Saturday 29 September 2012

私的な時間は何処に

忙しすぎる…
いや、正確に言うと、忙しいというよりは自分のための時間が無さ過ぎる。今週は土日も出勤だ。その代休も無いまま、来週の土曜まではぶっ続けで働く。
息も絶え絶え、という状態である。

帰りも遅く、家にいる時間が圧倒的に少ないので、洗濯をする時間さえない。
もしその時間があったらとりあえずお風呂に入って寝たい。
銀行でお金をおろす暇も無いし、洗顔フォームを買いに行く時間もないし、日記を書く時間も無い。

こんなの間違っているよ。

洗濯したり、掃除したり、という基本的な生活のパターンさえこなせないなんて。
私の人間生活はどこに。

ところで、9ヶ月間通った日本語教員養成講座が先週で修了した。
結果から言うと、ますます日本語教員になる気がうせた。
講座だからしょうがないだろうけど、教案を書くときにも「ここはこうする」という決め事が多すぎて、実際に授業したら絶対にそうは行かないでしょう、と思うところでさえも強引に従わなければいけなかった。この柔軟性の無さにイライラした。

ほかにもいろいろあるけどとりあえず寝る。
明日も早いので。

Wednesday 26 September 2012

布団で安眠

早い。もう9月26日だなんて。
22日を境に、いっきに涼しくなった。
過ごしやすくて良い。
一方で、寂しくもある。
少し懐かしくもある。
あれだけ汗だくになって「暑い暑い」と文句を言っていたというのに。

それでも、やっとスカーフが巻けるようになったし、自転車も気持ちよくなってきたし、今の季節は本当に良い。快適だ。

夏の間、ベッドのある部屋で寝ると強烈な朝陽がさして暑くて仕方なかったので、床に布団を敷いて別の場所に寝ていた。
涼しくなったのでこっちで寝ようかな、と思って先週のいつだったか、ベッドに寝てみたのだが、どうも寝つきが悪い。そして寝付いたあとも、眠りが浅い。
結局翌日からまた布団生活に戻った。
こっちのほうがぐっすり眠れるのだ。

ここ数年間、あまりぐっすり眠れた感じがしなかったのは、このベッドのせいだったのかもしれない。
少しも揺るがない、床に布団をしいて寝ると安定感がある。
故郷に帰ると、たいてい床で寝るのだが、そのときにもぐっすり眠れていた。

しかしながら小さいときから床に布団をしいて寝る習慣は無かった。
常にベッドに寝ていたのだが…。

いまさら一番よい方法を見つけたのかもしれない。

しかも、毎日布団を敷くとなると、その場所が自然と片付くようになる。
あまりものを散乱させなくなる。
散乱させたとしてもすぐに片付く。

いつまで続くか分からないが、とりあえず今日もまた床で寝ることにする。

Sunday 23 September 2012

むしろ男性誌を読めば

女は男にモテるべく、懸命に研究する。
書店に並べられた女性誌の数といったらすごい。
毎月毎月、よりどりみどり。
立ち読みする人が群がる。

しかしながら、だ。

男にモテたければ女性誌ではなく、むしろ男性向けの雑誌を読んでみてはどうだろう。
そっちのほうが、世の男が何を考えているのかより分かるのではないだろうか。

GQ JAPANを見ると、こんなタイトルが目を引く。

女性に対するマナーを磨く──夏木マリさんに聞くスマートな男のエスコートとは?

女性誌で「男性100人に聞いた!ハッとする女性の仕草とは?」という特集が組まれるのと原理は同じである。
双方が、双方の意見を知りたがっている。
時々、書店でも、女性誌を手にとる男性を見かける。
奥さんや彼女に買ってきてと頼まれただけかもしれないが、立ち読みだけする人なんかは、ただ読みたいだけなのだろう。

男も女も、お互いについて勘違いばかりしている。

私が思うに、周りがハッとするような女性というのは、オーラがあるけど「よく見ると普通」な人。
男性はむしろ全体の雰囲気に目を引かれる。
背筋の伸びや、歩き方。清潔感。全体のバランス。

一方、女性がこだわって作り上げる自身の姿は「よく見るとかわいい」人。
毛先やつま先や指先にばかりこだわっている人。
鏡で全身を見ると大したことなかったり、むしろゴテゴテしていることが多い。

ネイルサロンに通う前に、その辺を理解することが先だと思うのだが、なかなかハードルが高いようだ。
そもそも、この世はそんなふうにできているのかもしれない。
だからこそおもしろいのかもしれない。
伊勢谷友介はかっこいい

Saturday 22 September 2012

ヴァレンティノを着た悪魔

ハリウッド女優が美しいのは分かっているしわざわざそのことに言及するまでもないのだがこのドレスには圧倒されてしまったので載せないわけにはいかなくなった。
Daily Mailから以下引用:


She was attending a prestigious party in honour of legendary designer Valentino, but she ended up being the main attraction.
伝説的デザイナー・ヴァレンティーノを祝う、有名なパーティに参加したアン・ハサウェイ。結局のところもっとも注目を集めたのはほかならぬ彼女だった。

Anne Hathaway easily stole the show on Thursday night as she showed the world just how beautiful she really is in a glamorous gown, as she daringly stepped out without wearing a bra.
木曜の夜、アン・ハサウェイは大胆にもブラをつけず、見事なガウンに身をまとい、人々の前にその美しい姿で表れた。彼女はすぐに注目の的となった。



Show stopping: Anne's beaming smile was the perfect accessory to the daring dress as she turned heads on the red carpet


ショーが一時停止:レッドカーペットで注目を集めるアン。はじけるようなアンの笑顔は、他のどんなアクセサリーよりもこの大胆なドレスに似合う。


よくあるハリウッドセレブの、露出度の高いドレスではなく、この人だからこそ似合うドレスをちゃんと選んでいる。逆に言えば、誰もが着こなせるドレスではない。パジャマみたいになっちゃう人もいるだろう。
turn headsという表現が上の文にあるが、「皆がheadをturnするような」、つまり「誰もが振り向く」「注目を集める」といった意味がある。この、アンの後ろにいる男性の顔を見てみてほしい。turnどころか傾いちゃってる。
レ・ミゼラブルの役づくりのために髪を切り、急激に痩せたアン・ハサウェイで、一時はどうなることかという細さだったがあっという間に元に戻った。それにしても本当にショートヘアが似合いますね。目と口の大きさが余計に目立つ。




ちなみにこの記事のタイトル、何だと思いますか。
The devil wears Valentino: Anne Hathaway wows in glamorous sheer gown as she attends New York City Ballet Gala
「ヴァレンティノを着た悪魔」

上手いですね。

Friday 21 September 2012

疲れました

今週は本当に忙しかった。
5時以降、毎日会議が入ったので家に帰るのが8時や9時になった。
しかしながら月曜は休みだったし、明日から二日間は休みなので、「体力が持たない…」ということは無い。
何よりも、会議はともあれ、本来の仕事は楽しい。楽しくて仕方ない。
だからやっていける。

会議って本当にくだらないと思う。
2時間も3時間もかけたって、結局のところあまり物事は解決していない。
何かしら糸口が見えたとしても、それが3時間ずっと座っていることと等価であったかといえば疑問の残るところである。
「とりあえず集まる」ことに満足しがちな人が多い。
形式上は何かしらやったことになる。

以前の職場では

「無駄な会議はやらない」
「会議をやるとしたら1時間以内」
「集まらなくても済む件は回覧で」

という考えの人たちが多かった。
そもそも、社会人として働き始めたときにそういう上司のもとにいたので、彼女の動き方や考え方が5年の間に身についた。
そのことはとてもありがたかった。
今の職場はその対極にあるので、会議についてはとてもストレスがたまる。
慣れることはできそうにない。
少しの辛抱だろうか、それともそのうちに、会議の中での対処法が見つかっていくのだろうか。

Monday 17 September 2012

中高時代について

the strokesを聴いている。久しぶりだ。
ここ10年間でいうと一番落ち込んでいた時期に毎日聞いていたので、久しぶりであろうとやはり心に沁みるものがある。

Facebookやmixiで、中学や高校時代のクラスメートの名前が見えることがある。申請が来ることもあるが、友達として承認することはあまりない。
そもそも中高時代にいい想い出が無い。友達らしき友達もいなかった。
特に中学時代。
そして特に中2のとき。
あの1年間ほど面白くなかった1年もほかに無かっただろう。
聞こえよがしにあだ名をつけて呼ぶ男子がいた。
実害は無かったけど、あれはいじめだった。
学校に行くのがいやでいやで仕方なかった。

まあその1年を別としても、中高時代はとにかく楽しくなかった。
授業は良かった。
新しいこと、知らなかったことをたくさん教えてもらった。

それ以外の学校生活が嫌だった。
帰宅部キャプテンになってもいいくらい、早く学校を出ていた。
家に帰るために、学校に行っていた。
何よりも家で本を読んだりテレビを見たり料理したりするのが好きだった。
友達と遊ぶという行為にあこがれたこともあったが、遊ぶ場所もないし、特に、高校となると勉強が忙しかった。
いわゆる「青春」というものを経験したことがない。
青春と呼ぶとすれば大学の頃だろう。
中高は、周りに馴染めなかった。
周りに馴染まないと「浮く」感じがした。
結果的にずっと浮いていたわけだが。
金切り声を出し廊下を走り回る女子たちがちっとも理解できなかった。

早くここを出たいと思っていた。

だから、中2当時に男子に人気があってバスケ部やバレー部の中心人物だった人たちがFacebookで花嫁姿なんてプロフィール写真にしているのを見ると、この人たちにとって中高時代というのはどれだけ輝かしい時代だったのだろうか、と思うのである。
それは決して妬みなどではなく、あれから15年を経た今、一つの事実として客観的に眺めたときに出てくる素直な思いだ。

ちょうどいい歳になってきた。

Sunday 16 September 2012

ベトナム・フェスティバル

昨日は特に何も無い日だった。昼ごはんには、久しぶりにバーガーキングに行こうか、という話になり、自転車で出かけた。

面白いことがあった。
注文しようと並んで、いざ店員の前に出ると
「お召し上がりになりますか?」
と聞かれた。

思わずふきだして
「はい、お召し上がりになりますけど」
と言ってしまった。

「店内で」の部分を、私が聞き逃しただけかもしれない。
しかし私の耳にははっきりと「お召し上がりになりますか」と聞こえたのだ。
これは面白いじゃないか、ファストフード店で"Do you eat?"である。

その後店内で「お召し上がりに」なってから、おなかいっぱいになったことだし、天気もいいことだし、そのまま代々木公園まで自転車で出かけた。

ものの5分で着いた。

うろうろしながら、そういえば今日はベトナムフェスティバルが行われている、ということに気づく。

友達も行くとか言ってたな~
でも人多そうだな~

ここまで来たし、見るだけ見てみようかと思って行って見た。
すると;


なんだこの人の多さは!
まともに歩けない。
何度も前の人の足を踏み、後ろの人から足を踏まれ、すれ違う人にはバッグで激突された。
各店舗に長蛇の列ができているので余計に通行しにくい。

そしてこの値段…!
ベトナムだったら約30円くらいで買えたバインミーが300~500円はする。
100円以下で飲んでいた「333(ビール)」がなんと400円。

東京なんだからこういうのはそりゃ当たり前なんだけど、それにしても買う気にはなれなかった。
(もともとおなか一杯だったからそもそも買うつもりは無かったのだが。)

ホーチミンでは3泊しても2000円を使いきれなかった。
ここではおそらく1時間で2000円使い切ってしまうなあ。

それにしてもどうして人は列を成すのだろう。
私はこういう(絶対必要な手続き等を除いて)列に並ぶのがとにかく嫌いだ。
バインミーが欲しけりゃそこらへんでパン買って適当に肉と野菜をはさめばいいのだ。
フォーが欲しけりゃカルディ行って100円のカップにお湯注げばいいのだ。
そもそもこんな狭くて不快な場所でものを食べる気にはならない。
まるでラットの芋洗いか、養鶏場で餌を与えられる鶏たちのようだった。

…とかなんとか言いながらも花見となると、混雑しててもバカ高いビールとたこ焼きと焼きそばを2000円くらいかけて私も買ってしまうのでまったく理解できないわけでもないんですけどね。


ところで日本人て、本当に色々な国の文化に興味を持つなあと思う。
東京だから余計にそう思うのかもしれないけど。
特に食文化に関しては、世界中から―その一部であれ―取り入れてしまうのですごい。
だって「ベトナム料理」と聞いて少しなりともイメージがわくわけだから。
「”フォー”って何ですか」って聞かれて答えられる人たちが比較的多いはず。
あくまでも感覚的な話だけど。

別の例だが2005年ごろに中国人や韓国人としゃべったときに「スパゲティ」がどんなものかイマイチ分かっていない人たちが少なくなかったのだがそんな人は日本ではほぼいないと考えていい。

ただ、ここに並んでいる人たちのどれくらいがベトナムの抱える戦争の傷について知っているだろう、と思った。つい最近までひどい戦争が行われていたというその歴史を知っている人は。なんとなく「ベトナム~おいしい~雑貨おしゃれ~クール」というイメージしか持たない人がほとんどじゃないだろうかと思った。
かく言う私も実際にベトナムに行ってみるまではその1人だったのだが。

というわけでこの大混雑の祭からわずか10分で退散。
横断歩道を渡って、静かな公園内で寝転がって午後を過ごしましたとさ。

Wednesday 12 September 2012

言い訳する人は

「言い訳をする人は、一生言い訳し続けますよ」

これは数年前に同僚が言った言葉だ。
直接言われたわけでも無いし、言っている現場を見たわけでもない。
「私、きょう、こう言っちゃったわよ」という、何気ない、普段の会話の中で出た言葉だった。
それでも、これほどまでに印象に残っているのはきっと思い当たる節があったのかもしれない。
なるほど、と思ったし、何よりも、彼女はとても尊敬、信頼できる同僚だったというのもあるだろう。

言い訳をする、というのはほとんど癖に近いので、言い訳をしている本人はそのことに気づかない場合が多い。
私も言い訳をする。
しかし、冒頭の言葉をきいたことがあるか無いかでは少し違うような気がする。
意識して「今自分は言い訳をしていないだろうか」と立ち止まることがある。
それが、実際に言い訳をした後である場合も多いが。

とかなんとか考えていたら彼女に会いたくなってきた。

Tuesday 11 September 2012

オーバーサイズ

今日は休みだった。繰返すようだが平日が休みというのは素晴らしい。
銀行も郵便局も病院も開いている。
そして、周りは通常通り働いている。
なのに自分だけが休み。

図書館に行って、しばらく読んでいなかった分の雑誌にざっと目を通した。
ファッション誌を買うことは基本的に、無い。
毎日のように「一冊くらい買おうか」と思って本屋に立ち寄るが、結局、家のなかに物が増えるのが嫌なので特別なことが無い限りは買わない。
もし買ったとしても、処分に手間がかかる。
それに、たいていの雑誌は1回読めば十分なのだ。

というわけで図書館にはかなりお世話になっている。
大量の雑誌を、無料で、好きなだけ読める。

読んでいて気づいたこと。
夏の終わりごろから気になっていたことがひとつある。

それは、どうやら「オーバーサイズ」の服がトレンドである、ということだ。
つまり、自分の身体より明らかに大きいサイズの服。
例えばこういうやつ↓

ほかにも写真はいっぱいある。
これを見てどう思われるだろう。

人それぞれ感想は異なって当然だが、私は「ええー?」と思った。
こんなのアリなの、と。
むしろすごく格好悪い気がするんだが…
単にトレンドだからという理由でオーバーサイズのコートなんて買っちゃったら1年後の秋冬にはもう後悔することになるだろう、きっと。
だって全然かっこよくない…。

オーバーサイズ好きの人たちには、ごめんなさい、だけどこれが私の正直な感想です。
「着くずす」という言い方があるけど、それとこれとはまた違うような。

都会で1人暮らしをするA子。
オーバーサイズを着て田舎に帰ると、母は「あんた、それ大きいんじゃないの」と言った。
「これが流行りなのよ」
と言いながらも、疑問を抱き始めるA子…。

というのはまあ架空の話ですがいつの時代もおば(あ)ちゃんの感想は無視できないのです。

Thursday 6 September 2012

「お願いします、教えて下さい」

大学の1年、2年のころ特にお世話になった教授にメールを書いたら、心温まる返事が返ってきた。
「師」と呼べるほど真剣に勉学を積んでおらず、この教授の専門分野の欠片も会得していないのだが、それでも「先生」と呼びたくなるしご挨拶をしたくなる。
それくらい、彼の持つ幅広い知識と、熱意にはひきつけられた。
なんだか分からないけどこの人はすごい、という感覚を20歳ごろ私は得たのである。

「私の知らないことをこの人はたくさん知っている」

師への態度はこれが全てだと思う。

「私には知らないことがたくさんある」
「だから先生、それを教えてください」

学びの態度はこれが全てだと思う。
学びの姿勢はこうやって完結する。

己の無知に気がつき、師に「お願いします、教えて下さい」と言うのだ。
…と、まあ、以上は内田樹さんの受け売りです。

こう考えると「勉強ができる・できない」というのは生まれ持った素質も関係しているかもしれないけど、やっぱり肩を開いて学びの姿勢ができている人は伸びが速いのではないだろうか。

例えばファッション・モデルの開く「ビューティー講座」みたいなのに通う主婦のみなさんは意欲が旺盛ですよね。(たぶん)すぐ、しかも言われたとおりに実践するし、まじめだし。
あれはやっぱり「お願いします、教えて下さい」「その美の秘訣を私に教えて下さい」という姿勢を保っているからではないかと思います。

Wednesday 5 September 2012

消えたアディクション

あまりここでコスメ話はしたことがない。
つまり、語るほどのこだわりは持っていないということだ。
しかしながら、一つ絶対的に譲れない、お気に入りの、かつイチオシのブランドがある。
その名も:

ADDICTION

ただし、私が知っているのはネイルに関してのみ。
その他のコスメは知らない。

ネイルは、1年か2年前に、ためしに一本買ってみたところびっくりするほど綺麗に仕上がって、ほかのネイルには一切見向きもしなくなったくらいだ。
たとえばシャネルやディオールはもっと値段も高くて高級感もある。
しかしながら質は絶対にアディクションのほうが良い。
(これは実際にシャネルを使ってみての感想。)

それで、ひとつ事件が起きた。

2週間ほど前に、ADDICTIONのネイルを新しく1本買った。
今まで使っていた「シンギータ」に似た色だったので「本当に買うべきだったのだろうか」とも思った。

買った翌日は、新しい色ではなくて、シンギータを塗った。
それが、だ。

それ以降シンギータは姿を消してしまったのだ。
忽然と。

新しいのを買ったら今まで使っていたのが消えた。
なくなっていることに気づいたのが2,3日前で、昨日と今日でだいぶ探したのだがやはり見つからない。
こういうものは探しているときに限って見つからないものだから、ほうっておくほうが良いのかもしれない。それにしても一体どうしたことだろう。
捨てたわけは無い。
こんな部屋の中で一体どこに行ってしまうというのか。

一大事というわけでもないのだが、気がつくと、気にしている。

Tuesday 4 September 2012

ソウルの写真

そういえばソウルのこと、1日目しか書いてなかった。
そんでもって、帰ってきたのってついおとといのことなんだなあ。海外に出たというのにちっとも疲れておらず、通常通りに仕事が再開できたのは、やはり時差の無い国に行ったおかげだろう。素晴らしい。なんて素晴らしいんだ。これだけおいしい思いをしながら、すぐに帰ってこれて、国内旅行に使うお金の半分も使わずに済むなんて。
すべて書き始めるとキリが無いので、気がついたことから、写真とともに少し記しておく。

弘大入口の駅にて。こんなものを見つけた。
村上春樹のエッセイが発売されたらしい。
「春樹さん、待っていました!」と書いてある。

右下にある本のタイトルをひとつひとつ読んでみたが、知らないものがたくさんある。
私が読んでないだけだろうか?
村上さんのエッセイはたいてい読んでいるはずなのだが。
エッセイ5本立てらしい。日本語で書かれてないわけは無いのに、どうしてもうらやましくなってしまった。

ソウルでいわゆる「携帯電話」を使っている人を1人も見なかった。
大げさに言っているのではない。本当に1人も見なかったのだ。
ネコも杓子も、この通り、老若男女スマートフォンを使っている。
あ、このおばさんは使ってないですけどね

スマートフォンから出ているイヤホンを耳に入れたまま突然しゃべりだす人がとても多い。電話しているのだ。
いや、もちろん日本でも見たことあったし、この状態で電話できるということは知ってはいたのだが、ソウルは東京の比ではなかった。
なぜここまでスマホが簡単に広まったのか?
広まり始めるのがそもそも早かったのもある。
それに、きっと、スマホを手に入れるときの値段や月々払う額も安いのかもしれない。


ソウルの大学に行ってみたところ、やはりここでもTOEIC対策は行われていた。

韓国では、たくさん頼んで、全部食べずに残すことが特に失礼にあたらない。
むしろ、おなかが一杯になるくらい食べたということを示すために残すのが礼儀でもある。
もてなす側にもプライドがある。
だから「でーん」と出してくる。

 これはチヂミ。日本でイメージされるものとはだいぶ違うかもしれないけどこれも一種です。
この皿、写真では分かりにくいけどとにかく大きい。
2人で食べきれるわけは無い。
周りの客も、当然のように残して帰る。

景福宮の天井。
めっちゃくちゃきれい。
美しすぎて唖然とする

これまでにも見たことはあっただろうけど、あらためて息を呑む美しさでした。

こちらは屋根。

アジアの色づかいはすごい。
最近ADDICTIONが、モロッコをテーマにアイシャドウ等を発表していたけど、韓国がテーマというのもあって良いのではないかと思った。

以前NHKのドキュメンタリーで見たけど、アテネの神殿はアジアの色づかいに影響を受けているらしい。
パルテノン神殿は白いのが当然と思われていたが、実は最近の調査で、あれにはすべて色がついていたとか。

ちょうど景福宮みたいな感じだったのではないだろうか。





(これも分かっていたことではあるけど)韓国人は本当に「みんなで」ご飯を食べる。
1人で食べる人も最近は増えたらしいけど日本に比べると本当に少ない。ほとんどいない。
昼どきも夕時も、街の食堂はどこもかしこもこんな感じだ。

そもそも、1人で食べる様にはできていないメニューがとても多い。
場合によっては入店を断られることすらあるらしい。
ピビンパとか、ネンミョンくらいだったら1人でもいい。
だけど大きな鍋、皿を囲んでみんなでワイワイいいながら箸でつつくのが一般的な食事のスタイルだ。
その一つがこれ。タッカンマリ。
韓国に詳しい後輩に聞いたら「ぜひタッカンマリを」ということだったので友人と一緒に行って見た。
行って見たところ、日本人だらけだった!
どうやらテレビでも紹介されたらしい。

かなり美味しかった。
だけど隣のお店もそのまた隣の店もタッカンマリ専門店で、この店にだけここまで人気が出るのは一体どういうわけだろう、と思った。ほかのところも同様に美味しいんじゃないだろうか?次回は隣の店に行ってみるということになった。

店に行って初めて分かったのだが、タッカンマリ、って、「닭 한 마리」つまり「鶏一羽」という意味であるらしい。文字を見て初めて納得。

ろくにしゃべれないけど、文字を読めるというのはかなり良いとこの旅で本当に思った。

Monday 3 September 2012

蟹江ウエストとその彼女

キム・カーダシアンという人をご存知だろうか。
…と言ってもイマイチ説明しにくい。
というのも、女優でもないし、歌手でもないし。
とにかく、アメリカのセレブだ。
日本で言う「芸能人」というカテゴリに一番近いかもしれない。
これといった芸も無い人。

個人的にはあまり好きでなく、目に入れたくも無いくらいなのだが、どうしても目に入ってくる。
で、「目に余る」姿が最近あまりに多い。信じられないファッションをここで紹介。


この革のパンツ。ダサいとかいう以前に、一体どうしてこんなのをはいてしまったのか、むしろ聞きたいくらいだ。この記事の見出しは:

Kim Kardashian goes hell for leather in clinging trousers and plunging black top for a romantic stroll with beau Kanye West

 

そもそもお尻大きいのに、こんなにまで変な形のパンツはいてさらに大きく見せることも無いのに。
記事によれば、彼女はハリウッドの「ウォーク・オブ・フェイム」に自分の名前を入れて欲しいと申請したらしいけど、あっさり断られたそうです。曰く、
She needs to get a real acting job then come to us(我々のところに来るのは、本物の女優業を得てから)

つまり、「おとといきやがれ」てことですね。

この写真へのコメントは
・Seriously, those trousers are awful! 
Totally horrendous!!
というようなものでした。

そして今日の写真はこちら↓


いやあ、これはひどい!!
もう笑うしかない!何ですかこのブーツは!?
「一皮むく」必要がありそうです。

もはや、人を笑わせたくてコーディネイトしたとしか思えない。または自分が着れば世界中で流行るとでも思っているのだろうか。(もしそうだとしたら本当に頭は空っぽである。)

ファンのみなさん、どうもすみません。でも私の感覚から言うとこれは「ありえん」です。
まさにhideousという形容詞がよく合う。
世の中のヒデオくんたちには悪いけど、「ひでおうす」って書いて「ヒーディアス」と読む。
ちょうどこういうファッションを形容するときに使う。

そういえば「プラダを着た悪魔」でも、イケテない主人公(たぶん)にむかって「hideous」って言うシーンがあった気がする。

写真の下にはこう書いてありました。

Not a good look: The overall look made it appear as if she had fisherman's trousers tucked into waterproof wellies
(あまりイケてない。漁師のズボンを長靴に入れたみたいに見える)

ところでこの、隣にいる男性は誰か?
答えはここだ。
顔を見てもサウスパークの名場面ばかりが思い浮かぶ。

カニエ・ウエストという名前だが、ある日ふと「カニエ…蟹江…蟹江敬三…」と連想してしまった。
以降、「蟹江ウエスト」に見えてしかたない。

高速道路を走っているとそういう名前のレストランありそうじゃないですか。
うどんもハンバーグも和洋中取り扱っているような。

万年筆、外出

なくなったと思っていた万年筆が職場の引き出しから出てきた。一本千円のものなので、なくなってもあきらめはつくのだが少し気になっていたのは事実だった。中のインクは空っぽだが一体何色を入れていたのかさえ判然としない状況だった。家に連れて帰って洗うことにした。  翌朝の万年筆カートリッジ...