昨日。なにもしたくなかったけどパンは焼いた。今月のいつだったか、あまり作っていなかった、バター30gと牛乳の入ったパンを焼いたらやっぱり安定のおいしさだったので、あれにしようと思った。実はもう一つの大きな理由は賞味期限の1日切れた牛乳を使うためでもある。
で、焼き立てを食べたところ…味がしない。甘味はある。
これは塩を入れ忘れたに違いない、と思った。せっかく焼けたのになあと残念に思った。
さて、今朝、チョコレートローフ作ろう、と思って材料をパン焼き機に入れていたところ。。。塩を手に取ったときにソルトシェーカーにくっついている粒が大きめであることに気がついた。まさかとおもって手にとって舐めてみると
…甘い。
グラニュー糖だ。これをやったのは決して私ではありません。間違ったのだなと思いながら袋から塩を出してチョコレートローフのための4g加えた。たったの5gであっても塩の役割は大きいなと実感した。こんなに味がかわる。
かれこれ10年以上前を思い出す。あの時はカルボナーラだった。カルボナーラを2人でお昼に食べていて、なんだか味気ないね、と言って塩を振った。ふればふるほど変な味になっていって、まさかと思ってみてみたら、砂糖だった。その前日も前々日も、なんだか料理がおいしくなかったのが、その日で判明した。
この逆バージョンもある。これはもっとすごくて、わたしのおばあちゃんがぜんざいを作った時のこと。塩と砂糖を間違えたのだ。ぜんざいに使う砂糖はものすごい量なので、これが全部塩で作られたときのことを想像してみてほしい。かれこれ30年以上前になる。
あのときのことを考えると、今回のパンの事件なんてたったの5g程度の間違いで、なんてことないなと思えるのだ。ああ、おばあちゃん、元気かな。死んじゃったけど。元気かなあ。会いたいなあ!