Wednesday 26 November 2008

MSN、トマトの値段


久しぶりにMSNをダウンロードしてみた。MSNからSkypeに切り替えて、1年以上になる。変わったことは特に無いのだが、とにかく、"音"が懐かしい。留学していたころ(つまり2004~2005年ごろ)特によく使っていた。あの、誰かが話しかけてくるときの音が、私を3年前へ、いっきに引き戻した。



よく言われることだが、音声や嗅覚が持つ、記憶との結びつきはとても強い。毎度ながら感動する。




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と、ここまで書いて、昨日はギブアーップ、していた。何かしら書くことはあるはずだし、書きたくないわけではないのだが、なかなか時間がとれなかった。ここ一週間はとにかくアップダウンが激しかった。それでも、良いか悪いかといえば結構良いほうです。

週末はたくさんの人たちと会って、普段とはだいぶかけ離れた生活を送っていた。殺人事件の犯人が捕まったことを知ったのが、逮捕から2日後だったことを考えれば、どれだけ部屋のテレビから離れていたか想像がつくだろう。

相変わらずパスタばかり食べているが、これがやはり身体に良い気がする。体重も変わらないし、身体の調子は良い。ほかの何かを食べたところで、パスタを食べないと食事をした気にならないので、パスタ以外のものを作るよりもむしろ、先にパスタを茹で始めたほうが、かしこい。食べ過ぎることの無いように。
半日勤務だったので昼に帰宅した。普通は寄り道をするのだが今日は天気も悪かったし、久しぶりに早く帰ってみようと思った。ずっと前から貯めていた貯金箱を持って、郵便局に行った。そのほか、必要と思われる食材を買い込んだ。ソーセージ、パン、牛乳、トマト…
トマト。
そう、トマト。
sono diventati piu costosi i pomodori. 高いのである。前から、安い野菜ではなかったしそのことは心得ていた。それを分かった上で、まあ、欠かせないからと思って買っていたのだが、今日は価格が最高値に達した。
具体的に言うと:
中くらいの大きさが4個入って300円である。以前は、小さめでも7~8個入って200~250円で済んだのに。
だからと言って買わないわけにはいかない。家に欠かすことのできない野菜・ナンバーワンである。スパゲティもブルスケッタも食べられなくなってしまう。
誰かも言っていたし、私も前から思っていたんだけど、野菜の値段ってどうして惜しんでしまうんでしょう。いや、野菜に限らないのかもしれない。いつも買っている牛乳が、20円でも値上がりしていると「えええ」と思ってしまう。
ほかの場所では20円なんて簡単に使うことができるというのに、なにゆえ、この20円を惜しんでしまうんだろう。
「キャベツ200円か!高いなあ!」と言うけれど、コンビニに行ってお昼を買うことを考えれば、どうだろう。あるいは、レストランに行って、パスタを選ぶとしよう。そこにあるメニューの、700円と900円の差ってあまり考えずに選んでいるのではないのだろうか。
なのにどうして、キャベツの200円を惜しんでしまうのだろう。
まだ実家にいたころの話だ。
家族で買い物に行った時、本当にキャベツが300円だった時があった。結果から言うと、それを買った。買ったのは父だった。我が家ではどうしてもキャベツを必要としていた、というわけでもなかったのだが、買うことになった。母か、誰か忘れたけど、誰かが買おうとして、迷って、いったんやめたのだが、結局買った。どういう経緯だったか、詳しくは覚えていないが、あとで父が「考えてみれば、300円なんてあっという間に使ってしまう。飲み会なんて考えてみれば、ねえ。」と言っていた。
当時の私にとっては300円という額は、結構高価だった。そして父の言うことの意味がいまいちつかめなかった。しかし今となっては、よく分かる。300円なんてあっという間に使ってしまう。それを惜しんでキャベツを逃すのであれば、その300円っていうのはあまり惜しくないのである、実は。300円で一週間分のビタミンを買うと思えば、実のところ300円は、特に惜しくないはずなのである。
まあここまで深くは考えていないが、今日トマトを買う時に少しそういうことを考えた。いや、むしろ思い出したというほうが、正しいかもしれない。
刻みながら、「ああ、そうか、これが、300円÷4個で…えーと、150円÷2だから…70円とか、そのくらいなのか。そんなにするのか、これ。」と思った。
まあ、しかし、トマトのおかげで健康が保てているのである。そう考えると、トマトの300円を惜しんだ結果、風邪をひいて病院に行かなきゃいけなくなったら、元も子もない。本末転倒よ、というお話。
Grazie a pomodori, sto bene.
ところで、写真も一緒にアップロードすることにした。いろいろと理由はあるのだが、純粋に、やはり、自分の撮った写真を見てもらいたいからだ。
今後とも宜しくお願いします。

ありがとうとカルボナーラ

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