Sunday 30 November 2008

吉祥寺日和、Gokigen Music








どうしたわけか、昨日の午後の時点で既に、今日仕事に行くことを諦めていた。風邪をひきかけているのが分かった。喉が強烈に痛かった。数日もすれば治るくらいの痛みだった。熱があるとは思えなかった。そしてこれくらいの症状は毎年何度か訪れる。そのことも知っていた。


けれど今日は責任感よりも何よりも、自分の身体に従いたかった。身体が、到底、動くとは思えなかった。風邪よりむしろ疲れである。明らかだった。結局仕事を休んだ。


そして、8時ごろ、空を見たら、急に吉祥寺に行きたくなった。午前中、かなりのハイテンションで部屋の掃除をして、その後本当に吉祥寺に行った。中道通りの小さな店で、いかにも栄養がありそうな、煮込みハンバーグを食べた。これは本当に美味しかった。喉の痛みもだいぶひいた。


天気が良いと、人の気分は本当に変わるものだが、私が午前中ハイテンションで掃除をすることができたのはそれ以外にも理由があると思う。


まずは、仕事を休んだことによる解放感。

何か大きなことを成し遂げたような気分になった。しばらくの間、罪悪感を感じ続けていたが、だんだん気分が良くなってきた。実際問題、身体が、物理的に、ついていっていない。責任感というよりもむしろ強迫観念みたいなものにここ数ヶ月間は付きまとわれていて、未だに仕事の夢を見る。


そしてもう一つは、m-flo の存在である。え、エムフローってあの?と思ったそこのアナタ。そうです、あのエムフローです。留学中によく聴いていた「Astromantic」を数日前に引っ張り出してきて聴いたら、いっきに、あの当時の空気がよみがえってきた。日本人の友達と「いつまで経ってもさ、m-floって新鮮なんだよね。10年経っても20年経っても、古くならないよね」と言い合っていた。


何の音楽を聴きますか、と聴かれたらだいたい「ジャズ」あるいは「最近はロック」とか答える。しかし、m-floについて言えば「えむふろー」と答えるしかない。ラップとかヒップホップとかいうジャンルに分類できるのかもしれないけど、自分のなかでは、どれにも分類され得ないと思っているのがm-flo である。


無条件に良い


のである。耐えがたいほど、イカす人たち、あるいは音楽だと思う。疲れて帰宅したときも、パスタを茹でながら聴くと、だいぶ気分が良くなってくる。今朝みたいな天気の良い日に、大音量でかけると、掃除が楽しくなってくる。


嗚呼、なんたる、ゴキゲン・ミュージックなんだ…!



photo 1  煮込みハンバーグ

photo 2 ときどき、ゴダールの真似をしたくなる。単語のなかに単語を見つけて遊ぶ。tOKyo とかsoUPとか。

ありがとうとカルボナーラ

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