休みの日でも6時〜7時に目が覚めていたのだが、最近ついに崩れてきた。夜寝るのも遅くなる(と言っても日付の変わる前には寝るようにしている)上に暑くてしっかりと眠れないことも多い。それで起きるのも自然と遅くなってきてしまった。それでも8時には起きる。最初は目覚ましが必要かと思っていたのだが必要ないことが分かった。自然とちょうど8時に目覚める。
どうしてか?
家の目の前が小学生の通学路になっていて、ちょうど8時前後に子どもたちが集団でそこを通るのだ。この、子どもの声で目が覚める。学校のこと、家のこと、色々なことを友達と延々と話しながら歩いている。これがなかなか面白いことを言っていることが多い。
この、子どもの声というのがなんとも心地よい。アラームをセットするよりずいぶん良い。ついでに小鳥のさえずりも聞こえる。
人によっては子どもの声をうるさいと感じることもあるようだ。保育園の設置がそれで中止になったというニュースも聞いたことがある。保育園児と小学生ではちょっと違うかもしれない。それでも、不快感はまったくない。
通学路ということは帰りも同じで、3時〜4時ごろにも小学生の声が聞こえる。その日の授業のことや、このあと帰ってからどこで遊ぶかについて話している。音楽の授業で習った歌を歌っていることも多い。先日は男の子が2人で二部合唱していた。あれは「ふるさと」だったのかな、たしか。微笑ましいではないか。
子どもがのびのびできる環境を保つのは地域にとって最優先課題である。あたたかく見守ってあげたい、と、ベランダで洗濯物を干しながら思う。彼らもまさか、自分の声が誰かにとってアラームがわりになっているなんて予想もしてないだろう。