Wednesday 31 March 2021

園長先生さようなら

 

今朝6時。クロスタータをみつめるレゴ消防士さんたち。

3月末ということで保育園の職員さんたちも異動になる。担任の先生や園長先生の異動が月曜に発表され、少し寂しい気持ちになった。

特に園長先生は保育園の始まりから2年間お世話になった。統合した園をあらたに作り上げていくことの難しさは計り知れない。大規模園での責任の大きさもあっただろう。そして途中でコロナ休園という打撃。それでもこの2年間、保育園はとても明るく楽しい場所だった。一度も「ここは大丈夫なんだろうか」とか対応に「?」と思ったことがなかった。

職員の保育士さんたちはいつも楽しそうで、風通しのよい職場であることが見て取れた。これは管理職の力だろうとはっきりとわかった。

そして透明性のある園で、何から何まできちんと説明がある。隠しているところがないことで保護者の信頼はますます得られたと思う。

それにこれは当たり前なのかもしれないが、職員が「一枚岩」であること。人によって違うことを言ったりしない。対応がきっちりと一貫している。これは本当にすごいことだと思う。とても若い先生などいる中でこの対応が組織でできるということは指導も行き届いているということだと思う。連絡も、1人の先生にしておくとほかの担任にもしっかり伝わっていて、この横の連携の速さと正確さにはいつも感心した。こどもを通わせる保育園は現在で3園めになるので、どの園もこういう連携ができているわけではないということを知っている。

いいことを挙げ出したらキリがないのだがこれは園長先生に伝えておきたいと思って昨日朝、手紙を書いて渡しに行った。涙ぐみながらとても喜んでいらっしゃった。保育士ってなんて素晴らしい職業なんだろう。次の園でもたくさんの子どもたち、保育士、保護者を笑顔にしてほしい。

Tuesday 30 March 2021

クロスタータ、「ひ」

 久しぶりにクロスタータを作った。これは、自分が食べたいから作る。パンはどちらかというと食べたいからというより焼きたいから焼くのだが、これは純粋に食べたいと思う。チーズケーキもそう。

そしてきのうの夜はpizzaでした。ピッツァを見つめるレゴ消防士さんたち。

ちなみに赤と、白と、銀のヘルメットのチームがいる。ここに集まったのはすべて「カスキ・ビアンキ」らしい。イタリア語で「白いヘルメット」の意味。

子が文字を読んだりお絵描きをしたりということに手をつけないのでこれはなんとかせねばと思った。まずは家のなかにあいうえお表を貼った。おふろにも貼った。それから約一週間、相変わらず興味は示さないしみようともしない。ただ一文字、どうやら覚えたものがある。それは「ひ」。教えてあげてもたいてい「わからない」とか逃げ出したりするのだが、これだけは拒否しなかった。消防士にとって「ひ」は大事な字だよね、と教えてあげた。きょうになったらまた忘れているのかもしれないけど、とりあえず一歩前へ。

Monday 29 March 2021

3月末の雑感

週末はストレスがたまる。日曜の朝、起きてから「あ、なんだまだ休みか」と思う。月曜が楽しみなのだ。こんな日が来るとは。家はなにかと疲れる。

良い季節なんだけど、桜が咲くのが早すぎる。新年度の準備をしながら、見上げると満開の桜が…というのが例年だけど今年はそれより一週間早い。とても変な感じがする。そして春休みはたいてい26日あたりから一週間ほど子供をつれて両親のところへ帰るのだが今年はそうもいかない。

こどもが生まれる前は海外に行っていた。どんなにやることがあってもしっかり一週間休みを取る。だらだら働くより仕事にもたらす効果が大きい。これまで春休みに行ったのは、ベトナム、カンボジア、フィリピン、ニューヨーク、イタリアなど。成田に着く4月の3日あたりの光景はだいたいいつも同じだった。肌寒く、空はだいたい灰色(東京はいつもそう)。ちょうど成田空港からのリムジンバスで、高速道路を走り、都心に近づいて外をみると満開の桜があちこちに見える。千鳥ヶ淵の見応えのある桜。時差ぼけの頭で激しい眠さがあってもその時だけはしっかり起きて窓からの景色を堪能しようとしたものだった。

今考えると夢のようだ。ずっと東京にいるため、どうも区切りがないような、ぼんやりした感じで3月末を迎えている。物理的にその場を離れると日常のありがたみが分かるし仕切り直しができるので好きなのだが今年はそういうわけにはいかない。

移動することが稀になってきたら、いつの間にか移動が億劫になってきた。いや、億劫というか、移動することのデメリットを無意識に考えようとしている。飛行機はどうせ酔うし、とかお金がかかるし、とか、海にいったらいつ津波が来るかわからないし、とか。いずれも正当化という行為だろう。自分が毎日毎日同じ場所にいることの意味を見出そうとしているんだろう。

こんな毎日を支えてきたもののひとつにNHKラジオがある。中一のころから聴き続けてきたけど家にいる時間が長いこの一年は特によく聞いた気がする。そんななかで「実践ビジネス英語」の講師、杉田敏さんが3月でラジオを引退されるという。これはショックだった。いつまでもあると思っていたので来年あるのかなど疑いすらしなかった。4月からどうやって生きていけばいいんだよとさえ思ったくらいだ。NHKのウェブサイトには早速「杉田ロスにはさせません」と書かれてあった。そこで売られているCDブックなどを有効に使って勉強を続けたいとは思うが、それにしても毎週更新されるラジオにかなうものはない。

せっかく時間があるのでduolingoに取り組んでみようと思っている。duolingoは他言語学習アプリで、これは結構力がつく。ゼロからスウェーデン語をやったときは結構身についた。で、何をやるかというとフランス語。やったことはあるし、結構知ってる単語も多いし、映画見ていて聞き取れる表現もあったりするのだが曖昧なまま終わらせているのでこの春もう一度やってみようと思う。

読みたいと思っている本もいくつかあるのだが、まずは読みかけのを終わらせてしまおう。今読んでいるのは「世界史をつくった海賊たち」。これは面白いです。まだ半分も読んでないけど。

Saturday 27 March 2021

東京国立博物館へ

御茶ノ水の病院に乳がん検診を受けに行ってきた。人生初である。この年齢だったらエコーで良いでしょうということで痛みを伴うこともなくあっという間に終了。結果は来月送られてくる。

身体、家、モノ、なんであれメンテナンスと修繕をすることが好きだ。今月は特に、時間に余裕があるのでそれらに時間がかけられる。

天気も良く、差し迫った用事もなく、桜も満開ということで、ふと上野に行ってみた。せっかくこっち側まで来たんだから行ってみようと思った。ちょうどきのう知人が上野の桜をインスタで紹介していたのも思い出した。

と言っても目当ては桜よりも博物館。東京国立博物館はお気に入りの博物館である。常設展はいつも混んでいないし安いし見応えもある。今回はキャンパスメンバーズというやつで無料で入ることができた。

お花見特集で、浮世絵がいつにもまして粋だった。館内は当然ながら空いている。ミュージアムショップで旧版の美術書セールがあり、「すぐわかる」シリーズのキリスト教絵画についての一冊を550円で手に入れた。実際は2000円。

美術館や博物館はこうやってふらっと行けるのが望ましい。人気展となるとごった返して展示を見るどころではなくなるのだが、国立博物館はたいていいつも空いている。

Friday 26 March 2021

レゴに夢中

きのうの夜、こどもが熱心に作成していた「しょうぼうしょ」。



とてもよくできている。消防士さんたちはちゃんと寝ている。サイレンが鳴ると飛び起きるらしい。
近くで見るとこんな感じ。
手前にならんでいるものは「ジュース」。

逆側から見るとこんな感じ。

そして注目のポイントはここにあるそう。外に出るとヘルメットがかかっている。芸が細かい!レゴの小ささをわかる人ならこれがどれだけ細かいことかわかるだろう。「きれいなおはなも咲いている」らしい。
ゴーストバスターズはもうそんなに好きじゃないらしい。やっぱり消防署がいい、と言っていた。

その一方で、いっこうにクレヨンをもったり折り紙やパズルで遊んだりということに興味を示さない。無理強いしてはいけないと思いながらも少しずつきっかけをつくってあげたいとは思う。そしてどうやら本人の中に「ぼくはどうせできない」コンプレックスがある。

 

Tuesday 23 March 2021

「だれのせいでもないよ」とうらしまたろう

 きのう、子とお風呂に入っていたとき。子は浴槽のなか、私は外で髪を洗っていた。

「わー、泡がいっぱ〜い」

という声が聞こえたのでふと顔を上げると、なんとボディソープの入った容器が開いてしまっており、中身がお湯のなかに出てしまっていた。お湯が白い。そして泡立っている。ボディーソープ詰め替えたばかりだったのに…。

「あー!ちょっと!」

とあわてて容器を取り上げ、「なんでこんなことするのー、もったいないじゃーん」と言ったら、すぐに「もうあがる」という。

そして「ひとりで開いたんだよ」という。

子のいう「ひとりで」はイタリア語の"da solo/a"の訳であり、こういう場合は「勝手に」のほうがふさわしいんだよと教えてあげるのだがきのうのこの場面ではその余裕はなかった。

「あーもう」という私。子はしょんぼりしながら

「だれのせいでもないよ」とつぶやく。

まあそうだろうなと思ってさほど怒りはしなかった。子も、泡だらけで楽しい思いをしている状況がまさか母親を不快にさせるとは思ってもみなかったのだろう。「だれのせいでもないよ」を何度もつぶやいていた。

うんまあそうだよな、だれのせいでもないな。

それにしてもそのセリフどこで覚えたんだろう、と後から考えていたらどうやらほかでもない私がよく言っている。たとえば、よくあるのは、子が机に頭をぶつけたあと、「この机なくなってほしい」と泣きながら机をたたく、という状況がよくある。「机のせいじゃないよ。誰のせいでもない」と私はよく言ってなだめている。

こどもの心に寄り添うのは難しい。自分もこどもだったはずなのに。

話変わって、きのう保育士さんから「きょう、浦島太郎のかみしばいを読んであげたら、悲しくなっちゃったらしくて、もう聞きたくないって言い出したんですよ。それで最後にはちょっと泣いてしまったんです」という報告を受けた。そうかもしれないな、と思った。以前浦島太郎を読んであげたときのことを思い出した。結末を聞いて納得いかなそうな顔をして「へんな話」と言った。実際にすごく変な話なのだ。後味の悪さと言ったらない。

いわゆるむかしばなしってそういうの多い。かちかち山も久しぶりに読んだらその残酷さに唖然としてしまった。

Saturday 20 March 2021

サラダを毎日

 

きのうの夕飯。

・アボカド(しょうゆ+わさび)

・ルッコラとツナのサラダ

・少しワイン

その他ちょこちょこ食べるもののたいてい夕飯はこういう感じ。

夕飯にボウルいっぱいのサラダを食べるようになって2年か3年か経つ。いわゆるサラダといえばイメージするのはレタスだろうけどなんだってサラダになる。その日にスーパーで美味しそうだったものを買ってざくざく切って食べる。一番多いのは水菜。ハサミで切りやすいから。ケールがあればケール。ただしいつもスーパーにあるとは限らないのと、割高なのでいつも食べられるわけではない。レタスなら、丸いものより葉っぱっぽいやつがいい。いわゆるリーフレタス。サニーレタスよりリーフレタスのほうがおいしい。ほうれん草でもいい。ほうれん草ならオーガニックが望ましい。

これらの葉野菜に、ゆでた豆、ツナ、ゆで卵、オリーブ、コーンのうち、あるものを入れて混ぜる。ドレッシングは使わない(というか、ない。)柚子胡椒と、オリーブオイルと、バルサミコ酢をかける。これが一番おいしい。

無理して野菜を食べているわけではなく一番食べたいと思うのがこれなので結局ほぼ毎日これになる。体調は今のところいい。

Saturday 13 March 2021

勝因は「あかるさ」、「きょうはなんのひ?」

 三月も中旬になる。今週は大学の合格発表があり、教え子たちからの報せに喜んだり残念がったりという毎日だった。実際に訪ねてきてくれた子たちが何人もいて、勝因はなんだったか、とか、今後やりたいことなどをしばらく話した。

これは本当にざっくりした感覚だがこの14年間、高校生を見て思うのは、受験で最後にものをいうのは「明るさ」だ。精神的な強さと言ってもいいが、あえて、明るい顔をしているかどうか、と呼びたい。もちろん「もともと」の出来もあるが、それを生かせるかどうかは心の持ち方次第だ。具体的に言うと、よくないのは学校に来なくなるパターン。閉じこもると暗くなる。14年間、高校生を見てきて感じることである。

3年間ずっと世話をした生徒が訪ねてきてくれるのは本当に嬉しい。私自身も多く学んだ3年間だった。つい先日まで中学生みたいな顔をしていた人たちがこうやって巣立っていく。「とどまっているのは教員だけ」という、以前の同僚から聞いた言葉がまた思い出される。とどまっているのは教員だけなのだ。皆が確実に歳をとり、世の中は移り変わり、そこにはまた別の人生を抱えた新しい生徒がすでにやってきている。とどまっている側も成長せねば、と思う。

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暇さえあれば図書館に行き絵本を借りる。以前は土日に子と一緒に行っていたが、仕事への通り道なので平日の夕方にもひとりで借りて帰るようになった。寝る前に三冊読むのだが、新しい本があるほうが私も楽しいので、借りることは楽しみである。少し返して少し借りる感じ。

先日「きょうはなんのひ?」を借りてみた。すると、読み聞かせている間に涙が出そうになった。林明子さんのやわらかくて美しい絵のせいだろうか。最初のページの「いってきます」と言う「まみこ」の顔を見てうるっときた。そしてそのあとのおかあさんの絵をみているうちに涙がこみあげてくる。なんでだろう。ここ数日そのことを考えている。とても昭和のにおいのする家のなかの様子が、自分の幼少期を思い出させたのかもしれない。または心のどこかにこんなおかあさんが欲しかったという思いがあるのかもしれないし自分の母に似たところを思い出したのかもしれない。なぜだか未だにわからないが、絵本の読み聞かせで泣けてしまうのは予測していなかった。

Monday 1 March 2021

怒涛のパン焼き、村上Tシャツ

土曜日、丸パンを焼くことにした。2次発酵中に次のパンを仕込み、四角いいわゆる食パンも焼いた。1日に二種類。

日曜日。ショートブレッドとシナモンロール。ショートブレッドの生地ができたらシナモンロールの材料を入れる。

というわけでオーブンが大活躍の週末だった。こんなに気軽に作れるのはなぜかというとパン焼き機(ホームベーカリー)が全部混ぜてくれるからだ。もっとも根気と時間のいる仕事を、私はしなくて良い。洗濯機みたいなもんで、放り込んで放置しておく。やるのはその後のガス抜きとか成形とかだけ。粉が飛び散ったり服が汚れたり手がベトベトになったりすることがない。

こんなにたくさん作って食べ切れるのか?心配はいらない。パンは冷凍保存ができる。食パンなんて熱が取れたら食べることなくそのまま冷凍庫行きだ。それでも徐々に無くなっていく。

きのうは村上さんのラジオの日だった。7じからの放送であっという間に時が過ぎる。なんとユニクロとコラボしてTシャツができるという。驚いた。昨日ちょうどユニクロのウェブサイトを見ていたらトップページに村上春樹が出ていたのでいったい何事だと思いながらインタビュー記事を読んだ。よく見ると「2月28日の放送でニュース発表予定」とか書いてあるもんだから何かと思ったらなんとUTのコラボ。最近、よくメディアに登場するようになったなあ村上さんと思っていたけどまさかユニクロとコラボするとは。UTは買ったことないんだけど今回ばかりは気になって仕方ない。なんてったって佐々木マキが絵を描いているらしいからね!

ありがとうとカルボナーラ

 新学期スタート。 子が帰ってくる時間に家に人がいる、というこの幸せ。保育園は4時とか5時まで預けていたのでこんなことはなかったけど小学校は本当に「帰ってくる」ので誰かいないといけない。自分が仕事していてその時間に家でFが子を迎えてくれているというこの安心感は、あらためて、ほかの...