4月のはじめに糸井重里さんのツイートのなかにこんなのを見た。
「春になったし、とにかく軽くなりたい。風に飛ばされるくらい軽くていい。」
さすがですね。
桜の花びらが舞う時期で、新生活の始まる時期。この短い一言にすべてが凝縮されている。
4月の間はずっとこの一言が頭のどこかにあった気がする。
留学中、ヨーロッパを旅しているときに知った"Travel Light"という表現は、それ以来私のベースにある。
この言葉は旅だけではなく、生き方そのものに関係する。
少しの、しかも自分の気に入ったものだけを所持する。
それには過去への執着や未来への不安を捨てる勇気がいる。
人間関係も同じだと思っている。
「広く浅く」の時期もあっていい。
しばらくその時期を経たら、大事にしたいもの、本当に気に入るものがだんだんと見えてくる。
誰かとの縁が切れることにショックを受けていた時期もあったが、人の縁なんてそんなものだと思うようになってからは楽になった。
全員に気に入られる必要は無い。
全員に気に入られる必要は無い。
ところで、どうしても「持っていても使わないもの」のなかに「ポーチ類」が含まれる。
私はメイク道具を持ち運んだりしないので化粧ポーチが必要ない。
職場で「お直し」なんかしない。
そもそもそれほど暇ではない。
というか、化粧自体にそれほどの道具を使わない。
マスカラと色つきリップと、BBクリームぐらいで十分だ。
旅行するときもそれくらいしかもって行かない。
ファンデーションなんて週に1回使えばいいほうである。
あと、ふでばこ、ペンケースも必要ない。
必要であればボールペン1本持ち歩く。
職場でもボールペン1本あればなんとかなるのでケースに入れておく必要は無い。
ペンケースというものを所持したのは高校生のときが最後だったと思う。
大学に入ってからは、シャーペンすら使わなくなったので、かばんにボールペンと蛍光ペンか何か入れておくだけだった。
財布も既に持っているから小銭入れも必要ない。
だから、たとえばこういう↑いいブランドのポーチなんかを手に入れたとしても、何を入れるかたぶん戸惑うだろうし、しばらくしたら捨てる気がする。
実際、ポーチ類というのはプレゼントなどでもらう機会も多い。
これっていつか使うかも、と思うのだが結局そのときは訪れない。
さっき、ファッション関係のウェブサイトで「5万円以下のポーチ特集」を見て呆れたのでちょっと書いてみた。