Saturday 24 September 2022

『ウヨンウ弁護士は天才肌』

Netflixの「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」がおもしろい。しばらく前から週末ごとに見ている。自閉症の弁護士の話で、Netflixでは「梨泰院クラス」や「愛の不時着」と並んでランキング上位にある。

自閉症を含む、「障害」がすべてに絡んでくるわけだ。こんなドラマはほかに見たことがなかったのでとにかく感心させられてばかりである。扱いにくいテーマを、タブーにせず、真っ正面から扱っている。日本のドラマはよく知らないので簡単に比べようがないが、ふと気づくと「日本でこれができるだろうか?」と考えてしまう。

法律事務所が舞台なので裁判の場面が毎回必ず出てくる。法律の世界をまったくと言っていいほど知らなかった私にとってはすべてが新しい。それぞれのエピソードに一つの事件があり、世の中本当にいろんな人のいろんな人生があるなあ、と思う。そんな我々を「弁護」してくれる人がいるのだ。すごい職業だと思う。

ちなみに字幕翻訳を担当しているのが私の友人。それもあってこちらの見方もちょっと違う気がする。「この訳は苦労しただろうな」とか「うまいなあ」とか思いながら見ている。なかでもダジャレの訳は翻訳家の腕の見せ所。外国語で実際に言われているのとは違うものを日本語で、翻訳家が、考え出さなければいけない。

感動あり、笑いありのドラマだ。まだ見たことがない人がいたらぜひ見てほしい。

Friday 16 September 2022

弟が父に、アレルギー科と歯医者

弟にこどもが産まれた。きのうの夜のことだ。今朝起きて、何かいいことがあったような、と考えて2秒後に思い出して心でにやける。心がぽっとあたたかくなる。(いいことがあると、朝よくこうなる。) 七つ下の弟がついにお父さんになった。電話でしばらく話した。なんていい日なんだろうと思った。涙が出るほど嬉しい。感慨深いとはこのことだろう。弟が生まれて三十年ちょっと、私にとっておそらく世界一の「どうしようもないけどかわいい」人として君臨し続けていた弟が、父親になったのだ。時のめぐりを感じる。

妹の子とあわせて、私のこどもに、いとこが2人できて、私は2人の「おば」になった。ますます、実家周辺に自分がいないことが惜しい。妹も弟は「あっち」で、自分だけが「こっち」にいる。会いたい時に会えればいいのに。

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こどもの朝ごはんを準備するとき「あ、きれいだ」と思う瞬間がある。サッとカメラにおさめる。朝の光にかなうものはないなと思う。



15日、きのうは丸一日かけて成育医療センターのアレルギー科に行ってきた。子は重度のピーナッツアレルギーだ。

生まれる前に一度行ったことがあるが、それ以降は初めてなので初診である。とにかく時間がかかった。9時ごろに着き、9:45〜アレルギーについての動画視聴。なんと1時間半‼︎ i padの前に座ってひたすら動画を見る。本当は対面での講座だったらしいがコロナで動画視聴に変わったとのこと。

やれやれと思いながら動画を見る。これが実はとても面白かった。いろいろな実験結果や、どうやって治していくかの説明がある。「むやみな除去は逆効果」という話は特に、なるほどと思った。アレルギーを防ぐには早いうちから食べたほうが良いのか、避けたほうがいいのか、という話は昔からよく聞くがちゃんとした結論は知らないままだった。

答えは、食べたほうがいいらしいです。

ある実験が紹介されていた。121人の4~5ヶ月の赤ちゃんを61人と60人の2グループに分ける。前者にはカボチャだけ、後者にはカボチャ+ゆで卵を与えて6〜11ヶ月を過ごす。すると1歳時点での卵アレルギー発症率が前者38%に対して後者8%だったそうだ。つまり食べたほうが、発症率が8割低かった。ということで漫然と除去するのはよくないらしい。

1時間半は長かったが、勉強になった。11時過ぎには視聴終了し、それから11時半以降に診察に呼ばれますと言われたものの、これが12時半になる。成育医療センターはこどもが遊べるようになっているもののそれでもさすがにきつい。こどもには限界がきている。診察が終わったのは1時過ぎ。きつい。だいぶ疲れて帰る。

4時から子の歯医者の予約をしていたので、連れて行ったが、疲れで機嫌が悪すぎて話にならなかった。しかも、歯医者さんによると口内炎ができているらしい。それで磨いてもらうこともほとんどできなかった。口内炎に薬を塗ってもらうと、泣き叫び「もう歯医者さんなんかいやだ!!!」とその場を飛び出していった。怒りを通り越してどうしようもない。先生たちに頭を下げて「出直してきます」と挨拶した。最近こういうことがよくあってつらい。気持ちの置き所がない。

その子どもは、おととい、歯が抜けた。そしてきのう2本目が抜けた。この写真は1本目が抜けたときの写真。

なぐさめというわけでもないが最近のおいしかったものの写真。

つやつやのカルボナーラ。

そしてきのうの夕飯、ピッツァ。ほぼ1枚食べてしまう勢い。おいしかった。

Tuesday 13 September 2022

えんぴつのはなし

鉛筆を使うようになったのはここ数ヶ月のことである。もう何十年も、鉛筆なんて身近ではなかった。ずっと前、マーク式の試験を受けるときにあわててコンビニで買ったHBの鉛筆があって、それを持っている。買っただけで試験でもない限り全然使わない。そんな感じだったのにどうして使うようになったのか。

こどもとwordleがきっかけである。こどものドリルのためにと思っていつだたか4Bのえんぴつを買った。それが、その後結局6Bのさんかく鉛筆に移行することになる。えんぴつけずりも買った。縦型の、しっかりしたやつ。もしかして自分で鉛筆削りを買うなんてこれが初めてかもしれないと思った。これらがきっかけでペン立てに削られた鉛筆が立つことになる。

毎朝、4月からずっとwordleを解いている。5つの文字からなる1つの単語を当てるゲーム。1日1個、毎朝楽しみにして解いている。手元で書かないとどうしても解けないときがよくあって、そんなときにふと鉛筆を手に取るようになったのだった。しかもHBではなく4Bの鉛筆。

さらさらと書けて気持ちがいい。万年筆を好んでいたが、万年筆はインクが乾いていて書けないことがとにかく多い。パッと手に取って書くのに鉛筆がちょうどいい。シャーペンではなく、鉛筆。

さらにえんぴつをけずるのが楽しい。ちょっとした趣味になってきた。いままでカッターで削っていたのだが、手間がかかりすぎるのでここはがりがりとえんぴつけずりで。

思考に影響があるかどうかはしらないが、そんなこんなで鉛筆を好んで使っている。ちょうどきのう5Bのえんぴつを持っている人に会って、少し欲しくなった。

ありがとうとカルボナーラ

 新学期スタート。 子が帰ってくる時間に家に人がいる、というこの幸せ。保育園は4時とか5時まで預けていたのでこんなことはなかったけど小学校は本当に「帰ってくる」ので誰かいないといけない。自分が仕事していてその時間に家でFが子を迎えてくれているというこの安心感は、あらためて、ほかの...