知人に誘われての1泊2日。それはそれは楽しかった。
近いようで遠い、遠いようで近いエリア。
滅多に行くことは無い。誘ってもらって良かった。
都心から1時間も離れれば人ごみに出くわすこともないだろうと思って水族館に入った。
が、そんな考えは甘かった。
江ノ島くらいじゃ、甘い。
見渡す限りの人、人、人…。
そこらじゅうで子どもが泣きわめく。
しかも水族館というものはそもそも暗いので、列や人ごみとなると余計に圧迫感がある。
江ノ島の水族館に行くのはこれが初めてではない。
大水槽のイワシの大群を見たかったのだが、見るのに少しの隙間もなかったのであきらめた。
イルカのショーも、アシカのショーも、何も見えない。
人しか見えない。
こんな中で子どもを連れて移動をする人たちは本当に大変だろうと思った。
それでもやっぱり、小さい頃に親がどこかに連れて行ってくれた思い出というものはよく覚えていて、家族がみんなそこにいるというだけで、それはそれは嬉しかった記憶がある。
水族館で駆けたり、こけたり、泣いたりしていた子どもたちがあと2,30年後に同じように自分の子どもたちを水族館に連れて行ってあげるのだろう。