Tuesday, 5 July 2016

近所の和菓子屋

しばらく前に引っ越した。
変化の中の1つが、徒歩圏内に和菓子屋があるということである。
とても小さい、いかにも手作りといった感じで、値段も手頃な昔ながらの和菓子屋である。

草団子一本95円。7月上旬だけ70円。

学生時代に住んでいた街にもだんごやさんがあって、たしか「だんごのみよし」という名前だったが、これはみたらし一本30円だった。ものすごく朝早くから営業していて、「おめざ」として買いにいくのはこの上ない幸せだったのを覚えている。

まあ、この団子屋、いや、和菓子屋はそれほど安くはないのだが、それでも十分である。ちょっと甘いものがほしいときは駅からの帰り道に一本だけ買ったりする。団子というより餅という感じなのでその日のうちに食べないと硬くなってしまう。

自分が作りました、みたいな、白い作業服?を着たおじさんが営業している。店に入ると、奥でおじさんがテレビを見ているのが分かる。人の気配に気づいて「はい、はい」と言いながら出てくる。やたら売ろうとしている感じも見えず、それも気持ちがいいのだ。

たぶんずっと変わらない雰囲気、ずっと変わらないあんこの味。

どうしてだろう、洋菓子屋よりも和菓子屋にこういう素朴さを感じてしまうのは?

Slaughterhouse-Five 読み終わった

 今朝、カート・ヴォネガットの"Slaughterhouse-Five"を読んでしまった。買ったのは2年前で、当時、読もうと試みても全然頭に入ってこなかったので放置していたものだった。しかし今回はスッと入っていけた。初めて読む作家はその書き方に慣れるまでの時間...