Tuesday 27 July 2021

白くまと、にわかに韓国


 白くま。

先日、レジに並ぶ直前に見つけて買ってしまった。見た途端にこどもと「これ買っちゃおうか」と意見が一致した。

こどもとスーパーに行くと、あれも買ってこれも買ってとなるが、ダメ、と言い続けるのに少し疲れる。時々「あれも買っちゃおうか」とパーティー前の買い出しみたいなテンションになると自分も楽しくてよい。時にはこういうのもいいなと思う。

にわかに韓国にハマっている。7月のはじめ、BTSのビデオをちらっと見たことがきっかけだった。こんなにいいものを今まで知らずにいたのか、と思った。BTS以外の歌手はよくしらない。でもそれがきっかけで韓国の映画を7月だけで3本観た。

この10年ぐらいで韓国が大躍進しているというのはわかってはいたのだが、特に見ようとはしていなかった。観てみると、音楽も映画も、実際にこれほど良い質のものを出しているとは。私の世代以上の人々は「最近の若者はK popが好きらしいよね」ぐらいの認識でいるが、実際の"若者"にとって、どうやらそれは想像を超えたレベルであると近年感じていた。私たちにとって「日本じゃなくて韓国なんだって」という感じだが、若者にとっては生まれたときからあるジャンルの一つであって、あまりそこで「韓国」という国として意識している感じがしない。「同じような顔をしているのに言葉も文化も違って異国っぽさが漂う」わけだ。私が18歳の時にはじめて韓国の歌手のミュージックビデオを見たときに感じた「なんだこれは」という新鮮さを、最近になってあらためて思い出している。

というわけで韓国語をまじめに学んでみようと思った。BTSのインタビューなどみてみると、わかる単語がたくさんある。なにしろ私は韓国語を専攻として大学を卒業しているわけで、基礎は出来上がっているのだ。卒業以降もあまりにも苦手意識が強すぎて、「できない」と言い続けてきたが、やろうとしていない言い訳を続けていたにすぎない、と最近思った。もったいないことをしている。BTSのおかげでいっきにやる気が出てきた。そして不思議と韓国語を聞くのが心地よくなってきた。動画をみるにも、自然な韓国語が聞きたい、と思って韓国の映画を選ぶ。韓国行きたいなあと思いながら過ごしている。この夏やることが少し増えた。

Tuesday 13 July 2021

ANAマイレージに再度方向転換

 暑いと肌がベタベタするし、かゆいし、髪の毛がチクチクするし、イライラする。ここ数日で一気に「夏」感が増した。

コロナでどこにも行けなくなって、ANAのマイレージを貯める意味がなくなり、クレジットカードをはじめとした支払い関係を楽天に切り替えていた。しかしようやく郷里に戻ることができるようになったのをきっかけに、またANAマイレージに方向転換することにした。

この夏のために、こどもと自分の分の航空券をマイレージで支払ったら、やっぱりこのお得さはすごいなと思った。通常、2人分で往復航空券を買うと、8万円近くかかる。格安の片道1.5万円くらいだったとしても、6万はかかる。それがすべてマイレージで支払えたのだ。いままで飛行機を使っていなかったのもあって、マイレージは4万マイルほど貯まっていた。2人で3万マイルを使って往復が買える。

持ち歩くカードを楽天ではなくANAにするだけだが、これだけでたまり方はだいぶ変わるのだ。ただし、楽天デビットカードをここ数ヶ月使ったが、クレジットカードみたいにあとからまとめて払うというストレスがないのは本当によかった。だから、かわりにANAのEdyチャージで、クレジットというよりその場の支払いで済ませていく。先日もどーんと一万円チャージしておいた。

ともあれ、出費は減ったなあと思う。具体的に計算していないけど、日々の出費といえばスーパーで食料品を買うぐらいしか思い当たらない。外食の機会はそれほど変わっていない。人に会わなくなったのと移動が減ったのは大きいだろう。それに伴って、なのか、服、美容にもお金をかけなくなった。それでも良いのだ。じゅうぶんに満たされている。

Sunday 4 July 2021

なんてことない土曜日

何もない土曜日。暑くもなく、寒くもない。夏の間じゅうこのくらいの気温だったらいいのに!

朝方に雨も上がったのでようやく一回分の洗濯ができた。でもあと三回分はたまっている様子。朝10時ごろから子とその父は外に出た。「雨が上がった」と思った瞬間に玄関へ走る子。外に出るのが楽しいらしい。自転車にも乗るようになってよかった。ちっとも外に出ないなあと心配していた時期もあったけどそれはただ外が寒かったから、なのだと今は思う。そりゃそうだ。

たいていのことは心配しなくていい。心配しなくてもなんとかなる。わかっちゃいるんだけどね…。

朝のうちに、遅ればせながらコート三つを(やっと)クリーニングに持っていった。それからスーパーで2割引のオリーブオイルなどを買って家に戻る。パンを焼き、卵を茹で、豆を炊く。万年筆のインクを入れる。掃除機をかける。

時間があるとたいていこういうことをやっている。

昼はいつものように3人で蕎麦屋に行く。勝手知ったる店、とでも言おうか、毎週行くので顔馴染みである。店員さんもやさしい。休みの日の昼はいつもこうやって外で食べる。

家に戻って、先日もめんやまきので買ったイタリア国旗の端っこを三つ折りして縫った。すでにテーブルクロスとしては使っていたのだけど。ミシンを動かす暇と余裕があるという幸せ!

それから4時ごろ3人で近所のプールへ。人が多かった。30分くらい水につかっているだけなんだけどこれで良い。もはやお風呂代わりである。プールのシャワーをあびて、きょうのお風呂は終了。 

夕飯はおうちでピッツァ。

バジルをのせるだけで、ぐっときれいに、おいしそうになる。実際おいしい。

これは最近買った九谷焼の皿。(食べかけ失礼。)一目惚れした。丸い皿にこの四角たちというコントラストがグッときた。

なんてことない土曜日だけど充実していた。満たされて寝た。

Friday 2 July 2021

雨、短冊

ケーキ。ヨーグルトとマスカルポーネが入っていて、上にはオーガニックのクランベリーがのっている。おいしい。飽きの来ないおいしさである。 


ケーキ屋さんのケーキよりも甘さが控えめなので飽きないのだろう、きっと。

さて、7月になった途端に雨が降り始めた。しかも結構な雨だ。だいぶ前から梅雨には入っていたがちっとも雨が降らないので「空梅雨だなあ」なんて言っていたのに。先日、帰りに近所の老夫婦が歩いているところに会った。「7月1日がワクチンの接種だから、会場を下見しておこうと思って」と、徒歩でふたり、歩いているところだった。そして7月1日、しっかり雨が降っている。朝から、「ふたりは無事に行けるのだろうか」と考えていた。そして無事にワクチン接種できたことを願う。郷里の両親は、2人とも2回の接種を終えた。早い。

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保育園で、七夕のための短冊が配られた。こういった季節感のある行事はたいてい保育園によって思い出される。「そうか、ひなまつりか」とか「そうか、七夕か」とか。こどもがいなかったらこういうこともないだろう。

短冊を前にして、クレヨンで色つけたり好きなようにかいていいよとまず言ってみたものの、どうしてもやろうとしない。「私はみないから」と言ったときにピンクで2本線を引いた。いいじゃん、それでいいんだよ、とほめてみたものの「いや〜だ〜〜〜」と言う。

「おねがいごとはなにかな」ときくと、

子は「コロナウイルスがなくなりますように」と言った。

きっとレゴが欲しいとか消防車がなんとかとか、そういう願い事だろうと思っていたので驚いたと同時に本質をついた、全世界共通のこの願望に、むしろ自分はどうして気づかなかったのだろうと思った。

子はまだ文字を書くどころか読みもしないので、いっしょにクレヨンを握って書くことにした。これはたいそう満足そうだった。

最後に自分の名前を書く。どうも、本名のあとに「ファイヤーマン」をつけたがる。いつものことだ。自分の名前の一部というか称号のように思っている。空いたところに「ファイヤーマン」と書いてあげた。


短冊を見るたびに思う。「まじそれな」と。はやくなくなってくれ。コロナ。

きょうも雨のため、保育園のプールびらきは延期だ。仕方ない。来週を楽しみにしよう。

ありがとうとカルボナーラ

 新学期スタート。 子が帰ってくる時間に家に人がいる、というこの幸せ。保育園は4時とか5時まで預けていたのでこんなことはなかったけど小学校は本当に「帰ってくる」ので誰かいないといけない。自分が仕事していてその時間に家でFが子を迎えてくれているというこの安心感は、あらためて、ほかの...