Thursday, 7 July 2016

吉祥寺、冷やし中華

久しぶりに吉祥寺に行った。これといった用があるわけではないがなんとなく通りがかりで降りてみようと思った。

学生時代(かれこれ10年前になる)に比べるとだいぶ街も変わったし、私も年を取ったので、魅力的に思えるものがだいぶ変化してきたのを感じる。つまり、昔ほどこの街を楽しいとは思わなくなっている。

学生時代は今よりももっと小さく個性的な店が多かったし、駅のお店は「ロンロン」であり、アトレではなかった。ヨドバシもユニクロも無かった。そして、お金のなかった私のような学生にとってはうろうろしたり人に会ったりするのにはちょうど良かった。大きすぎず、混雑しすぎず、ちょこちょことお金を使って楽しめる街だった。

今となっては、学生時代ほど吉祥寺の近くには住んでいないし、比較的、値段より質を重視するようになってきたのもあり、吉祥寺に行って買い物をしよう、と思うこともなくなった。そもそもモノ自体にそれほど興味がなくなってきた感じもする。

で、昨日、降り立ってはみたものの特にこれといって欲しいものもなく、しばらくユザワヤをうろうろした。帰ろうかなと思ったそのとき、ふと公園口の「吉祥菜館」のことを思い出した。

冷やし中華…!!!


吉祥菜館というのは中華料理店である。学生時代「ここ美味しいらしい」と知っていながらも結局一度も行けなかった。特別に値段が高かったわけでもないが、それでも当時の私には手が出なかったのだ。それに、1人で店に入るということに対してはどうしても抵抗を感じる頃でもあった。

それが、確か去年か一昨年の夏だったと思うが、一度だけ入ってみてひとりで冷やし中華を遅めの昼ご飯として食べたことがある。これがめちゃくちゃ美味しかった。見本や写真と全然違う、という場合が店によってはあるが、この店の冷やし中華は写真通りだった。

昨日は4時半ごろだったが、昼の休憩が終わったばかりでまだ電気もついていない時間だったが、少し恐縮しながら入った。おじさんが「きょうあついネー」と言いながらお茶に氷を入れにきてくれた。

冷やし中華 850円。

無料だし、と思って大盛りを頼んだ。たぶん去年もそうした気がする。たれは醤油と胡麻の2種類だが、さっぱりしているほうをと思って醤油を頼んだ。これまた去年もそうした気がする。そして去年と同じ窓際の席に座った。

やっぱり写真どおりの冷やし中華が出てきた。冷え具合もちょうどいい。茹でた鶏、きゅうり、キムチ、卵、トマト、中華くらげ?がのっている。麺のコシも完璧。たまごの茹で具合も完璧。

普段から好んで中華を食べるわけではないのだが、冷たい麺ときたらirresistibleである。抵抗できない。実は昨日はそれほど暑くなく、あまり汗すらかかないような天気だったのだが、それでもやっぱり冷たい麺は美味しかった。

大変満足して店を後にしましたとさ。

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