。
それだけ要領が良いとも言える。
一方で男性は「しゃーねえなあ」みたいな感じで仕事している人が多い。
あれで良いんじゃないかと思う。
ストレスとかプレッシャーから回避する傾向があるのも男性に多い気がするけど、それはそれで間違ってはいない。
あ、行かなくては。
続きはまた後日。
早く読みたい人は内田樹の「疲れすぎて眠れぬ夜のために」を読むべし。
具体的には、なるべく「走らない」ようにしている。
徒競走に参加するまたは車に轢かれそうにでもならない限り。
それでもいざ仕事をすると、無意識のうちに、焦ったり慌てたりしている。
周りを見ていても感じるのだが、特に女性は「すっごくがんばっちゃう」人が多い。
がんばったところで、余計に仕事が回ってくるだけなのに、几帳面に、確実に物事を済ませていく。
それだけ要領が良いとも言える。
一方で男性は「しゃーねえなあ」みたいな感じで仕事している人が多い。
あれで良いんじゃないかと思う。
ストレスとかプレッシャーから回避する傾向があるのも男性に多い気がするけど、それはそれで間違ってはいない。
あ、行かなくては。
続きはまた後日。
早く読みたい人は内田樹の「疲れすぎて眠れぬ夜のために」を読むべし。
Tuesday, 18 February 2014
マフィンを焼く余裕
ふう~長かった。
ようやく休みだ。代休。
土日も仕事だったので、まる1週間働き続けたことになる。
朝がいつもより早くなるということはなかったので、そこは助かった。
これでもう少し暖かければ疲れも少ないのかもしれないが、なにしろ途中で大雪が降って交通機関が乱れたり極寒の中で仕事をしなければいけなかったりと、疲れが倍増した気がする。
14日は大雪だったわけだが、14日の帰りと、15日の帰りと、16日の行きと帰りは、同僚の車に乗せてもらった。とっても助かった。朝まで迎えにきてくれるなんて、なんて親切なのだろう、と思った。
昨日は1時ごろには仕事が終わったので、さっさと帰って家のことをした。スーパーに買い物にいったり、洗濯をしたり、料理をしたり。 振り返ってみれば、かなりたくさんのものを作った。たことトマトの炊き込みご飯、モッツァレッラとトマトのパスタ、豆の煮込み、ほうれん草のソテー、それからパンを焼いて、マフィンを焼いた。料理をすることでストレス発散しているのかもしれないが、基本的に私は創作意欲にあふれた人間である。手芸もするし、料理もする。そして、なかなかじっとしておけない。
私はブルーベリー・マフィンが好きなのだが、連れ合いのことも考えてチョコレートにした。ブルーベリー・マフィンを作るときだけ、レシピが違う。もっと難しいのだ。
チョコレートとなるとずいぶん簡単になる。
今朝食べたけど、おいしかった。
先週は、りんごを煮てクロスタータにした。バレンタインには連れ合いがティラミスを作った。(おいしかった!)
嗚呼、いつも家に手作りのお菓子がある幸せ。
お菓子を作れるというのは、日々に余裕があるかどうかのバロメーターの一つだと思う。ごはんはいつも食べなければいけないので、料理はいやでもやらねばならないときが多い。
お菓子は、なくても生きていける。
だけど、あると良い。
あると、心があったかい。
日々このくらいの余裕を保ちたいものだ。
Saturday, 15 February 2014
永作博美のポスター
先日地下鉄に乗ったときに聞いた向かい側にいた男子高校生3人の会話。
学校名の入った水泳のバッグを持ってジャージを着ている。
永作博美のポスターを見て;
A:「ねえ、あれ、四十何歳なんだって。」
B:「まじ、おい、お前調べろよ」
C:「永作博美…43」
B:「まじかよー 43」
C:「シワぜんぜん無いじゃん」
A:「そりゃ写真だからだろ。加工できるんだよ」
C:「そっか」
B:「おれもあんなオカンがよかったなー」
A:「○○のオカンやばいらしいぜ。めっちゃきれいらしい」
B:「まじかー。お前んとこは」
C:「え?うーん」
(そのあと、電車の音で聞こえなくなる)
B:「お父さんは」
C:「お父さん定年退職。定年退職組」
A:「(笑いながら)まじかー」
健康的で、平和な会話でした。
永作博美って最近になって以前よりもっと名前を聞くようになってきたので、10代の子でも知ってるらしい。
やっぱり人間は年をとったほうが魅力が増す。
「日本には、女の子とおばちゃんしかいない」というのが、ちょうどそのとき読んでいた本に書いてあった。
つまり自立した、大人の女性と呼べる人が少ないということ。
永作博美は「女の子」とも「おばさん」ともつかない、というところでしょうか。
Monday, 10 February 2014
The Officeにはまる
1ヶ月くらい前だろうか、テレビ大好きなイギリス人と話していたらThe Officeの話になった。
話は聞いたことあったのだが、なんとなーく、しか知らず、きちんと見たこと無かった。
「アメリカ版もあるけどイギリスのが絶対おもしろい」と彼は言っていたので、早速見てみたところ、大好きになってしまった。
2001年と2002年にBBCで放映されたTVドラマ。
あまりにも人気で、アメリカでは2005年にNBCがリメイク権をとった。
主演のリッキー・ジャーヴェイスは演出・脚本も手がけている。
文字通り、寝てもさめてもThe Officeのことばかり考えている。
今日も仕事中に、昨夜見た"Manah Manah"が頭から離れず、無意識のうちに口ずさんでいた。
(ちなみに、シーズン2のエピソード1です。)
オンラインでストリーミングを見つけたので、それで見ている。
だから字幕が(英語も日本語も)無い。
でもだいたい分かる。
英語の勉強、またはリスニング力向上ののために見ようと思っている人がいたら、あまりおすすめしない。
というのも、内容自体が面白すぎて、リスニング訓練どころではないのだ。
あと、米語ではなく英語なので、米語に慣れている人は、別の言語に聞こえてしまうくらい、英語が違う。しかも登場人物によってアクセントが異なる。
ガハハと笑うコメディを期待している人には合わないかもしれない。
というのも、そういった種類の笑いではないから!!
もっと、シニカルなのである。
あくまでも、イギリスなのだ。
しかも、下品なことを言っているはずなのに全く下品に聞こえない。
まだ全部見てしまっていない。
見てしまうのがもったいないのでいくつかのエピソードはとっておいてある。
あああますますイングランドに行きたくなってきた。
ちなみにお気に入りのキャラクターはGarethです。
話は聞いたことあったのだが、なんとなーく、しか知らず、きちんと見たこと無かった。
「アメリカ版もあるけどイギリスのが絶対おもしろい」と彼は言っていたので、早速見てみたところ、大好きになってしまった。
2001年と2002年にBBCで放映されたTVドラマ。
あまりにも人気で、アメリカでは2005年にNBCがリメイク権をとった。
主演のリッキー・ジャーヴェイスは演出・脚本も手がけている。
文字通り、寝てもさめてもThe Officeのことばかり考えている。
今日も仕事中に、昨夜見た"Manah Manah"が頭から離れず、無意識のうちに口ずさんでいた。
(ちなみに、シーズン2のエピソード1です。)
オンラインでストリーミングを見つけたので、それで見ている。
だから字幕が(英語も日本語も)無い。
でもだいたい分かる。
英語の勉強、またはリスニング力向上ののために見ようと思っている人がいたら、あまりおすすめしない。
というのも、内容自体が面白すぎて、リスニング訓練どころではないのだ。
あと、米語ではなく英語なので、米語に慣れている人は、別の言語に聞こえてしまうくらい、英語が違う。しかも登場人物によってアクセントが異なる。
ガハハと笑うコメディを期待している人には合わないかもしれない。
というのも、そういった種類の笑いではないから!!
もっと、シニカルなのである。
あくまでも、イギリスなのだ。
しかも、下品なことを言っているはずなのに全く下品に聞こえない。
まだ全部見てしまっていない。
見てしまうのがもったいないのでいくつかのエピソードはとっておいてある。
あああますますイングランドに行きたくなってきた。
ちなみにお気に入りのキャラクターはGarethです。
Saturday, 8 February 2014
雪の日に思う
東京はすごいです。こんなすごいのは上京以来初めてじゃ無いかな。1年前に新潟で見た雪を思い出す。やっぱり、周囲がこれだけ白くなるのには慣れない。めったに降らない地域に住んでいると、降った雪を見て「わー雪だ」と思う。だけど雪国育ちはこれが別に珍しいことでも何でもないのだから、やっぱり、(SMAPじゃないけど)「育ってきた環境が違うから〜♪」同じ日本人と言っても色々だよなあ、と思うのであります。雪国出身の人たちは、雪が降ったときに単にはしゃぐにとどまらず、どうやって過ごしたらいいか、何に気をつけるべきかが分かっているのだ。たとえば、基本的な歩き方から、違うはずだ。小さい頃からそれが身に付いているんだろう。全国学力テストで良い成績を残すのが軒並み雪国であることを、こういう雪の日に考えてみると、なんだか分かるような気がする。結果を聞いた時には「雪が降ったら家にいて勉強するしかないからねー」と、人ごとのように言っていたのだが、今日このことについて考え直してみるとやっぱりそうだと実感する。今日はパソコンを持ち込んで、午後じゅう図書館に詰めたのだが、だいぶ仕事がはかどった。しんしんと降る雪。音の無い空間で作業に取り組むと、時間が経つのも忘れるくらい集中できる。
ところで明日は朝から日曜出勤となっている。中止になってくれることを祈っているのだが今のところ何も連絡が無い。勘弁してほしい。雪がやんだとしてもそのあとの交通機関の乱れなどで色々な問題が起きるのは間違いが無いのだから。せめて明日の午前中まで降り続き、仕事が無くなることを祈っている。
Monday, 3 February 2014
『FLYING BODIES』をみて思ったこと
今日は、朝から仕事に行ってもとくにやることが無いので午前中休みを取ることにした。たまにはゆっくりしていい。とにかく天気がよい。朝から薬局と銀行とスーパーに行ってきた。パン屋さんで焼きたてのパンを買った。
昨日見た映画について。
『FLYING BODIES』
コミカルな動きをさせたり、ダンスさせたりして、学生たちをたくさん笑わせる。
そうしていくうちに、のびのびとしたパフォーマンスができるようになってくるのだ。
厳しいだけでは能力は伸びないし、表現力も創造性も開花しない。
特に体操に限ったことではない。
「生きる」にあたり大きなヒントを得たような気がした。
体操はもちろん、スポーツ、教育、音楽、舞台演出、音楽、振付…などなどに興味のある/携わる人たちには特におすすめの映画。
後半はパフォーマンスが続くんだけど、これがまた鳥肌ものである。
人間の身体がここまでの美をつくりだすとは。
身体能力の限界って、無いのだろうか。
それにしても部員たちの笑顔の、美しいこと。
短髪の青年たちは、もう、「さわやか」という言葉そのものを体現している。
やっぱり若い男の子はこれくらい運動してほしいものだ。
自分が10代のころは、運動するかしないかは別に大したことじゃないと思っていたしそれほどの違いをもたらすとも考えていなかった。(だから運動部には入りたくなかった。)
けど、この人たちを見てると、うーん、やっぱり違う。血の流れ方が違う。同じ生物としての、神経のあり方というか、芯に通っているものが違う。
声の出し方から、表情筋の使い方まで、まったく身体を動かさない人と比べると、彼らのほうが断然魅力的なのである。
こういうことに気づくのってだいぶ時間が経ってからなんだなあ。
だから、小さい頃にやる部活動という場では、怒鳴り声と厳しさだけをもって「やらせる」のではだめなのだ。
そんなのじゃ、やめたくなっちゃう子もいるに決まってるから。
もっと自分で考えさせて、もっと楽しませる場だったとしたら、私だって楽しくスポーツをやれたかもしれない。
昨日見た映画について。
『FLYING BODIES』
青森大学男子新体操部のドキュメンタリ。
正直なところあまり期待はしていなかったのだが、とても面白かったし、ためになった。東京公演をするにあたりスパイダーマンの振付師(アメリカ人)が大学にやってきて指導をする。
コミカルな動きをさせたり、ダンスさせたりして、学生たちをたくさん笑わせる。
そうしていくうちに、のびのびとしたパフォーマンスができるようになってくるのだ。
厳しいだけでは能力は伸びないし、表現力も創造性も開花しない。
特に体操に限ったことではない。
「生きる」にあたり大きなヒントを得たような気がした。
体操はもちろん、スポーツ、教育、音楽、舞台演出、音楽、振付…などなどに興味のある/携わる人たちには特におすすめの映画。
後半はパフォーマンスが続くんだけど、これがまた鳥肌ものである。
人間の身体がここまでの美をつくりだすとは。
身体能力の限界って、無いのだろうか。
それにしても部員たちの笑顔の、美しいこと。
短髪の青年たちは、もう、「さわやか」という言葉そのものを体現している。
やっぱり若い男の子はこれくらい運動してほしいものだ。
自分が10代のころは、運動するかしないかは別に大したことじゃないと思っていたしそれほどの違いをもたらすとも考えていなかった。(だから運動部には入りたくなかった。)
けど、この人たちを見てると、うーん、やっぱり違う。血の流れ方が違う。同じ生物としての、神経のあり方というか、芯に通っているものが違う。
声の出し方から、表情筋の使い方まで、まったく身体を動かさない人と比べると、彼らのほうが断然魅力的なのである。
こういうことに気づくのってだいぶ時間が経ってからなんだなあ。
だから、小さい頃にやる部活動という場では、怒鳴り声と厳しさだけをもって「やらせる」のではだめなのだ。
そんなのじゃ、やめたくなっちゃう子もいるに決まってるから。
もっと自分で考えさせて、もっと楽しませる場だったとしたら、私だって楽しくスポーツをやれたかもしれない。
Sunday, 2 February 2014
アマンダ・ノックスのこと
おやおや、2月になってしまった。だからと言って1月がそんなに早く過ぎた感じもしない。あけましておめでとうなんて言っていたのがだいぶ昔のことのように思える。
2月とは思えないあたたかな日が続いている。またどうせ寒くなるのだろうけど、今のところ助かっている。今年はまだ雪も降っていない。
先日からアマンダ・ノックス逆転有罪の件が気になって仕方ない。パソコンを開くとそのことばかり読んでいる。
日本ではあまり有名になっていないので、日本語の記事はロイターとAFP通信くらいしか見当たらない。
これはイタリア、イギリス、アメリカを巻き込む大きな事件なので、世界的にはかなり大きく注目を浴びている事件である。
Daily MailもLa Repubblicaもトップニュースで報じていた。
イタリアのTVショーも、アパートの部屋の模型を出して解説をしたり、ラファエッレ被告の弁護士にインタビューしたりしている。
詳細は省略するが、2007年に起こった事件。
だいぶ歳月が経つのだが、有罪になったり無罪になったりで結局真相が分からない。
アマンダ・ノックスが否定すればするほどあやしく思えてきたりもする。
別に私は探偵ではないのだが、調べ甲斐があるというか、まるでフィクションのようで、気になってしまう。
事件の背景をきくと、想像ができる。
2007年、夏のペルージャ。
ペルージャには行ったことがない。
だけどその数年前の夏にフィレンツェに1ヶ月滞在したし、そのさらに1年前には友人の住むシエナに滞在した。
そこで色々な国から来た人たちと会った。
アパートを何人もの人たちとシェアした。
夜な夜なパーティに明け暮れる欧米人留学生はいた。
現地の人、つまりイタリア人はそんなにひどく酔っ払ったりしないのだが留学生となると別だ。
若さと自由を謳歌していた。
そもそも、夏のイタリアには人をそうさせる魔力みたいなものがある。
開放的になる。
“英語をしゃべる人たち”が特にそうだった。
というか、イタリアという地でだらしない英語が聞こえてくることが、どうしても私には「興ざめ」だった。
アメリカ、オーストラリアあたりの留学生が集団でワインを飲みながら英語をしゃべりながらぐでんぐでんになって道路にねっころがったりしているのを見て、品位が無いなあと思った。
水着みたいな服を着て、ぺたんこのサンダルをはいて。
酔っ払うためにここに来る、というのも理由の一つなのかもしれない。
でもワインってそういう飲み方しないよなあ。
同時に、毎晩夜中2時まで踊って暮らせるそのテンションは一体どこから来るのだろうなあと思った。家で落ち着きたいと思わないのだろうか。翌日結構ケロッとしている顔を見たりすると、「西洋人の体力」を思い知らされたような気になった。
まあアマンダ・ノックスもその人たちの一部だったのだろう。
有罪無罪は私には分からない。
だけど、殺した人が絶対どこかにいるのだからねえ。うーん。
2月とは思えないあたたかな日が続いている。またどうせ寒くなるのだろうけど、今のところ助かっている。今年はまだ雪も降っていない。
先日からアマンダ・ノックス逆転有罪の件が気になって仕方ない。パソコンを開くとそのことばかり読んでいる。
日本ではあまり有名になっていないので、日本語の記事はロイターとAFP通信くらいしか見当たらない。
これはイタリア、イギリス、アメリカを巻き込む大きな事件なので、世界的にはかなり大きく注目を浴びている事件である。
Daily MailもLa Repubblicaもトップニュースで報じていた。
イタリアのTVショーも、アパートの部屋の模型を出して解説をしたり、ラファエッレ被告の弁護士にインタビューしたりしている。
詳細は省略するが、2007年に起こった事件。
だいぶ歳月が経つのだが、有罪になったり無罪になったりで結局真相が分からない。
アマンダ・ノックスが否定すればするほどあやしく思えてきたりもする。
別に私は探偵ではないのだが、調べ甲斐があるというか、まるでフィクションのようで、気になってしまう。
事件の背景をきくと、想像ができる。
2007年、夏のペルージャ。
ペルージャには行ったことがない。
だけどその数年前の夏にフィレンツェに1ヶ月滞在したし、そのさらに1年前には友人の住むシエナに滞在した。
そこで色々な国から来た人たちと会った。
アパートを何人もの人たちとシェアした。
夜な夜なパーティに明け暮れる欧米人留学生はいた。
現地の人、つまりイタリア人はそんなにひどく酔っ払ったりしないのだが留学生となると別だ。
若さと自由を謳歌していた。
そもそも、夏のイタリアには人をそうさせる魔力みたいなものがある。
開放的になる。
“英語をしゃべる人たち”が特にそうだった。
というか、イタリアという地でだらしない英語が聞こえてくることが、どうしても私には「興ざめ」だった。
アメリカ、オーストラリアあたりの留学生が集団でワインを飲みながら英語をしゃべりながらぐでんぐでんになって道路にねっころがったりしているのを見て、品位が無いなあと思った。
水着みたいな服を着て、ぺたんこのサンダルをはいて。
酔っ払うためにここに来る、というのも理由の一つなのかもしれない。
でもワインってそういう飲み方しないよなあ。
同時に、毎晩夜中2時まで踊って暮らせるそのテンションは一体どこから来るのだろうなあと思った。家で落ち着きたいと思わないのだろうか。翌日結構ケロッとしている顔を見たりすると、「西洋人の体力」を思い知らされたような気になった。
まあアマンダ・ノックスもその人たちの一部だったのだろう。
有罪無罪は私には分からない。
だけど、殺した人が絶対どこかにいるのだからねえ。うーん。
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お父さんの回復、12月の疲れ
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