Sunday 28 January 2024

味のないパン、甘いカルボナーラとぜんざい

昨日。なにもしたくなかったけどパンは焼いた。今月のいつだったか、あまり作っていなかった、バター30gと牛乳の入ったパンを焼いたらやっぱり安定のおいしさだったので、あれにしようと思った。実はもう一つの大きな理由は賞味期限の1日切れた牛乳を使うためでもある。

で、焼き立てを食べたところ…味がしない。甘味はある。

これは塩を入れ忘れたに違いない、と思った。せっかく焼けたのになあと残念に思った。

さて、今朝、チョコレートローフ作ろう、と思って材料をパン焼き機に入れていたところ。。。塩を手に取ったときにソルトシェーカーにくっついている粒が大きめであることに気がついた。まさかとおもって手にとって舐めてみると


…甘い。


グラニュー糖だ。これをやったのは決して私ではありません。間違ったのだなと思いながら袋から塩を出してチョコレートローフのための4g加えた。たったの5gであっても塩の役割は大きいなと実感した。こんなに味がかわる。

かれこれ10年以上前を思い出す。あの時はカルボナーラだった。カルボナーラを2人でお昼に食べていて、なんだか味気ないね、と言って塩を振った。ふればふるほど変な味になっていって、まさかと思ってみてみたら、砂糖だった。その前日も前々日も、なんだか料理がおいしくなかったのが、その日で判明した。

この逆バージョンもある。これはもっとすごくて、わたしのおばあちゃんがぜんざいを作った時のこと。塩と砂糖を間違えたのだ。ぜんざいに使う砂糖はものすごい量なので、これが全部塩で作られたときのことを想像してみてほしい。かれこれ30年以上前になる。

あのときのことを考えると、今回のパンの事件なんてたったの5g程度の間違いで、なんてことないなと思えるのだ。ああ、おばあちゃん、元気かな。死んじゃったけど。元気かなあ。会いたいなあ!

Saturday 27 January 2024

体調不良メモ

 きのうの朝、ぐらつくような感じがあって、これは体調不良だと思った。めまいに至る前の、吐き気を伴った感じ。この前段階だと、周りがガクンと落ちるような感じになる。それは時々あって対処できるのだが、昨日のぐらつきは久しぶりに感じた。「これはやばいな」と思った。頭の角度が変わると吐き気が襲う。車酔いと同じ感じ。三半規管のなんとか。対処法はだいたいわかっている。寝れば治るのだ。

毎日、夜9時から5時まで寝ていて、睡眠は十分だと思っているがそれでも少しずつ不足してくる。きのうは金曜日で、週の疲れがどんどんたまってきていたのだと思う。

授業はなんとか乗り切った。時間割変更のおかげで1時間少なかったのが幸いだった。会議その他はなんとかなる。5時まで勤務して、帰ってから横になった。子の宿題を手伝おうと起き上がったらころげそうになった。

お風呂に入ったらだいぶマシになり、夕飯はピッツァを作ってもらっていて、食べたらもっと元気になった。9時より早めに横になったらどんどんあくびが出てきて、もう眠い。身体が休ませてくれと言っている。

大学時代、覚えている限りで体調不良というものが一度もなかった。仕事を始めてから少しずつ熱が出ることも増えて、体調不良というものはこういうものか、とわかった。熱には至らなくてもこのめまいのように、疲れがどっと押し寄せるような種類の体調不良は、明らかに子供が生まれてから増えた。

体調不良についてやたらと訴えてもどうしようもないのだが、ここにこうやって書いておく理由は、どういう時に自分がダメになりやすいのかパターンを覚えておくため。気を付けるべきポイントがよりわかるようになるから。

きょうは久しぶりに何もない土曜日なので、何もせずに過ごすことにする。パンを焼いたり、ゆでたまごを作ったりする。

Tuesday 9 January 2024

寒稽古初参加

 寒稽古に参加した。結果から言うと「こんな世界があったのか」と思う。人生におけるNEXT レベルを達成したような気持ちだ。やっと、突破した。稽古が終わって帰宅したいま、とても気持ちがいい。こんな爽快感はいままでになかった。「自分に勝つ」ことを先生がいつも言う、意味がようやくわかった。いや、わかったなんて言うのはおこがましいだろうけど。

前日から「明日こそは行くぞ」と心に決めていて、道着も袴も準備していた。気が張っているので夜中に「よし」と思って目覚めたらまだ2時だった。

4:58に起きて、いつものように紅茶を飲んだりduolingoやったりしながら外を見る。

あっという間に5:30がくる。外は真っ暗。ほそーい月が出ていた。

5:45になる。顔を洗って着替えて、準備開始。

6:00ちょっと前。自転車に乗って家を出た。まだまだ真っ暗。当然寒い。しかしここまできたら後には引けない。もはや何も考えない。いや、考えられない。寒すぎて暗すぎて考えられない。

なるほど朝稽古に行くのが習慣になっている人というのはこういう感じなのか。起きたら行く。自動的に、行く。朝起きて顔を洗うように、合気道に行く。行くかどうか考えている暇はない。

着いてみると、いつもの道場だった。ただし、人が多い。いつもの3倍はいる。こんな早くから参加する人たちが、こんなにたくさんいるとは。感心する。

稽古始まって20分もすると、汗が出てきた。こんなに寒いのに、汗をかいている。そして外が明るくなってきた。

終了が7:15。これだけのことを達成しているのにまだ7時過ぎなのだ。1日はこれから始まるのである。

みなさん猛烈な勢いで着替えている。これから出勤する人が大半だろう。「働きマンモードですね」と言いながら去っていく。すごい。わたしがきょう参加できているのは、きょうは仕事が休みだから、なのに。

家についたのが7:37。この時間に、これだけの量の運動を終えて、しかもこの爽快感、充足感。繰り返す。「こんな世界があったのか」。寒いはずなのに、「おお寒い」という言葉が出てこないしそもそも、思わない。

帰ったらこどもがごはんを食べ終わって学校に行く準備をするところだった。きょうは始業式。8時前に、いっしょに歩いて学校へ行った。すでに活動しているので「これから寒いところへ出る」感じがない。走ってでも行けそうなくらいだ。

いままで朝稽古に行かなかったのは「朝は忙しいから」「朝は無理」というだけだった。忙しいというのはほぼ理由にならないし、無理というのは自分でそう決めつけているから。書いてみて思うけど、言い訳にさえならない。

突破するひとつのきっかけとして、寒稽古があってよかった。昨年までは参加しようとしていなかったのに今年参加しようと思えたのは自分のなかで何か、合気道に対して、気持ちの変化があったのだろうと思う。

今後、しょっちゅう行くようになるかどうかは分からない。それでも初めて参加したことは自分のなかでひとつの「突破」であることは間違いない。

こどもが家を出たあとで、Fが「おいしいもの」を買ってきてくれた。ありがたきご褒美。いい日になりますように。

Monday 8 January 2024

寒稽古、パネットーネ

【寒稽古】
合気道の寒稽古というのがある。朝6時半から始まる。今年は今日から開始で1週間。寒稽古どころか朝稽古に今まで一度も参加したことない私は、今年こそと思いながら朝シミュレーションしてみるが、いやはや6時、まだ暗い。めっちゃ暗い。きょうも、いくとしたらどんな感じかなと5時から起きて外を見たりしながら過ごしているがこれはやはり無理ではないのか。自転車の電気をつけていくのか。こんなことを言っている時点で自分に負けているのだろう。とほほ。いけるとしたら明日なのだが、うーん、どうだろうなあ。

人は見事なまでに言い訳を作るものだなと思う。これが夏だったら、暗くはないだろうけど「紫外線が」とか言うんだろう。そして「こどもが小さくて」と。私の場合、もはや「こどもが小さくて」は言い訳にならない。1人でたいていのことはできるし朝の1時間私がいないだけでそんなに困ることはない。困るのはむしろ夕方のほうなのだ。だから朝稽古に行くのがちょうど良いのだ。行けない理由は、暗くて寒いというそれ以外に、どうやら、ない。

【パネットーネ】
イタリアで、クリスマス前の食べ物に「パネットーネ」というものがある。我が家は毎年、クリスマスに関係なく食べる。イタリアからは最近送られてこなくなったので自分達で買う。ただ、高い。イタリアだと300〜500円くらいで買えるのが日本ではざっと10倍の値段する。「高すぎるだろそれは」という感覚を保っておきたいと思っている。だから、たとえば1kgで3000円を超えるものには手を出さない。

狙い目はシーズン・オフである。つまり12月以外に買うこと。

それで、最近ようやく半額が出てきたのでパパッと注文してみた。それでも1kgで2000円を超えるのだが…。早く届かないかなと心待ちにしている。ちなみにわたしは一年中「パネットーネ」で検索している。もはや習慣のように、値段の推移を見守っている。

クリスマス前から少しずつ食べ始める、といわれるが我が家は3、4日で1kgなくなってしまう。(ほぼわたしが消費している。)最近ではスライスにしたものまで売っているようで、これはまた日本的だなあと感心している。和菓子のようだ。あんな薄いのは私には足りない。

Friday 5 January 2024

東京に戻った

 12月26日からずっと佐賀にいた。今年は全然寒くなくて、快適に過ごせた。あまりにも暖かかったので10月とか3月とかと勘違いしそうなくらいの陽気だった。会うたびに姪っ子が大きくなっていて成長が微笑ましい。両親も、きょうだいも元気で何よりだった。2日には、おじ、おば、いとこ、いとこの子どもたちetcが集まって、なんと総勢23名だった(たぶん)。文字通り、数えきれないくらいだった。小学1年生以下が7人いたのは間違いない。誰かが特別なことをしなくても、特別な食事やお酒がなくても、そこに人がいるというだけでこの上なく楽しかった。

1日の地震と2日のJAL事故があまりに衝撃的で、5日の飛行機は本当に飛ぶのか不安になった。いざ飛んでみたら、問題なかった。運航状況を毎日確認していたが、2時間以上遅れて出発しているようだったので、きょうもそのつもりでいた。しかし、1分の遅れさえなかった。羽田に着く前の時間稼ぎか、千葉上空で少し蛇行(?)しているのがフライトレコーダーからわかったが、大したことはなかった。

今回は、飛行機に乗っている間にあまり不安を感じることがなかった。なぜかと考えてみると、おそらく2日の飛行機事故のために飛行機関連のニュースをたくさん聞いていたので、いかに安全な乗り物かをあらためてわかったから、そして事故のあとだからいつにも増して安全に気をつけているはずだと思ったからだ。

それにしても、5日になるまではJAL機についてのニュースをなるべく目にしないようにしていた。見てもどうしようもないのだ。見ても見なくてもどうせ飛行機には乗らなければいけない。だとしたらただ不安を煽る映像や情報をなぜわざわざ見なければいけないのか。あえて避けていた。だから今になって、当時の乗客のレポートなどを読んで「なるほど」などと思っている。今だったら読める。

きょう飛行機が着地したあと、ゲートまで移動するあいだにちょうど事故後のJAL機が見えた。思わず首を伸ばす。野次馬以外のなんでもない。みんな見ていた。きょうから撤去作業が始まるらしくて、クレーン車も見えた。あれか、と思った。非現実的な感じがした。

その後の電車も、何の遅れも問題もなく、家についた。冷凍庫にあった坦々麺を食べた。

まるで、26日からの10日間を「ぱっつん」と切り取ったかのように日常に戻っている。10日間がなかったかのような、東京の、普通の日だ。明日から仕事が始まる。スーパーにでも行こうかな。

ありがとうとカルボナーラ

 新学期スタート。 子が帰ってくる時間に家に人がいる、というこの幸せ。保育園は4時とか5時まで預けていたのでこんなことはなかったけど小学校は本当に「帰ってくる」ので誰かいないといけない。自分が仕事していてその時間に家でFが子を迎えてくれているというこの安心感は、あらためて、ほかの...