Sunday 31 August 2008

日にちを忘れられたら

もう明日を恐れてもどうしようもないので恐れるのはやめにしなければいけない。そもそも、9月1日だと思うから良くないのである。とてつもなく重要な区切りのように感じているからこそ、恐れるし、かつ、覚悟しなきゃと思ってしまう。いっそのこと、日にちも曜日も忘れてしまえたらいいのに。そうすれば、週末まであと何日、なんて思わなくて済むだろうに。

仕事へのストレスの反動か、友達とよく会っている。昨日会った友人は、とにかく誠実で美しく、久しぶりに会ってもそれは変わっていなかった。「家、ていうか育った環境が与える影響って大きいです」と言う彼女は、雨の影響で終電を逃し、結局うちに泊まることになった。

この家に越してからというもの、人を泊めることがとても多くなった。大学時代は滅多になかったことだ。家の位置や広さといった条件が良いからだろう。さらに言えば、昔に比べると自分自身がよりオープンな人間になった。それも理由の一つだ。上京して数年、具体的に言うと留学する前までは、他人が自分の生活圏に入り込んでくることを生理的に受け付けなかった。というのも、自分自身の生活を完璧なまでに管理していたため、それをどうしても乱されたくなかったのだ。寝る時間、起きる時間、食べるもの、これらが影響を受けることを決して許さなかった。だからこそリズムのある規則正しい生活を送っていた。しかしながら今振り返ってみると、ちょっときつくなかったのだろうか、と思う。いわゆる「スキの無い」人間だった。

先週、友達が「留学して帰ってきてから、変わった」と私のことを言っていたが、それは事実だ。私はそのことをとても良かったと思っている。18,19歳だったころ、視野を広げるのどうのこうの言いながらも、実はせまい人間だったのだ。

だったら今どれくらい視野が広がったかと聞かれたらやっぱり「まだまだ」である。うずうず、する。無知すぎて。ということでさっき、アマゾンで池上彰の本を二冊注文しました。読書にかけるお金は自分への投資であります。

9月は、無駄に消費をしない月にしようと思う。ボーナスが出ていい気になっていたけど、お金をつかうこと自体を楽しみとするようになりつつあった気がする。原点に戻らねば。最近ちょっと分かってきた。つまり、お金との向き合い方が。必要だと思うものにはケチケチしないが、本当に必要なものって実はほんの少しなのだ。これまで消費した「無駄」を省けばもっと生活がすっきりするんじゃないかと思った。お金を貯めるのはもちろんだいじなことだが、感覚を取り戻し、生活をシンプルにすることを心がける。質素じゃなくて、シンプルに。

もうひとつ、9月は腹筋をサボらないようにする。それこそ、18,19のころ、つまり生活をきっちり管理していた時こそ、腹筋、背筋、腕立てその他、一連のエクササイズを完璧に毎日こなしていた。なのに現在ときたら、簡単にサボるようになった。罪の意識もなく!学生時代と違って日々の疲労というものがあるので仕方ないとは思う。しかし、疲れている時であってもせめて腹筋だけは頑張ろうと思う。

と、電車内の中吊り広告に写ったお姉さんの美しいお腹を見て思ったのだった。

あ、日にちを忘れられたら…とか言いながらも結局9月の目標を立てている。やめられないのね結局。

ありがとうとカルボナーラ

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