Thursday 4 December 2008

バウムクーヘンについて

天気がよかったので気分も良かった。朝は何も食べないつもりでいたのだが、ふと昨日バウムクーヘンを買っていたことを思い出して、食べた。

バウムクーヘン。

粉でできた、お菓子である。ケーキとまでは呼べない気がするけど、ほかのお菓子よりほど軽い感じはしない。「チョコレートがなきゃ生きていけない」と言う人には時々出くわすが、バウムクーヘンが好物だという人にであった経験はあまり無い。嫌いじゃないけど、大好きというわけでもない、そんな感想がたいていの(日本)人から返ってくるだろうと容易に想像がつく。

最近食べる頻度が増えたことは確かだが、別に大好物だというわけではない。ふと食べてみたら今まで思っていたよりも美味しかったことに気付いた、それだけのことだ。

しかしながら、この焼き菓子に、これほどの考えをめぐらせたことは、生まれてこのかた、無かったのではないか。これほど、と言っても、大した考えではない。「そういえばバウムクーヘンって一体何なんだ」。この程度の考えである。

つまり、今までほとんど考えたことすらなかったのだ。バウムクーヘンについて。その起源、歴史、売っている値段の相場、美味しさ、種類、カロリー、などなど。

こういうときはやはりウィキに限る、と思い、検索してみたところ、「日本での人気は本場ドイツを上回るといわれる」とあった。こういうのって、面白くて好きだ。

とにかくこちらをご参照下さい。ヨーロッパ全体に広まっているのかと思ったのだが、ウィキの記事を見ると、ドイツ語、英語、ポーランド語、ロシア語、中国語、スウェーデン語 あとは、Lietuvių が何語か分からなかったけど、それだけしかサイトが無かった。イタリア、イギリスにも、存在したのかもしれないけど、私は見たことが無いと思う。

ちなみにスウェーデン語でバウムクーヘンのことはSpettekakaと呼ぶらしい。
スウェーデン。やはり、未知の世界である。

さて、バウムクーヘンのどのヘンが好きなのか。私はあの形が好きだ。およそ食べ物とは思えないほどである。何かの道具か、部品、あるいは現代アートみたいだ。ドーナツよりも整っている。

あのほどよい硬さも好きだ。ショートケーキほど脆くなく、飴玉ほどつまらなくは無い。
ちょうど、こう、愛でたくなる、あるいは壊したくなるくらいの硬さである。じつに、にくいやつだ。

とまあこれだけ語ったところで明日からの生活は何も変わらない。
いつものように朝がやってきて、コーヒーか紅茶を飲んだら、僕は玄関を飛び出すのである。

今度、ぜひ、村上春樹にバウムクーヘンを語ってほしいと思う。

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