Wednesday 21 March 2018

「スタイルよくて羨ましい」

寒い。3月21日なのにこんなに寒い。きのう寒かったからきょうは少し暖かくなるかなと期待していたけど変わらない。しかも小雨が降っている。こんな春分の日もあるのだ。

さて。faceboookを見ていたら誰かの写真に対する誰かのコメントに「スタイルいい〜 うらやましい」と書いてあった。いやそんなのどこにでもあるコメントなんだろうけどなんかこれが、こう、ひっかかるものがある。

まず1点目、ここでいう「スタイル」という言葉は和製英語だ。手脚が長くてウエストがくびれていて…というような身体的なバランスの良さについてstyleとは言わない。はいでは辞書をひいてみよう。そうすると「様式、型、形式、流派、暮らしぶり」と出てくる。やっぱそうだよね、うん、だから「スタイルがいい」と聞いたり見たりすると、かっこいい生き方をしている、とか、自分にあったいいものをうまく取り入れている、とかそういう感じに聞こえる。少なくとも私には。でも和製英語の意味も知っているから「ああそうかこの人は身体的な分配のバランスの良さについて言っているのだな」といったん脳内で修正する。正しく広まるためにはやはりまだまだ時間がかかりそうな言葉だ。

そして2点目、「羨ましい」ということ。他人知人友人が身体的に美しくてそれが「うらやましい」というその感覚がどうしても理解できない。手脚が長くて顔のきれいな人はもちろんたくさん知っているけど「うらやましい」と思ったことはない。「自分もそうなりたい」ということだろうけど、こうやって「うらやましい」と聞くとその人が、自分もそうなるための努力もせずに「いいなー」「恵まれてるね」「あんたラッキー」「それに比べて私はこんな感じに生まれちゃったんだよ」「だから自分はどうしようもない」「がんばっても変わらない」と、もはや無気力にうらやんでいるように感じてしまう。何の努力もせずに。言い過ぎですかね。

でも、だって、他人なんですよ。自分は自分なのに。「そうなりたいと憧れる」ならわかるけど。他人のことは他人のことで放っておけばいい。自分には自分の頭と身体と人生、生き方がある。そこを分けて考えられないとなると人生羨んでばかりになってしまう。「お金があってうらやましい」「イケメンの彼氏でうらやましい」「英語ペラペラでうらやましい」。巷にあふれるこういう言葉は、やっぱりひっかかるのである。

Monday 19 March 2018

「機嫌は自分でなおすものだよ」

ツイッターのアカウントは保持しているがもっぱら閲覧用であり特に発信することはない。だったら意味無くないかと言うといやそれが意味あるんです。閲覧しているあいだにときどき自分に「ぴたっ」とくる言葉があるのでやっぱりやってていいことはあるものだな、と。

そこでようやくタイトルに戻る。

「機嫌は自分でなおすもの」

いつだったか、そして誰のツイートだったかも忘れたけどそういうことが書いてあった。つまり誰かに「大丈夫?」と言われて機嫌をなおしてもらうようなことを期待してはいけないと。それができなかったからお母さんは大人になってからたいそう苦労しているんだよ、みたいなことを自分のこどもに向かって言った、という内容だったと思う。

まあ当たり前のことなんだけどこれが妙に「ぴたっ」とはまって、それ以降機嫌が悪くなるとこの言葉を思い出すようにしている。目の前にいる人やものの存在は実際のところ私の「機嫌」とは関係がない。あるように感じるけどない。だから機嫌が悪いのは別に誰のせいでもない。そういう場合はそのままにしていたら誰かを傷つける可能性もあるので限界だと思ったらその場を離れるしかないと思う。(逆に、あきらかに誰かのせいであればそれを直接言うなりして解決策を探ることができる。というかそうするべき。言わないと永久に歩み寄れない。)誰のせいでもないよな、と思ったら機嫌がなおる努力をするべき。さっき書いた「その場を離れる」以外にどういう方法があるか?

・体を動かして汗をかく
・シャワーを浴びる
・アルコール摂取

いずれにせよ「水」に関係している気がしませんか。水の力ってやっぱりすごいんだと思う。アルコールはちょっと違うかもしれんけど。「水に流す」という言葉のとおり。

そして最終的には:

・睡眠をとる

これに限る。機嫌が悪い原因の一つは睡眠不足からくる疲れである場合が多い。そう、そうなんです、疲れているんです。これだけ客観的に考えられているんであれば、今寝ない手はない。ということでおやすみなさいませ。

Thursday 15 March 2018

もめんやまきのの実力

ブログを書く時はたいてい文章を書いてから最後にタイトルをつける。ところがきょうは逆です。もめんやまきのの実力。この一文が先にうかんでいた。これについて書くぞ、と思って、はい、今から書きます。

きょうは午前で仕事を終わらせ、4月からの認可保育園のためのシーツのための布のための…布、を買いに行った。いや正直なところ本当に見つかる自信はなかった。下北沢のユザワヤは小さくてあまり生地の種類がないということはわかっていた。だから明日、吉祥寺のユザワヤで最終的には見つけるつもりでいた。というわけで今いちど、一応、下北のユザワヤに行ったがやはりピンとくるものはなく。まあいっかと思いながらエスカレーターを降り、5階のダイソーと3階と2階のユニクロを見学して帰る。

そしてまだ時間があったので北口の生地屋さんまで行くことにした。これが「もめんやまきの」である。どこでも見たことないような生地を売っていたりすることがある。個人的にはユザワヤのようなどうせ潰れたりすることはなさそうな店よりも小さい店を応援したくなるのでちょっとした手芸用品(糸など)でも、こういうところで買ったりする。

そしてきょう、運命の生地(とまで言うと大げさかもしれないが)に出会ったのである。めちゃくちゃかわいい。車がかなり大きな柄で使われているが、子供向けというより大人向けである。かわいいと同時にかなりクールである。これでカーテンとかクッションカバーとか作りたい感じ。

私の前にいたアメリカ人(ぽい)カップルが大量に布を購入していたのでかなり待った。それから保育園のシーツの話をしたら、店員さんはものすごく詳しく作り方を説明してくれた。小さい紙を、布に見立てて、ここをこうやって切る、という具合に。そしてどの生地だとどういう利点があるかという話もしてくれた。そもそもミニふとんカバーがすでに作成、展示されていた。

そして私の選んだ生地について「これね」と話し始める。なんと20年以上前の代物らしい。もはや日本中探しても残ってないかもしれない、とのこと。おおおユザワヤにあるわけないよね。「あれこんなのがこんなところに」と思って、店に出してきたばかりだそうだ。「ウッドストック」と言っていたけどそれって何だろう。聞けなかった。40~50歳の男性店員だが、とにかく詳しい。作り方も、生地の種類もものすごくよくわかっている。これぞ布屋さんである。もめんやさんである。

たぶんここにはお得意様がたくさんいるんだろう、と思いながら「もめんやまきの」と検索してみるとなんと昭和29年からずっとある店だという。うおおおお。こういうの大事にせないかんやん。下北はどんどん変わっていって、小さな店がどんどん立ち退いて「クリーン」な感じになってきたけど、このごちゃごちゃ感、失うまじ。なんとしてでも残ってもらわねば。ますます「贔屓にしよう」と思ったのでした。

Tuesday 13 March 2018

「でんきつけてよ」

暖かくなるかな〜と期待しながら朝窓を開けるとまだ空気が冷たい…ということをこの一週間くらいずっと繰り返している。なかなか「春だ〜」とはいかない。明日こそ、どうでしょうね?

ちょっと今週は忙しい。やることが片付き次第ヒマになるはずなので集中して頑張ろうと思う。四月からまた新しい年が始まる。すでにワクワクしている。

こどもの変化をメモ:

寝るために灯りを小さくするとギャアギャア泣くようになってしまった。怖いのだろうか。

そのことで、どうしてもわからないことが一つある。立ち上がって、灯りを指差し、一生懸命何か言う。この、あかりを消して号泣、というパターンを繰り返すうちに、どうやら毎回必ず同じことを言っているということに気づいた。「ちしゃ!」か「ちさ!」か「きさ!」みたいに聞こえる。電気を指差して涙を流しながら「ちしゃ!」。んー。何だろう?一体なんて言っているのだろう?消したときだけ言うこのセリフ。不思議で仕方ない。いやもちろん「でんきつけてよ」って言ってるのに違いないだろうけど、読み解きたくて仕方ない。気になる。そのうちわかるようになるのかもしれないし今だけの発話なのかもしれない。レコーディングしたいなと思うけどこどもがギャンギャン泣いているときにその余裕はない。

きょうはちなみに、その立って指差しているときにそのまま抱きしめてあげたらすーっとおとなしくなって落ち着いた。相当疲れていたらしい。

Friday 9 March 2018

薬漬けの一週間

今朝、窓を開けるとむわっとした空気が入って来た。なんだこれは、熱帯かと思うくらいの湿気。そして気温が高い。部屋のほうが断然寒く感じられる。おいおいいきなりこんな天気かよと思いながら朝の支度をする。こどもに着せる服も少し薄めにした。こういう湿度の高い天気は嫌いなわけじゃないんだよなとブログを書こうと思っていたその数時間後、郵便局を出たとき肌にあたる空気がひんやり冷たい。あれ、気のせいかと思ったけどやっぱり寒いよねこれ。おいおい。体調崩すよこんなんじゃ。

事実、体調がすぐれない1週間だった。別にこの空気のせいだけじゃないだろうけど。まず月曜日に親知らずが痛み始めた。三年ぶりである。三年前に比べるとだいぶマシだとは思ったが、はっきり言って何も手につかない。同僚が痛み止めをくれた。その日は歯医者にもいかずそのまま7時ごろ寝た。翌日、歯医者に行って痛み止めと抗生物質をもらう。

そしていつ頃からか咳が出るようになっている。最初は痰の絡んだ感じの咳なのでまだマシだったが昨日ときょうあたりは結構ひどい。じっとしていると大丈夫だけどいったん咳し始めたら終わり、みたいな感じ。わかりますよね。ツボ?にはまると止まらなくなる感じ。去年の夏に1ヶ月以上つづいた咳のときにもらった薬をとっておいたのでとりあえずそれを飲んでいる。

それから花粉症。こちらはそれほどひどくはない。ただし薬は飲んでいる。

というわけで薬漬けの一週間なのである。一緒に飲んではいけない組み合わせもあるかもしれないが、どれも、飲まないわけにはいかない。早く良くなれー。

Wednesday 7 March 2018

私の言っていることがわかっている

東京は寒い。1日あたり、あったかくなったかと思ったのだが急にまた寒くなった。親子そろって鼻水たらして咳してます。

こどものこと。こういうのすぐメモしとかないとあっという間に忘れていっちゃうなと思うので。思いつくがままに。

最近「あれ、今私の言ったことが通じた」という瞬間が増えて来ている。つい先日、夕飯後に「ほら、本とっておいで」と言ったら一瞬私の顔をじっとみてそれからトコトコと本棚に歩いて行き、本を取って来た。(ちなみに「バーバパパ」。)えっなに私の言ったこと分かったの?と思って感動したんだけど同時にちょっとこわいというか、うーん、こわいって言っちゃなんだけど、そんな感覚を覚えた。これまでずっと言葉の通じない人として応対してきた相手がスッと動いたわけだから、ちょっとギョっとしたというか、呆気に取られたというか、まさか、というか。そんな不思議な感じがした。

ほかにも:

・朝、オートミールを作る時に「ブルーベリー入れよう」と言ったらサッと冷凍庫に手をかけてブルーベリーを出そうとした。

・きょう夕飯中に、「今朝、咳止めシロップのキャップをおちょこみたいにして飲んでて面白かったんだよ」という話を相方にしていたらその「シロップ」という単語を聞いてかどうなのか、ハッと気づいたように夕食を食べる手をとめて椅子から降りようとする。どうしたのかと思ったらシロップの入った棚のほうを見ている。「今、飲みたい」ということに違いない。

そして分かっているのは今だけじゃなくてもっと前からわかっていたはずなので、やっぱり子供に常に話しかけようというのはすごく理にかなったというか正しいことだと思う。そうかこういうことだったのかと最近思う。

(ここで言っているのは「言うことばが分かっている」ということであって、その他の行動についてはまた別。たとえばきょうバナナを食べたあとに残った皮を自分でゴミ箱のほうまで持って行った。それは「ことばがわかっている」というのとは違って、ゴミはここに捨てるらしいというのを学んでいるということ。)

Sunday 4 March 2018

いっさいはん

「いっさいはん」という本がある。かわいいイラスト入りで、子育てをした人は特に「ああ、あるある」と笑える本。我が子もついにその「いっさいはん」になったが、もはや笑える状況にない。「この時期は自我の芽生えが〜」とはよく言うものの自己主張の激しさにとことん参っている。少しでも自分の思い通りにいかないとここぞとばかりに泣き出す。たとえば:
・扉を開けようとして「ダメ」と言われて閉じられる
・食べようと思ったものが熱くて食べられない
・寝たくないのに寝る部屋に連れていかれる
など。

まあそれで泣くことはもちろん今までもあったのだが泣き方が尋常じゃない。声の大きさにしてもねばり方にしても。だいたい今までは諦めるかほかの興味深いことを見つけて泣き止んでいたが、最近は10分でも20分でもその場から動かず大声で泣き続ける。こちらが無視して洗濯物を片付けたり食器を洗ったりしていても、こっちに来ることはない。いつまでも(例えば玄関に)立ったまま泣き続ける。さすがに参って「こっちおいで」と言いに行っても動かない。そして突っ伏して泣く。「orz」の図そのままである。「う〜う〜」とまるで絶望の淵に立たされたかのような泣き方をする。これをもし公衆の場でされたらたまったもんじゃないなと思う。無理やりその場を動かそうとすると、全身で私を拒否する。ここまで大きくなると本当に力が強いのでもはや敵わない。全身のバネを使って私の手を逃れようとする。(なので時々ほんとうに危ない。)どうしようもなくてこちらも絶望的になる。

ハッと気づいた。もしかしてこれがイヤイヤ期ってやつか。2歳ごろとかなんとなく聞いたことあったからきっとまだまだと思っていたけどたぶんこれは突入しているのだ。2歳ごろてことは1歳半も含まれるかもしれない。区の施設にいる保育士さんに「しばらくママにとっても大変な時期が続きますけどね〜」と言われた。子育て本などを参照にしなきゃいけない時期が来るのかもしれない。今までまともに読んだことはなかったけど。だけどきっとどの本にも「ないものはない」「ダメなものはダメ」でいこう、ということが書いてあるのではないかと思う。つまり親の信念を曲げないようにしましょう、的なことが。

ついでに昨日(3/2と3/3)のことをメモ。

3/2
3時ごろ職場に電話があり「38度熱があるので迎えに来てください」とのこと。行ってみると意外と元気で、その後もずっと36度代。お風呂には入れずに6時すぎには寝せた。

3/3
いつもよりちょっと遅めに起きた。7時過ぎだったと思う。すこぶる元気なようだが一応小児科へ。ほかの要件もあったので。それからいつもの子育て支援施設へ行き、ピッツァを食べに行った。12時半ごろ昼寝をするかと思ったがしない。珍しい。たぶんほんの少しだけ寝たんだと思う。それでスッキリしちゃってそのあとまったく寝ようとしない。それから案の定夕方6時ごろには眠そうになったので7時前に寝せた。

そのあとのこと。8時半ごろだったか一人で部屋でパソコンをしていると「バン」とドアの音がした。一体何が起きたのだろう、外から誰か入って来たのかと思ってビビっていると、たたたたと足音がして無言でこどもがやって来た。少しも泣かない。無言。怖いくらいだった。もんのすごいびっくりした。だって今までこんなことなかったから。無言でここまで移動してくるなんて。それからあと、どうやら暗がりが怖いのか、布団に戻りたがらない。それどころか洗面所に立ってずっと一点を指差している。一体この人には何が見えているのか?何か取ってほしいのかと聞いてはみたがよくわからない。部屋に戻そうとすると大泣きして逃げ出す。仕方がないので洗面所で抱っこしたまま寝せることに。そこから移動すると目を覚まし、怯えたような目で泣き、また部屋を飛び出す。最終的には部屋の電気をつけたまま寝せた。

やれやれなのである。この土日、げっそり疲れた。毎週まいしゅう「こんなに大変だっけ」と思っている気がする。保育園すごい。ほんとうにすごい。あしたはいよいよ保育園…。ああありがたい。さて寝よう。

Friday 2 March 2018

目がかゆいときに目をかかないための策

3月になった。今年の冬はいつにも増して長く寒い冬だった気がする。本当に気のせいかもしれないし、毎朝こどもを預けながら働きに出るその過程が空気の冷たさをより感じさせたのかもしれない。いずれにせよ「ようやく春か」という気持ちになる。

そう、春なんです、ということは花粉症の季節。去年も一昨年もそれほど花粉症の影響は感じなかった。しかし今年は「来たな」という感じがする。薬も飲んでいるが目のかゆさはどうしようもない。目に触ったら終わりなのだ。「さわったら終わり、触ったら終わり」と心のなかで呟きながら1日を過ごしている。具体的には昨日と今日。刺激を与えるともっともっとかゆくなる。

手で触れないようにするにはどうすればよいか:

1.アイメイクを施す

これが一番手軽だ。せっかく完成したアイラインやマスカラを無残に崩すわけにもいかないので自然と目に手をあてるのを避ける。

2. メガネをかける

物理的にバリアをはるわけだが、これはメガネとってしまえば同じなので効果としてはうーんどうだろう

3. 運動する

いや運動というよりは花粉症のことを忘れられるくらいに集中できるスポーツをするということ。昨日は合気道に行って来たけどやっぱりその間はどこもかゆくないし鼻水もでない。それはそうだ。汗をかいて息が上がるくらいの運動をしているとはっきり言って花粉どころではない。

以上、3つの中からもっとも効果のあるものを選ぶとすれば、やはり3です。

ところでせっかく処方してもらった点鼻液がどこかにいってしまった。こういうとき真っ先に疑われるのは1歳半のこどもである。この前少し遊び道具として持たせたあとからなくなった。ような気がする。一番欲しいときに限って無いのだ。探し物は探さなくなったときに出て来るというのは鉄則だが探さないわけにもいかないのでさっきソファの下などを見てみたがやはり出てこなかった。仕方ない。諦めて寝るとする。

ありがとうとカルボナーラ

 新学期スタート。 子が帰ってくる時間に家に人がいる、というこの幸せ。保育園は4時とか5時まで預けていたのでこんなことはなかったけど小学校は本当に「帰ってくる」ので誰かいないといけない。自分が仕事していてその時間に家でFが子を迎えてくれているというこの安心感は、あらためて、ほかの...