Monday 25 September 2017

「ば!」って言った

こどもの朝食は定番化している。基本的にヨーグルト、オートミール、パン、バナナである。準備しやすく、手間のかからないもの。なかでも一番のお気に入りはバナナ。

読む絵本にもバナナはよく登場する。一冊に限らない。絵にしやすく、呼びやすいもっとも身近な食べ物のなかの一つ。

毎朝、バナナをむいて切ってあげる前に、しっかり見せて「ば、な、な」と言ってみせている。必ず言ってから食べさせるようになったのがここ一ヶ月くらい。私とバナナをじーっと、本当にじーーーっと見つめていた。それからしばらくして私を真似して「ば!」と言うようになっていた。「なな」はまだ出てこないけどその「ば」がバナナの「ば」であることはよく分った。ちゃんとバナナ実物を見てから言うから。ここまでは特に驚かない。

今朝、ヨーグルトもオートミールもパンもあげて、さて今度はバナナかなと思って立ち上がってバナナを取りに行くとうしろから「ば!」と聞こえた。まさかと思って振り返るとバナナを取ろうとしている私を見ながらこどもが「ば!」と言っている。こんどはバナナが来ると分かっているのだろう。バナナちょうだいと主張しているのだ。

完全な言葉にはなっていないけどおそらく初めて発した意味のある言葉だった。少なくとも私にはそう感じられた。あの黄色い果物がバナナという名前なのだ、ということをこの人は分かっているのだ、ということが分かった。よくある話なのかもしれないけど私はこれにものすごく感動した。新しい段階に入った感じがした。大きな一歩を踏み出した気がした。だからきょうはなんとかしてこれを書き留めておこうと思ったのです。

Sunday 24 September 2017

復帰後の雑感

あっという間に九月も終わりに近づいている。保育園の集金袋を受け取って思った。仕事はゆるゆると再開できるから、それほど時間ややるべきことに追われてドタバタすることは無いだろうと思っていた。しかし思ったよりも時間が無い。物理的に、自分が自由に使える時間は少ない。

その証拠に、例えば、テーブルの横に「とりあえず入れとく書類立て」(今のところは使わないけど一月以内には必要になる用紙とかそういうのを積み重ねずに立てておく)みたいなのを置いているのだが、それを整理する頻度が減った。昨日久しぶりに整理したら案の定不要な紙がたくさんあった。

それに、平日の空き時間が無いので銀行や郵便局や役所に行く時間がない。いまのところ、保健センターと税務署に行きたいのだが「やるべきことリスト」に書かれたままでそこから進行しない。

仕方ないのだ。仕事をするというのはそういうことなのである。

確かにそれほど「追われている」という感じはしない。早く帰宅できているし、睡眠もとれている。こどもも夜中に途中で起きることはほとんどない。周囲の協力も得られている。そして育休中にのんびりできていたかというとそうでもないしむしろそのときよりは精神的な負担が少ない。それでも物理的にもう少し時間が欲しいと思うのである。

健康を害さずにやっていくため、優先順位の第一位としているのがやはり睡眠である。こどもが8時前に寝るのだが、その1,2時間後つまり9時か10時ごろには私も寝る。朝がどれだけ早くなるか分らないから寝られるときに寝ておいたほうがいい。それでも100パーセントすっきり寝られてはいないけど。

Monday 18 September 2017

三連休

三連休は何も予定を入れずに子どもと(文字通り)べったり過ごしている。金曜、仕事中にやはり少し頭が重かったので、これは休まねば、と思った。こどもがいると完全に休むこともできないが、それでも、どこかに行く用事が無いだけ気持ちが楽だ。(以前だったらこれを退屈と言っていたのに。)

子どもにとっては久しぶりに、発熱も手足口病も無く元気に過ごす週末である。きのうは朝からずっと雨がふって家にいるしかなかった。私も退屈だがこどももきっと退屈だと思った。昼寝してから3時半ごろ思い切って外に出た。といっても雨の日にベビーカーででかけるとたいてい翌日に風邪をひいて熱を出すことが多い気がするので抱っこ紐で出かけた。重いけど仕方ない。一時間、区の施設で遊ばせた。家が広いならまだしも、マンションの小さな部屋に1日中いると誰しも気が狂いそうになる。

夜は7時前から本を読んであげた。読んでしまってから数えてみたら18冊も読んでいた。短いのもあるけど、長いのもある。すごい数だ。それでも全部よく聞いていた。感心してしまう。

先日の目まいは何だったのだろう、と知人と会った時にちらっと話してみたら「めにえるびょうって知っていますか」と言われた。聞いたことはある。メニエル病。三半規管に関係ある病気らしい。いまのところ心配は無いと思うがちょっと調べてみよう。

Tuesday 12 September 2017

仕事復帰、めまい

職場に復帰して3週間。こどもと付きっ切りだった日々がもはや遠く感じる。完全に新生活が始まった。戻れる場所があるのは本当にありがたい。仕事内容は9月から本格的に再開したが大変過ぎる内容ではない。育休明けということでだいぶ色々な仕事を軽減してもらっているためだ。

しかし今週は本当に長かった。月曜日に発熱で保育園から呼び出されたのが始まりで、それから1週間、休みをとってばかり。発熱だけでなく湿疹や肌荒れなどで何度も小児科に行った。

そして昨日、月曜日。朝おきるとめまいがする。普段にない、ひどい目まいで、吐き気もする。たちくらみとは違う。天井が大きく回っている。目をつぶっても開けてもつらい。船酔いの症状を思い出させる。遠心力で何かが回っていてその先っぽにいるような感じ。昨夜変なものを食べただろうか、と思ったが、そのせいではなかったようだ。というのも、その後吐いたのだがまったく食べ物は出てこなかった。下痢でもないし、そもそも変なものを食べたのなら吐き気はその夜にくるはずだから。疲れているせいだ、と自分のなかでの結論を出した。吐いたら少しすっきりしたので仕事に行ったが午前中で終えて帰宅することにした。

同僚が「やっぱきついんだよ、自分が思う以上に気を張ってるんだよ、無理しなくていいよ」と言ってくれた。朝から何も食べてないことを知ってあたたかいミニたい焼きをくれた。食べて大丈夫だろうかと思ったけど、食べたら少し元気になった。

同僚の言うとおりである。すべてがうまく行っているように見えるが自分が思っている以上に負担はきている。何しろ一年間仕事をしていなかったのだ。いくら慣れた職場だからとは言え、知らず知らずのうちに緊張している。しかも今週は土日も勤務だったので月曜まで入れると8連勤。つらいわけだ。

今朝、「吐きそう」と言いながら立ち上がれなかったときに、「これ、一人だったらどうすんべ」と思った。こどもは元気なのである。ごはんを食べさせたりおむつを替えたり、いつもどおりにやってあげないといけないのだ。

私が倒れても誰も同情しない。というか、そういう問題ではなくて、実際問題困ることがたくさん出てくる。甘えられる時は甘えて、人に頼るしか無い。

そしてきのう、こどもは2回目の手足口病と診断された。とはいえ、ごはんも食べられて熱もなく元気なので保育園には通える。

Saturday 2 September 2017

社員マスカット、こどもの熱

うちの近くに農園がある。採れたて野菜を毎朝九時から売ってくれる。といっても野菜はおまけみたいなもので、この農園のメインはぶどうである。東京都内の、住宅地のまんなかに、ぶどう農園があるとは。去年は知らなかったけど、この季節は毎週土曜日に採れたてのぶどうを量り売りしているらしい。決して安いものではないが、マスカットを買ってみた。担当の女性が、農園のなかに連れて行ってくれて、一緒に選んでくれた。1房670円だったのでまあスーパーで売っているのとあまり変わらないのではないか。それにしても美味しかった。いわゆるマスカットの味はあまりしない気がした。社員、じゃなくて、シャイン・マスカットというそうです。いやはや、贅沢した。

こどもの体調不良が続いている。手足口病と言われたのは先週の金曜日。土日のうちに治って元気になったと思った(病院でも治ったと言われた)のだが、火曜あたりからおなかがゆるくなったり咳をしたりという症状が出た。今週のどこかの日で、覚えて無いけど暑い日があったので、エアコンを入れて寝たのだが、それもきっかけのひとつかもしれないと思っている。私ものどが痛くなったから。あとは、木曜日の登園中に少し雨に濡れたかもしれない。

体調不良が心配ではあったが8月31日、木曜日には予防接種を受けさせた。医師と話したところ、絶対にうけてはいけないというわけではないよ、と言われたし、9月に入ると仕事が本格的に始まって病院に連れて行く時間も無くなると思ったから。8月31日の時点で、熱はなかった。

木曜はこどもの誕生日だったので、おふろに入ったあとに外食をしにでかけたり、ケーキにろうそくを立てたりしたわけだが、体が熱を持っていることに気づいたのはちょうどその日の夜だった。ほてっているのがすぐにわかった。

翌日、つまりきのうは37度台だったし私の仕事も始まるので保育園に連れて行った。しかしやはり1日じゅう本調子ではなかったらしい。昨夜、38度に上がっていたのでお風呂には入れずに寝せた。

それからきょう。朝は36度台だったので治ったと思った。しかし午前中に外出したらまた38度にあがった。食欲はある。しかし結構きつそうだ。40度の時ほどでは無いにせよ。きょうもまたおふろには入れずに寝せた。

先週の土日に引き続き、こどもに付きっ切りで過ごすというのはなかなか大変なことではあるが、すべてのことに対してあきらめがつく。つまり、優先順位がめちゃくちゃ高いということ。誰に会おうかとかなにを食べようかとか、仕事が無いとなるとあれこれ脳内で計画を立てるものだが、こどもの看病となるとスパッとあきらめがつくし迷うこともない。こどもが生まれる前はこんなことなかった。自分の体調不良ならまだしも。

ありがとうとカルボナーラ

 新学期スタート。 子が帰ってくる時間に家に人がいる、というこの幸せ。保育園は4時とか5時まで預けていたのでこんなことはなかったけど小学校は本当に「帰ってくる」ので誰かいないといけない。自分が仕事していてその時間に家でFが子を迎えてくれているというこの安心感は、あらためて、ほかの...