Tuesday 3 November 2015

風呂塩でイタリア語音読

友達からバスソルトというものをプレゼントにもらった。「おいせさん お浄め風呂塩」と書いてある。風呂塩。バスソルト。
入浴剤的なものを特に好んで使うことは無かった。ただ、嫌っているわけでもない。もらったのでありがたく使ってみることにした。

大量の湯水の中にこの、数十グラムの塩を入れるだけで一体どのような効果があるというのだ、というのが私の、これまでのバスソルト、いや、風呂塩に対する態度であった。

せっかく入れるんだしと思って、お風呂に長居してみることにした。しばらく前に買った村上春樹のL'arte di Correreをお風呂で読むことにした。「走ることについて語るときに僕の語ること」のイタリア語版。これを2ページぐらいだけど、ひたすら音読する。しばらくすると汗が滴り落ちてくる。

浄められているかどうかは定かではないが、どうやら本当に身体の温まり方は違うようだ。というのは、バスソルトを使ってお風呂に入った日は、寝ているときにも汗をかいている。むしろ以前より寒くなっているというのに。もらった3袋は昨日で使い切ってしまった。

ところで、お風呂で声を出すのは良い。英語でも日本語でも、お風呂で本を読むと思わず声を出して読みたくなってくる。口の筋肉は疲れているというのにたったの2ページしか進んでいないということに少しがっかりするけど。

イタリア語について。
イタリア語の会話については、専門的なことでない限り大きな問題無くできる。しかし、読み書きとなるとまったく別で、インプットもアウトプットも全然足りていない。読む量を増やさなければと思うものの、日本語、英語の場合と同じで、これに対してあまり辛抱が無い。知っている話で、しかも村上さんのだったらなんとかなるかもしれないと思って買ったのがL'arte di Correreである。全部読むことはないけど、気が向いたときに手に取って開く。毎日少しずつやって、慣れて行けばいいと思う。

そのためには新しいバスソルト、否、風呂塩を探さねば!新しい楽しみができた。

万年筆、外出

なくなったと思っていた万年筆が職場の引き出しから出てきた。一本千円のものなので、なくなってもあきらめはつくのだが少し気になっていたのは事実だった。中のインクは空っぽだが一体何色を入れていたのかさえ判然としない状況だった。家に連れて帰って洗うことにした。  翌朝の万年筆カートリッジ...