Monday 29 August 2016

オムレツ、ヨーグルト

涼しいので過ごしやすい。寝やすい。読書も進む。
これ以降、もっと暑くなることは無いだろうと期待している。
キッチンに立つのも特に苦ではない…から、料理をするかというと大したことはしませんねやっぱり。

最近、ほぼ日のツレヅレハナコの卵特集をよく読んでいたせいか、昨日の昼はどうしても卵を食べたくなった。
あ、考えてみればその前の日も。その前も。

そんなに卵ファンではないのだが、写真を見ているうちに食べたくなってくる。

しかも昨日は、ツナの入ったオムレツが食べたくなった。
子どものとき朝ご飯に母親が稀に作ってくれた。
オムレツというよりは卵焼きだったが、そこにツナが入っているというのはとてつもない贅沢だったわけだ。当時の私にとって。

昨日はチーズケーキを作ろうと思ってヨーグルトを水切りしている途中だったので、そこから出た「水」の部分をオムレツに入れてみようと思った。

結果は…


余計なことしないほうがいいですね。苦笑


牛乳みたいに卵とうまく混じり合わないから、やっぱり水は水、みたいになってしまう。
それでもじゅうぶん美味しかったんだけど。

トーストと、卵と、ツナ。シンプルな昼ご飯。


夕方からチーズケーキも作った。
材料さえ分かれば、あとは混ぜるだけという、ほかのお菓子に比べると格段に手間の少ないお菓子である。レシピは見るけど手順というものがそもそも存在しない。
しかも失敗しにくい。
そして何よりも、自分が食べたい。
そこが1番大事。

下にグラハムクラッカーを入れる手間というのが面倒なので省いている。
が、十分においしい。
今朝食べたけど、満足でした。

ちなみに水切りヨーグルトを使えば生クリームとかサワークリームは要らない。
どっちが美味しいかと言われれば、うーん、よく分からない。あんまり変わらないんじゃないかな。
費用は安上がりで、カロリーも低い。

何にせよ、繰り返すが、食べるのは私なのだ。
他人に振る舞うわけでもないので気兼ねなく作る。

さて、雨も止んだのでちょっと外に出ます。

Sunday 28 August 2016

アサガオ、アボカド

今朝はなかなか涼しい。
外がすごく静かで暗めだったので、まあ朝6時ごろかな、と思いながら時計を見たら8時半だった。きっと涼しくて寝やすかったのだと思う。
わー、よく寝たなあ。
しかもこんなに寝たのに顔が浮腫んでいない。(最近顔のむくみがひどくて参っていた。)

で、目をこすりつつベランダを見ると…

あああ!!
ついに咲いたのだ、アサガオが。
種を蒔いたのは去年よりもだいぶ遅かったので、まあ8月中に咲けばいいけどなあという感じだった。
蔓はどんどん伸びまくって、ここ数日ようやくつぼみが見え始めたので、もうすぐ咲くなあと思っていたところだった。
アサガオはいい。すごく育てやすくて(ほとんど世話がいらない)、花はどんどん咲く。蔓植物は強い。やっぱり嬉しいもんですね、花が咲くっていうのは。

ちなみにうちには大量の植物たちがいて、花こそ咲かないけど、そのうち世話が結構要るのがこのアボカドくん。
3つあって、1つは結構長寿で大人の膝よりも高い位置まで伸びている。もう1つはこれ。


まだちっちゃい。
確か今年の冬ごろだったか、水につけておいたのが伸び始めたので、春になったと同時に鉢に植えてあげたらすくすく伸び始めた。
ダメもとで突っ込んでいたもう1つの種からも伸び始めたので同じ鉢から二つ出てきている。

水をやりすぎてもよくないし、まったくやらないのもよくない。
ここ数ヶ月は室内で過ごしていたが、外の空気を少し吸わせてあげようということでベランダに出していた。
ここ数日の雨で、ひとつは種がむき出しになっている。
雨がふるたびに室内に移動させて…を繰り返していたが、結果的にかなりの雨を浴びた。
根っこが腐れてしまうなあと思っていたら、最近になって新しい葉っぱをどんどん出し始めたので、結局あの環境は良かったんだ、と少し驚いている。

あと、バラが急に3つ咲き始めた。これも雨の恩恵なのだろうか。
バラは5月の花だと思っていたので正直なところかなり驚いた。

暑い暑いと言って過ごしているこの時期だが、たぶん植物にとってはこの湿度がちょうど良いくらいなのかもしれない。

Saturday 27 August 2016

だらだらぼやき

あっという間に8月も最終週に突入しようとしている。早いなあ。
何度も書いたけど、何もせずに過ごすと夏休みってこんな感じで過ぎて行くのね。
「去年の今頃はイタリアに…」とか「去年の今頃はウクライナに…」とか、考えていたのだが、ついにその時期も過ぎて「去年の今頃は日本」である。それでも今年よりは活動的だったよなあ。

きょうは朝から雨降りそう。
それでも散歩に出かけたいななんて思っているけど、うーん、どうだろう、やめたほうがいいかな?
これは台風なのでしょうか。本格的にヒットするとも思えないけど。ちょうど夏休みの終わりになってやってくるとは、まるでタイミングを狙ったよう。

ここ最近、大した量も食べていないのにどんどん体重が増えていってがっくりしている。食べるものの質によるのかもしれない。きょうもまた+0.1kg.... はぁ。

でも、こんな天気だし、外には出ずに、家で読書をして過ごすか…。
Someone Like Youがあと一話で終わる。今は別の本を読んでいるけど、今日ぜんぶ読んでしまえるかもしれない。こういう、読書でごろごろするときはやっぱり畳が欲しいです。たたみ。

Friday 26 August 2016

食エッセイ

昨日。
朝、少し掃除をしたあとで読書をしていたら眠ってしまった。1時間か、それくらいは寝たのではないだろうか。まさに眠りに落ちる、という感じだった。

本がつまらなかったわけではない。朝、珍しく5時台に起きたせいだ。普段と違うことをするとこういうことになる。

さて、何の本を読んでいたかというと、阿川佐和子の「魔女のスープ」というエッセイ。雑誌に掲載された、食に関するエッセイを本にまとめたもの。
面白かったので、途中で寝たことは寝たもののいっきに読み終わってしまった。

阿川さんファンというわけではない。だけど面白い人だとは思っていた。
そして読んでいるうちに今まで以上に好感を持った。

テーマが食、という状況は、本当に「楽」である。
話すにせよ読むにせよ。
読む方も、そしておそらく書く方も気楽だと思う。
誰を傷つけることもないし。
ただし、食べることが好きである限り、だが。

面白かったので続編を借りてきた。
これからまた読もうと思うが、また早起きしたのでもしかしたら途中で眠りに落ちるかもしれない。

Thursday 25 August 2016

朝コンビニごはん

珍しく6時前に起きたら、空気が秋!
気持ちがよかったのでコンビニに朝ご飯を買いがてら少し外に出てみることにした。空気が冷たくて気持ちがいい。基礎英語を聞きながら10分ぐらい歩いた。おにぎり1個と菓子パン(練乳ミルクフランス)を1個買って帰った。部活に行く高校生らしき坊主頭の人たちが同じようなものをいくつか買っていた。

朝早くコンビニで好きなものを買うのは一人暮らしを初めて以来、ささやかな楽しみの1つである。と言っても、仕事を始めてからはあまりそれを喜びとするほどの余裕も無かったが。

幼い頃からコンビニもあまり無く、親の手作りによる極めて健康的な食事で育った。その反動か、こういった身体に良くは無さそうなものに常に魅力を感じていた。上京して自由になってからは遠慮なくコンビニ食に手が出せるようになって嬉しかった。

そのうち当然飽きてくる。そして手作りにかなうものは無いということが分かってくる。分かるまでにだいぶ時間はかかったけど。

ただ朝、こうやってごくたまに、あんまりカロリーを考えずに(なぜなら朝食べれば寝るまでに確実に消費するだろうから!)好きなものを買うのは、やっぱり楽しい。朝の冷たい空気が肌に触れると私は自由だ、という気持ちになる。ちょっと19歳ごろを思い出してうきうきする。

Wednesday 24 August 2016

洗濯物かご

最近、突然雨が降ることが多くて困る。自分自身が多少濡れるくらいならいいが、洗濯物が…。

うちはベランダの屋根に穴が空いているのでそこから一気に水が漏れてきて洗濯物がびしょぬれになるのだ。昨日も結局干し直しとなってしまった。トホホ。

いくら訴えても管理会社は動いてくれない。雨が降るたびにそのことでストレスをためている。

ところで昨日、これが届いた↓


洗濯ものカゴ。
あえて「ランドリーバスケット」とは呼ばない。
(画像はアマゾンから借りました。)

先週末からずっと、どのカゴにするかを調査研究(大げさ!)し続けていた。
PCに向かっている間はほとんどそのことしか考えてなかったくらい。

で、心はほとんど、無印のステンレス製カゴに決まっていた。


見た目もすっきりしているし、まあ3500円もするけどその価値はあるかなと。

オンラインストアで注文しようと思っていたのだが、サイズは大小どちらがいいのか、やっぱり自分で見てみないと分からないなと思って手を止めた。

そのあと、ちょうど店舗にいく機会があったので、手に取ってみた。

すると…





重い。


めちゃくちゃ重く感じる。1kgとちょっとあるらしいが、これは重過ぎる。
濡れた洗濯ものを入れたら大変なことになる。

それでも見た目でこれを選ぶか、うーん…


とりあえずその場を去ることにした。
サイズは小でちょうど良さそうだったが、あの重さはやはりひっかかる。

そしてよく考えてみるとステンレスって冬になったら寒くて手で触るのに抵抗が出てくるかもしれない。

で、その後やはりネットでいろいろと調べてみたら、シンプルなものを見つけた。
「Freddy Lech フレディ・レック」というドイツのメーカーらしい。
シンプルで、よくありそうなのに、意外と見かけることが無いデザイン。
しかも軽そうである。

ポリエチレン製。
直径40cmx高さ52cm。

値段は1800円ぐらいで、無印のやつの半分。
それほど大きな覚悟も要らない買い物。
ものは試しということで注文してみた。


日曜に着きます、ということだったがものの2日で到着した。
段ボールを受け取ると…



でかい!!

40x52cmということは分かってはいたものの、これはでかい!
箱から出してみたら威圧感はなくなった。

しかしでか過ぎるということはない。我が家には必要なサイズ。

これからの活躍を期待!

Tuesday 23 August 2016

夏のクロスタータ

日曜の夕方に友達が来ることになって、何か作ろうと思い、クロスタータにした。

しかし、これは夏に作るべきものではないなあとあらためて思った。
分かってはいたけど。

バターを使ううえに、手で整形しなければいけないので、気温が高いとあっという間ににゅるにゅる状態になってしまう。思うようにきちんとした形にならない。ほかの季節に作るのと比べて格段に難しくなる。

まあそれでもこの不格好さがクロスタータのいいところかもしれない。あくまでも「クロスタータ」であり、「パイ」ではない。材料も適当で、ジャムも目分量で、焼く時間も適当。そういうお菓子なのだ。

で、余った分を今日と昨日の朝ごはんに食べました。おいしかった!

Sunday 21 August 2016

全粒粉食パンの値段

不思議なことがあったのでひとつ記録しておく。

朝はヨーグルトを食べることが多いのだが、時々あの四角いシンプルな食パンが食べたくなるときもある。食べようが食べまいが、冷凍庫に一袋、6枚切りか8枚切りの食パンを入れておくとおなかすいたときにも便利である。チーズだけのせて焼いて食べたりする。

昨日、帰り道にパン屋に寄った。ちゃんと店で焼いている、チェーン店のパン屋だが値段の割にはあまり新鮮さを感じないのでそれほどファンになって通うことはない。京王線の駅にある「ルパ」のほうが断然好きだった。

それでもスーパーで防腐剤入りのものを買うよりは良いし、まあ久しぶりに行ってみようかなと思って立ち寄った。

普通の食パンの相場は250円前後である。確かここでは220円ぐらいで買えたなあと思いながら見渡すと、あったあった、朝食用、みたいな感じの1番シンプルな食パン。それに手を出そうとしたときにふと気づいた。

さらに下の段に「全粒粉食パン」があった。断然そっちのほうがいい。値段を見てみると

「170円」


…?!

思わず「んん??」と声が出そうになった。
通常、白いパンのほうが安くて、それより20〜30円くらい高いのが全粒粉パン。どこの店に行ってもそうだ。(そもそも置いてない場合もある。)

何かの間違いじゃないかと思った。

1. 170円ではなく270円の間違い
2. そもそもそういう値段

可能性この二つのいずれか。

特に古い感じもしないし、普通の全粒粉パンである。レジに持って行ってみた。

するとやっぱり170円だった。

うーん、二つあったから、どうせ冷凍するんだったら二つ買っておくべきだったかな、と思ったがとりあえずそのままパン屋を出た。


というわけでなぜ全粒粉のほうが安かったのか、謎のままです。


ところで「そもそも」の疑問がある。

・そもそもなぜ全粒粉のほうが一般的に高いのか?
精製する手間がかかっているのは白いパンのほうではないのか。

同じことが玄米にも言える。玄米というだけでいきなり高くなる。私の実家は米を作っていて、高校時代から「精米しない米」、つまり玄米を私用にとってもらっていて、鍋で炊いて食べていた。いまだに玄米食です。ほかの家族のメンバーが食べる分にはもう一行程があるので、面倒だよなと思っていた。

なのに玄米、となると最近では「健康的」なイメージに「おしゃれ」までなんとなく加わるようになり値段まで加わってしまっている。砂糖もそう。茶色い砂糖のほうが高いもんね。

・そもそもホームベーカリーで作れば良いのではないか?

まあこれは自分自身への「そもそも」だ。
うちにはなんとホームベーカリーが二つもあって、全粒粉のパンなんて作ろうと思えばまああっという間なのだが、それでもあの「四角い」のが食べたい時があるんです。真四角の。パン屋でしっかり等分して切ってあるやつ。うーん、ちょっと言い訳っぽいかしら。

きょうも試しにパン屋に寄ってみよう。パン屋がこのブログを読んで「あ、間違ってた」と値段の修正に走らないことを願っている。

Saturday 20 August 2016

オリンピック雑感

昨日は、日差しは強かったけどだいぶ涼しかった。風が吹いて湿度が低いだけでこんなにも違うもんなんですね。

朝から病院に行って、オリンピックはどうなっているんだろうなあと思いながらテレビを見ていた。ちょうど朝だと中継されている種目もある。そのときは男子陸上だった。後からネットで確認してみたら、レスリング女子で日本人が金メダルを3つくらい取っていた。さらにバドミントンも。

日本ってこんなに強かったんだっけ。

最初のオリンピックの記憶はバルセロナで、たぶん小学校3年生ぐらいだったんじゃないかと思う。その時に光GENJI(懐かしい)が歌っていた「りーらーの さーくーころー バールセロナへー♪」という歌はいまだに覚えている。(記憶ってすごいな。)

で、当時、金メダルをとるなんていうのはほんの数人だったように思う。そのぶんすんごい価値のあることだったような。だからバルセロナでの岩崎恭子の金メダルなんて、そりゃーもう、ほんとに「すんごい」ことだった。

子どもだからそう思うだけか?
それともやっぱり日本は強くなったのか?
それともほかの国が弱くなったのか?

単純に、スポーツをする人が増えた、とも考えられる。オリンピックを目指しやすくなってきたのかもしれない。

強くなったとすればその理由は、若い人たちの身体能力が向上した、とか、そもそも体型が変わったとか。これはあり得る。

あるいは指導の方法が変化して、より世界に通用するようになったのかもしれない。

いずれにせよ、たとえば今までメダルを取ったことがなかった種目で金メダル、というのは本当に快挙だと思う。バドミントンは見ていて気持ちよかった。

オリンピック、全部見ているわけではないけど、卓球女子はさすがに涙が出ました。福原、石川、伊藤の団体戦。一生懸命な人の顔っていいなあと本当に思った。「1人だと叶わなかったけど、みんなでなら取れた」という銅メダル。

毎回思うけど、銅メダルより銀メダルが良いとも限らないなあ、と。昨日のレスリング吉田の、銀メダルを取ったときの涙と、卓球女子の銅メダルと、意味がだいぶ違うんだなあとあらためて思った。

レスリングの女子って(これまた特に詳しくないんですが)いつもめっちゃ強い人が何人もいるから、一体誰が誰なのかよくわからなくなってきている。ここ10年くらい。昨日から考えているのは、お父さんがコーチで、娘が選手で、という親子がいたんだけどあれは一体なんていう人たちだったのか。今もやっているのだろうか。

伊調馨が4連覇達成したという話をきいて、ええっとどういう人だったっけと思って検索してみた。ああ、この人か。もう顔つきが、目つきが、構えが、全然違う。かっこよすぎる。

ところで昨日、髪を切った。ちょうど一ヶ月前にも切ったのだが、また切った。その髪型(耳の辺りから後ろを短くする)がこの伊調さんの髪型と酷似していたので運というかタイミングいいなと思わざるを得なかった。

Friday 19 August 2016

メキシカン

昨日は暑いというよりも湿度が高くて高くて、息がしづらかった。おかげでストレスが溜まって仕方なかった。雨が降り始めると、窓も閉めていなければならなかったので、エアコンで「ドライ」状態にした部屋だけが頼りだった。やや睡眠が足りてなかったのもあり、そのまま眠ってしまった。

昨日はそういう変な天気のなか、またしても1人でメキシカンを食べに行った。ほかにももっとおいしいメキシカンがあるのかもしれないけど、近くて、慣れていて行きやすく、値段も手頃なので結局同じ場所に行っている。(先日行ったばかりなのに!)

メキシカンが苦手、という人に会ったことがあるけど、なぜだろう。何か苦手な食材があるのだろうか。それともベジタリアンか。

食べながら思う。結構、万人に好かれる味だよなあ、と。タイ料理みたいな独特の味付けは無いし、中華の重さは無い。メインで使われる食材も、私にとっては好きなものばかり。しかも不健康な感じはあまりしない。

アボカド、トマト、クリームチーズ、豆、肉、ライム、唐辛子… など。

メキシコに行ったことはないのだが、ここ最近、知人友人がメキシコに行ったという話を立て続けに聞いた。3人も。いつか行ってみたいところの1つ。

Thursday 18 August 2016

ソルト&カマンベールクッキー

最近のおめざ。
東京ミルクチーズ工場の「ソルト&カマンベールクッキー」。
先日ルミネに行ったときに買った。別に誰に送るわけでもない。自分用。(大人になったなあ私も…)

ずっと前に元同僚からプレゼントとしていただいたことがあってとても気に入った。チーズ嫌いな人には美味しく感じられないかもしれないが、私には目が覚めるほど美味しかった。

10枚で700円とお手頃です。店舗は、まあ(その名の通り)東京にしか無いらしいけど、東京の店舗数は意外と多かった。ウェブサイトでチェケラー♪してみてください。

ちょっとしたお土産等にはおすすめ!

Wednesday 17 August 2016

お盆の東京

やっぱり台風と言っても大したことは無い。少しだけ風雨、と言った感じ。
あっという間に去って今朝はこの太陽…。
せっかく涼しくなってきたと思っていたのに。
まあ以前より涼しいのかもしれないけど。

夏休みって何もしないとただひたすらどんどん過ぎていくんだなと最近実感しています。
飛行機に乗らない夏。もう8月後半に入っている。

お盆の時期に東京にいる、というのはたぶん初めて。
先日、13、14、15日と進むにつれて通りが静かになっていく気がして、ついに15日、新宿にでも行ってみるか…と思って重い腰を上げた。

すると、人の少ないこと!!!

電車の中は老人しかいなかった。
東京在住の老人、ということか。

街に出ると、観光客ばかり。
外国人観光客はもちろんだが、東京方言ではない言葉を話している日本人もたくさん見たので「東京さ行ってみっか(←勝手なイメージ)」とショッピングざんまいの旅行に来ている人たちもいたようだ。

まるで別の街である。

しかし人が少ないだけでこんなに過ごしやすいとは。

静かだし、
人にぶつからないし、
並ばなくていいし。

普段からこれくらいでちょうど良いなあ、と思った。
おかげでより洗練された街に見えた。

ひとり優雅にメキシカンを食べて帰りましたとさ。(おいしかった〜!!)

Sunday 14 August 2016

堂々と、ジゼル。

オリンピック盛り上がってますね。

話は先週に遡る。
オリンピックの開会式を私は見てはいないのだが、後から部分的にいくつかのシーンを見た。どの国のユニフォームがイケテて、どの国のがイケテない、とか。

その中でモデルのジゼル・ブンチェンについての写真に目が止まった。
ブラジル出身のスーパーモデルは開会式に特別出演したらしい。
と言っても、踊ったり歌ったりではなく、ただ歩く、というもの。
かの有名な「イパネマの娘」にのせて。
どれどれ、と思って動画も見てみた。
(画像はすべてDaily Mailより)

本当に単純に歩いているだけなのに、なんと、泣けてきたのだ。
念のため言っておくと、別に私はジゼルのファンでもないし、ファッションモデルたちにさほど興味があるわけでもない。
そもそも開会式にジゼルが出ることも知らなかった。
確かにジゼルは美しいがそれは今に始まったことではなく、美しさに感動して涙するなら別に今、開会式じゃなくてもいいはず。
わんわん泣く訳じゃなくて、涙がにじんだ。
なんでかなあと考えてみた。
あの大きなスタジアムをぽつんと、たった1人で、堂々と、ただ歩くだけなのに、あの存在感。
そこに「すげー」と思ったのかもしれない。
「ぽつねん」感がこの上ない。

なのに、ほかのダンス等のパフォーマンスよりも圧倒的に存在感があったと思う。
堂々とした様子が清々しかった。

周りに媚びない、究極の自然体。
飾り立てた印象さえなく、ジゼルはあくまでジゼル。
周りに何千人、何万人の観衆がいようが、あの颯爽としたウォークを見せるのだろう。
ここで彼女が表現しているのは、あくまでも「ジゼルである」ということだけ。
繰り返すが、ぽつんと!たった1人で!ただ歩くだけ!

結局その勇気と自信と美しさに感動したんだろう。
いやはや、堂々としているってそれだけで「美」なんですね。

オリンピック選手を見ていても分かるがやっぱり顔、表情の引き締まり方が違う。
錦織くんとか、福原愛とか。
キリっとしていて自分のやってることに確固たる自信を持っているのが表情から伝わってくる。本当にかっこいいと思います。

自信を持てと言われても誰もが簡単にできることではない。
周りに叩かれたり失敗したり自信を喪失したりして初めて自信に近づく。

まあジゼルと並べて書くことでもないかもしれないけど。
「堂々」に至るまでには過程がある。

Saturday 13 August 2016

位置情報について

数日前までの暑さがなくなってきた。このまま8月を終えられるのかもしれない、と期待している。とは言え九州はとても暑いらしい。お盆で帰省する人たちは、暑い方向へわざわざ向かっていくのだな、と思うとやや気の毒である。というのも自分はここに留まる予定なので。もう少しいい時期になってから行こう。

ミシンが楽しい。しばらく前に買ってから、大活躍である。この買い物は正解だった。昨日も少し使った。まだ生地は残っているのにまた新しく買ってしまった。きょうは何を作ろうかな。

今欲しいのはゴミ箱。ブラバンシアの20ℓが欲しい。けど高いのでそう簡単には手が出せない。もう少し検討を重ねることにする。

昨日はチーズケーキを作った。涼しいので台所に立つ気になった。やっぱり自分が食べたいものを作るのが1番である。ということで今朝のおめざになった。材料費もそれほどかからず、美味しい。

SNSなどで位置情報を知らせる人がいる。その瞬間にどこにいるか、情報が出てくる。便利なのか、特に理由は無いのか、分からないが私は決して知らせない。そもそも自分の端末に位置を認識させることに大きな抵抗がある。(まあスマホ持ってませんが。)美味しい店の名前であれば、確かにそれを見ている人にとっては役立つ情報にもなり得る。だけど、でも、何故?それが何になるのかが分からない。今その人が地球上のどこにいるか、なんて個人情報もいいところだと思うんだが。「○○空港/駅にいます」というやつが出てくるたびに「要らないなあ」と思う。だから何なんだろう。優雅に旅行しているという優越感?無事に着きましたという安否の報告?知らされたこちらは一体何を期待されているのだろう。気持ち悪くないのかなあと純粋に疑問。それとももしかしたら写真を撮った瞬間、自動的に判断されてしまうのかもしれない。そういう設定になっているのかもしれない。だとしたら恐ろし過ぎる。生年月日や経歴はもちろんのこと、位置についてもまったく知らせる必要はない。必要はないし、それを防ぐ/避けることは可能だ。その点に疑問を感じない人はたくさんいるんだろうけど、もはやスマホの奴隷になっている証拠だと思う。

Friday 12 August 2016

富士急、ランチョンマット

今朝のテーブルこんな感じ。

富士急ハイランドのお土産をもらいました。カスタードのカステラ焼。
それに、山梨産のプラム。

勇んで行ったわりには、「ええじゃないか」にも「ドドンパ」にも「高飛車」にも「FUJIYAMA」にも乗らなかった、と言う知人。

「たぶん魂が抜けると思った」らしい。
まあ、あんなの乗ったら具合悪くなるよね。
私は小さい頃から今までジェットコースター大嫌いです。
これは一生食わず嫌いでも別にいいかなと思う。
あんなのにお金払って乗る人の気が知れない!!


ところで、ランチョンマットを作りました。
写真の、この白黒のしましまのやつ。
裏は麻の入った生地でリバーシブル。(見えるかな。)
余った生地で作ったのでだいぶ小さめ。
ちょっとした食事にちょうど良いくらい。
それにしてもミシンは楽しい。
これを自力で使えるようにしてくれた小学校〜の家庭科に感謝。


最近WITH LATTICEというブログに影響されまくっていて、家の改造(と言ってもほんの少しだけど)がすすんでいる。

だいぶ隅々まで読み込んでたら、やっぱり「色の統一」は大事なんだなと分かってきた。
「キッチンの色は白、黒、銀で統一」と言われてうちの台所を見てみると、いやはや、色の洪水。
まあ不自由は無いんだけど、ちょっとずつ整えていったらより快適になるかな。

先日、無印良品のファイルボックス(影響されすぎ)を3つ買って、昨日届いたのでそれを使って少し整理をした。これだけで全然違う。一個700円くらいするけど、100均には届かない領域のクリーンさとシンプルさ。なんとも気持ちがいい。

もうちょっとまとまったらブログでもレポートします。

Wednesday 10 August 2016

逆子レポート(6) 回った今思うこと

翌朝またNSTテストと超音波をして、背中のカテーテルをとり、退院することになった。回ったということが信じられなくて、夜の間にまた逆子に戻ったんじゃないかという疑念がわいていたのだが、超音波で「ちゃんと頭が下にありますよ」と言われた。

気になる費用だが、¥25,000だった。覚悟していたほどではなかったのでほっとしたし、これだけ安全な手術と、丁寧な世話をしてもらって25,000円はむしろありがたいと思った。アメリカだったらこうはいかないだろう、なんて思った。
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逆子であれ何であれ、赤ちゃんが産まれるということはとても喜ばしいことである。もしそのまま逆子だったら覚悟を決めて帝王切開に望むべし、というのも、ものすごく良く分かっている。周りの人たちは「どっちでもいいじゃない」と言う。特に逆子の経験がない人は。回そうとする努力や、焦りや、回ってないときのがっかりした気持ちは、やっぱり経験が無いとなかなか分からない。何か自分に原因があるのだろうかと自分を責めそうになったりとか、「今日は回るかも」と思いながら1日を過ごして結局回った気配もないまま日付が変わろうとするときの気持ちは、やっぱりすごく辛かった。週数がだいぶすすんでいる時に「いずれ回るから」とか「治らなくてもいいじゃない」と言われると、分かってはいるけど、やっぱり少なからず傷ついたし、誰も本当に分かってくれている人はいないんだと思って少し悲しい気持ちになった。結局は人ごとなのだ。外回転を試すと決めたときに「回るといいね」と言ってくれた友達や、「でーんと構えてて下さい」と励ましてくれた鍼灸の先生の存在はとても有り難かった。

元気ピンピンなのにあらかじめ身体にメスを入れることを覚悟するのは、少なくとも私にとっては難しかった。これでダメなら仕方ない、と外回転の前に思ってはいたけど、できることなら避けたいと願った。麻酔の前でさえあんなに怖かったのに、切開するとなると一体どれだけシャレにならない怖さだったんではないかと想像する。

外から回すという方法が最終手段としてあると分かっているのであれば、やっぱり試してみる価値はあるのではないか。ただし、きちんとした大病院で。現代医療を信じるしか無いが、信じてよかったと思うし、私のように焦ってノイローゼ気味になってどうしようもない、という人たちには「こういう方法がありますよ」と産院はすすめるべきだと思う。確かにリスクは伴うが、それを内緒にするのではなくて1つの案として、大きな病院を紹介するのは決して間違ったことではない。

むりやり回すことはおなかを切りたくないという自分のエゴなのではないか?と思うかもしれないが、成育医療センターの医師は「自力で回るのが難しくなった時期に、お手伝いをしてあげる」という表現をしていた。その考え方を聞いて少し安心した。鍼灸の先生は「胎児はより自然な方法で産まれたいわけですから、むしろ自然ではないのは帝王切開のほう」と言っていた。確かに。だから罪悪感はまったく感じなくて良い。胎児ももちろんだが、母体も気分良く過ごすのがとにかく大事。

あと、日本(語)では「逆子が治る」という言い方をするけど、そもそも病気ではないのだからその言い方はふさわしくない、と私は思った。だからあえて「治療」とか「治す」とかいう言葉を使うのは避けて「回る」という言葉を使った。治るとか言ったらそれこそ赤ちゃんが可哀想である。

欧米と日本での違いについてもだいぶ考えた。英語で書かれた知恵袋的なものもだいぶ読んだ。そもそも検診の回数が少ない欧米では、逆子に気づくこと自体がとても遅い。そしてそもそも比較的、楽観的なので「まだ回っていない」という言い方を36,37週ぐらいの人がしている。「まだ」と。信じられないなとは思ったが、帝王切開に対しての抵抗はおそらく日本より小さい。というのも大陸の狩猟民族と、島国の農耕民族では、身体加工に関しての感覚が異なる。例えばピアスやらの装身具は大陸発祥。動物を殺して切って食べ始めたのも大陸。さらに我々日本人にとって帝王切開は「切腹」であり、やっぱり重い。

6回にわたり長々と書いたが、本番はこれからである。まるで出産が終わったかのような安堵感のように見えるが、覚悟をするべきはこれから。ただ、ひとつ大きな、貴重な経験をしたと思っているし、同じ立場の人たちの気持ちがこれでより分かる。周りにもし助言を欲する女性がいたら、こういう方法があるよと参考までに教えてあげたい。あくまでも参考までに、ですが。

逆子レポート(5) 外回転後

病室のベッドに戻ると相方がいて「よかった」と言うと「は?!」と驚いていた。ただ麻酔をしに行っただけで、本番はこれからだと思っていたらしい。「え?もう?」とものすごく驚いて、3秒ぐらいして安堵の表情に変わった。

これまで長い間、精神的にもだいぶ励ましてくれたし、何度も「大丈夫だから」と言ってくれた。この日も朝からイライラしっぱなしの私にずっと辛抱強く付き合ってくれた。逆子体操をする間もずっと横にいてくれて、15分間退屈しないように話し相手になってくれた。外回転をすることに対しては疑念も不安もあっただろうけど、同意してくれた。感謝。

それからしばらく、NSTテストという赤ちゃんの元気度を計るための機械をおなかにつけた。心拍数と、おなかの張りと、血圧などが数字とグラフで表れる。

それをしている間、相方がi padとヘッドホンでピチカート・ファイブを聞かせてくれた。ほっとしてだんだん眠くなってきた。どういう感じで処置が行われたかを話して聞かせた。水を飲んでも良いという許可が出た。

それから1時間ぐらい経っただろうか、看護士が次から次にやってきた。向きを変えて寝てください、とか深呼吸してください、とか。看護士4人ぐらいに囲まれた。そして酸素マスクをつけられた。一体何だろう、と思ったが、どうやら胎児の心拍数がすごく低下しているらしい。

酸素マスクとなると、さすがに怖かった。このまま一体どうなるのだろう、と不安だった。必死に深呼吸を続けた。手がしびれてきた。相方が手を握って話しかけ続けているんだけど、返事ができなかった。

しばらくしてその状況からは脱したらしい。たぶん15時ぐらいになっていたんじゃないだろうか。麻酔も切れて感覚も戻ってきたのでトイレに行ったり歩く練習をしたりすることになった。

その間、相方が食べ物を買ってきてくれた。それから初めて、ほぼ24時間ぶりに食事をした。おにぎりと、おそうざい。美味しくておいしくて、夢中でパクパク食べた。しかも、食べても「うぷっ」とならない。逆子じゃなくなったからかもしれない、と思った。

看護士が、先ほどどういう状況だったのかを説明してくれた。胎児の心拍数がどう低下していたか、グラフを見せてもらった。100を切って、80〜90になった時があったらしい。怖い…。そのあとは120〜150ぐらいに持ち直している。

胎児の心拍数低下の例は、最初の説明でも45%くらいの確率で起きると書いてあった。その例のなかの1つだろうけど、やっぱり怖かった。

その夜、少し熱が上がっていた。37℃と知ったときには「珍しいな」と思ったが、そのあと37.5℃になっていた。寝る前、21時ごろのNSTテストでは胎児の心拍数がなんと160〜190になっていて、これはちょっと高すぎないのか、と逆に不安になった。看護士曰く、私の熱が高いせいもあるらしい。

少し出血もあってだいぶ不安になったが、心配するほどではないらしく、そのまま様子を見て下さいと言われた。慣れないベッドだったがだいぶ疲れていたのもあり、眠りについた。

逆子レポート(4) 36週〜37週

◆36週

外回転が決まってからは鍼灸の頻度も減った。8月1日からのこの週はとにかく暑くて、外に出るのもウンザリするくらいだった。おかげさまで、というわけでもないが逆子のことで頭を悩ませることも少なくなった。回ってないのは自分でも分かっていたし、外回転の日が近づくにつれて、はっきり言うと自然に回ることへのあきらめは大きくなっていった。みぞおちあたりにある頭をしっかり撫でながら「びっくりするかもしれんけどね、がんばろうね」と言い聞かせていた。私自身というよりは子どもにとっての一大事なのだ。天地がひっくり返るわけだから。そうやってだいぶ覚悟ができていた。地道に家でお灸もしていたし、寝る前に音楽をきかせたりもしていた。

「外回転なんてきいたこともないし、そんなに危険なことをするくらいなら帝王切開を選ぶ」と相方の家族が言う。そう言われるとすごく不安になった。本当にこれで間違ってないんだろうか、と自分に問いかけた。でも、もはや任せるしかなかったし、信じるしかなかった。

ちなみにこの1,2週間特に食欲が無かった。精神的なものというよりは、胃の圧迫によるものだと思う。たとえば納豆を1パック食べただけで「うぷっ」とするくらい。横になっているとその日に食べたものが逆流してくるような感じ。したがって逆子体操どころではなかった。おかげで、というべきかどうか、体重はずっと増えなかった。

◆37週

前日からソワソワ、緊張して仕方なかった。暑いのもあるけどよく眠れなかった。あらためて病院からもらった資料を読むと、やっぱり初産の人は成功率が低いし、全体としても成功率の高い術とは言えない。ストレスいっぱいの状態で入院の準備をした。

外回転当日、早めに起きた。食事は前日までで、飲み物は当日朝8時まで、しかもお茶か水かOS-1のみという指定があった。麦茶を飲んでしのいだ。そもそも前日の夜もかろうじて食べられたのがあんパンのみだったので、もうフラフラだった。朝から緊張とストレスがすごい。相方は優しくしてくれるのだがなにもかもがウザく、イライラする。あまり覚えてないけど笑顔の1つも見せられなかったと思う。不安だったのだ。要は。

9時までに来るようにと言われていた。歩くのが遅いのもあり、結構ギリギリに着いた。入院手続きをすませてから、売店で入院セットを買う。診察。内心と超音波。やっぱり骨盤位。病室に案内される。今日の手順を説明されて、着替えて横になり、点滴を打たれる。子宮を柔らかくする薬。それと同時に麻酔科の医師が来て説明。同意書にサイン。

あれよあれよという間に「50分入室です」という電話。私はてっきり、ほかの手術とかもあって結構待つことになるのかと思っていたがかなりスムーズにすすんだ。50分というのはおそらく10時50分のことだったのだろう。

ベッドに横になったまま、相方と別れてエレベーターで手術室に運ばれる。そう、手術室なのだ。こんなに本格的なのは初めてだったので、ものすごく緊張した。ものすごく。重病でもなんでもないのに、これから手術をするのだ。

相当な数のスタッフがこれに関わっている。手術室に入った時点で6人はスタッフがいたと思う。看護士、産科医師、麻酔科の医師、など。ベッドから手術台?に移された。かかっている音楽は…ミッキーマウス・マーチ。「いつもこれなんですか」と尋ねると「いろいろありますよ」と言う。そうかここには子どもたちもやってくるのだ。大人の私でさえこんなに不安がっているのに、子どもは耐えられるのだろうか。つらいだろうなあと思った。

着ていたローブを全部とって、バスタオルをかけられた。それをガムテープみたいなので肩にくっつけられる。背中を丸めて、さて麻酔。

緊張で手に汗。呼吸を整えた。普段からyoutube見ながらヨガやってて良かったと思った。さされているなと思ったときには大きく息をはいた。特に指示は無かったけど。

確かに痛かったけど、鍼灸で慣れているせいか、それほど痛みは感じなかった気がする。鍼灸は、鍼のサイズが太くなって以降「あ痛っ」と思うことが多くなってきていてあのビビりが日常化していたおかげで、麻酔もその一部みたいにとらえられた。結果、スムーズに麻酔がきいてきた。じんじんと、両脚が暖かくなっていくような、そんな感じ。「貧血のときみたいな感じ」と言われてなるほどその感じはします、と答えた。血がなくなっていくような感じ。

仰向けになって、両手を広げる。キリストの磔みたいなかんじ。胴体の載っている台自体は細いけど両手用の台もある。十字架。

痛みという感覚は無いものの、触られている感じはある。1人、女性の医師が形を確認しているのが分かった。「触っているの分かりますか」と言われて「はい」と答える。結構強く触っているらしいがそれは分からない。

「もしかしてもう回してるってこと?」と思ったところで、男性医師が入ってきた。やたらと陽気な人だった。挨拶をされて、これから開始する、ということだった。

2人がかりで回す。回している様子は分からないようにタオルで小さなカーテンみたいなのが胸の上あたりに設置されている。だけどしゃべっている内容は分かる。「これがおしり」とか「はずれない」とか「はずれた」とか聞こえる。相当苦労しているのが分かった。「これは大変だわ」「う〜ん」と医師が言うので、これもしかしたら無理なのかなと思った。目をつぶった。だめでもいいや、と思うものの、ここまできたんだからやっぱりうまくいってほしい。この人たちを信じようと思った。

その間、ほかのスタッフは私の手を握っててくれたり、周りにいて楽しい話を続けている。私もそれに答える。おかげで気が紛れる。

私が思ったのとは違う方向に回転させているのが分かった。麻酔科の先生が「もう半分くらい回りましたよ」と言う。「ああ良かったです」と、心からの一言が出た。そのあともかなり強くおなかをつかまれているのが分かったのだが、痛みはまったくない。私の身体をほかのスタッフが支えている。

たぶん15分くらい経ったところで「はい回りました〜」と言われた。よかった。本当によかった。「ありがとうございます」と言った。ほっとした。本当の勝負はこれからだということは分かってはいるけど、それでもずいぶんと楽になったし呪縛(と言ったら言い過ぎかもしれないけど)から解放されたような気がした。相当苦労されたようで、男性医師が「これってもう3000gくらいあるよね」ともう1人の医師に聞き「いや、2400ですよ」と答えると「えええ」と驚いていた。

スタッフみんなで私を抱えて台からベッドに「せーの」で移動させてくれた。「よかったですね〜」と言われながら、そのままエレベーターの方へ。ひたすら「ありがとうございます」を繰り返した。看護士がベッドを押しながら、誰かに「成功でーす」と言うのが聞こえた。めでたい。本当に良かった。

(つづく)

逆子レポート(3) 35週

◆35週
7/25。いよいよ35週になった。成育医療センターへの行き方を前日までにしっかり調べておいた。まだ回る可能性があると信じている相方はイマイチ外回転に現実味を感じていない。もう、面倒なので1人で行くことにした。どれくらい時間がかかるかも分からないし。その前の週だったかにストレッチをしていたとき股関節と恥骨の結合部を痛め、とても歩きづらくなっていた。だから時間をかけて行った。

初めて行った成育医療センターはとにかく大きくて、圧倒された。こんなに巨大な病院に入ったことは無かったかもしれない、と思った。そもそも小児科、産科であることをよく分からずに行っていたので、どうして院内がこんなにポップなのか、子どもばかりなのか、老人が見当たらないのかが不思議だった。いわゆる「病院(特に大きな病院特有)のにおい」がまったくしない。

その日は9時半の予約になっていたが9時前に着いた。カルテや診察券を作るためにいろいろな書類に記入をした。診察を待っている間には周りに妊婦らしき人たちが何人かいて、妊娠8週とか9週とかそれくらいの人たちが看護士からいろいろ説明を受けたりしていた。(「無痛分娩を希望されますか」と訊いているのを見て、やっぱり大きな病院は違うんだなあと思った。)

診察室に呼ばれると、医師が2人いた。女性1人、男性1人。

逆子のことを「骨盤位」と言う。さっそく超音波で確認をされた。これほどしっかりエコーで見てもらったことはなかったんではないか、というくらい結構長い時間、細かいところまで測定をしていた。私もモニターを見ていたが、一体何を測っているのか分からないくらい細かかった。あとで鍼灸の先生にそれを言ったら「本当に回せるのかどうか、判断は慎重にする必要があるから」と言っていた。なるほど。

ものすごく丁寧に外回転術の説明をされた。まずは逆子について。そして外回転にはどういうリスクがあるか、等。それまで考えていた大病院のイメージとはだいぶ異なり、医師はとにかく親切丁寧だった。

「ここまでの説明をきいて、それでも外回転を試してみたいと思いますか」

と言われて「はい」と答えた。分かりました、と言われて同意書の記入等説明を受けた。下からのお産にこだわりがありますか、と訊かれたが、それよりむしろおなかを切ることに抵抗があると答えた。医師はうなずいていた。

このとき特に迷いは無かった。「では予約を取りましょう」と37週に入った日にちを2つ提案されて、ちょうど2週間後の37週と0日を希望した。

次に来たときが外回転、というわけだ。だからその日のうちに血液検査とレントゲンを済ませた。まるまる午前中いっぱいかかった。費用は7500円くらいだったと思う。

一泊入院することになるのでその説明も受けた。同意書関連、記入するべきものがたくさんある。身元保証人を含めて私以外に2人分の家族のサインが必要だった。私も相方も、家族は近くに住んでいないので、一体どうやってサインをしてもらえばいいだろう、と思った。

帰り道、なんだかものすごい不安と孤独におそわれた。帰ってしばらくして、泣けてきた。大きな病院、初めての場所でまったく初めてのことをして、緊張とストレスでいっぱいだったのだと思う。そしてこの逆子にまつわる一連のできごとで、心身ともに疲れきっていた。

さらに、一体誰にどう頼っていいか分からなかった。そもそも頼るのが好きではない。「身元保証人」と言われて本当に私の身元を保証してくれる人がいるのか、と思った。前進しているはずなのに、心もとなくて仕方なかった。自分で調べて自分で見つけてきたこの方法を本当に頼っていいのか、その判断基準は自分の中にしか無かった。

それでも外回転当日までは2週間あるわけで、希望は捨てずに、少しだけど体操は続けた。ただ、最終手段が私にはある、という安心感はやはり大きかったので、それ以前よりは焦りもなく過ごせたような気がする。7月末〜8月の始めにかけて、何人もの友人知人に会った。人と話すのは本当に良い。

逆子レポート(2) 33週〜34週

◆33週 つづき

鍼灸に通い始めて2,3度目に「みなさんだいたい何週くらいで逆子が回るんでしょうか」と先生に聞いてみた。すると「人によるけど、外回転をやってみるというのもひとつの手です」と言われた。

外回転…。それまで考えてもいなかったし、究極の、最後の手段だと思っていた。だけど自分の週数はそれを考えてもいい時期に来ていた。ネットでも本でも読んだことはあったが実際にそこに手を出そうとはしていなかった。あまり現実味は無かった。

ところが鍼灸の先生は外回転を試した人たちをたくさん知っていて、結構明るい感じで外回転の話をする。ほとんど成功しているそうだ。

ここから少しネットで調べ始めた。ネットでしか調べようが無い、というのがまた情報の無い者にとっては困ったところである。近くに経験者がいるならまだしも、私の友達に逆子の経験がある人はいない。そして、通っている産院からも特にすすめられない。少なからずリスクを伴うので、病院側はおおっぴらに「やってます」とも言わない。昔は施術をする人が多かったらしいが、最近ではどんどんやらなくなってきている。

調べたところ、堂々と「外回転やってます」と言っている病院はどうやら成育医療センターだった。そもそも「骨盤外来」というのまである。説明がとても詳しく載っていたので読み込んだ。

勢いで電話をかけると「病院からの紹介という形で承ります」と言われたので、通っている産院に電話をした。すると、次回の検診のときに逆子のままだったら紹介状を書きましょう、と言われた。これが33w3d。

鍼灸の先生にいろいろ聞いたら「外回転で成育に行く人は多いし、成育は日本一ちゃんとしてるし有名。逆に成育で回らなかったら、どこ行っても無理でしょう」と言われた。

33週のこの時点で外回転を「視野に入れ始めた」わけだが、ちょうど良かった気がする。35〜36週で外回転を試す場合もあるらしいので、外来に行って、そのあと施術という流れであればこの時点から本気で考え始めなければ間に合わなかったかもしれない。

◆34週
7月20日。34w2dで通常の検診に行った。もうこの時期にはおなかを触っただけで頭の形も分かるようになっていた。胎児が成長しているというのもあるかもしれないし、慣れたというのもあるかもしれない。鍼灸の先生がいつも「ここ頭ですね」と言うので判断が自分でつくようになっていた。だから検診の前に「もしかしたら回っているかも」という期待も特になかった。みぞおちのあたりにボコっと硬いものがあって、それが頭。

検診のときに、「成育に行ってみますか」と言われた。先週かけた電話の内容が先生にちゃんと伝わっていたのは嬉しかった。「やれるだけのことをやってみようと思います」と言った。そしたら紹介状を書いて、翌週の月曜に外来の予約を取ってくれた。

このあたりで、大きな希望ができたことに対してちょっと気持ちが明るくなった一方で、これって「もう回らない」とあきらめたことになるのかなとも思った。外野は「あきらめるな」みたいなことを言うのだが、この時期、子どもが大きくなったのがはっきりと分かるし、動き方も以前とは変わってきたのが分かった。回ろうにもスペースがない。苦しそうである。「あきらめるな」と言う人たちには決して言えなかったけど、「なんとなく回りそうな気配が無い」と思っていた。

だからと言って私は何か悪いことをしたか、というと特に何もしていない。体操をサボったか?いやいや、毎日やった。それでも何か足りなかったのかもしれない、と思うと、どーんと気分が落ち込んだ。何か私に原因があったのだろうか、と。考えても良いことない。

いずれにせよ35週に取ってもらった外来は1つの大きな「望み」である。007にQも言っていたじゃないか。「逃げ道は常に残しておけ」と。いや、逃げ道とは違うのかな。いずれにせよ、選択肢は多いほうが良い。

(つづく)

逆子レポート(1) 27~33週

実は現在妊娠37週です。ここまでどうして書かなかったか、というと、極めて私的な出来事であり公にする必要も無いだろうと思っていたから。

それなのに、予定日2週間前になってどうして公にしたかというと1つ書きたい話題があったから。どうしても、今書いておきたいことが。

それは;

外回転術

ご存知の方はそう多くはないと思う。というのも、関係が無ければ無いまま、問題なくLife goes onだから。これを終えて逆子ではなくなった今、書いておきたいと思った。

全部書くと長くなるので、外回転自体については次に書くことになる。まずはここに至るまでの経過とそれ以外にとった色々な方法について。

私のように「逆子をなんとかせねば」と必死になっている人が世の中(世界中)にはきっとたくさんいる。少しでもその参考になればと思った。というのも、私自身、色々な方の書いたブログ等を読んでかなり参考にさせてもらったし勇気をもらった(あるいは落胆もした)から。実際に体験した者として、公に記録しておく価値はあると思った。


【逆子だと何が困るのか】
産まれてくる胎児は通常頭が下にあり、脚が上にあるのだが、これが逆になっているのが逆子。そのまま産まれてくるとなると、身体のなかで1番大きい頭部が1番最後に出てくることになり、時間がかかって低酸素状態になったりする。危険。昔は「逆子だけどそのまま産んだ」という例も多かったらしいが、最近では産院がそもそもそれを許さないという場合が多い。だから最初から帝王切開を選ぶ。


【私の場合】

◆27週頃

初めて「逆子ちゃんですね」と言われた。「えっ」と思いはしたものの、「この時期は逆子珍しくないですから特に何もしなくていい」と言われて明るく構えていた。体操ってどうやるんだろうと少し調べてみたりもしたけど、そもそも指示が出ていないので下手に体操してもなあと思ってそのままにしていた。この頃はまだ産休にも入っていなかったし、やることもたくさんあったので深く考えることは無かった。

◆29週

ところがそれから2週間と少しが経った29週と6日に次の検診を受けたところ、まだ逆子で
「体操を始めましょうか」と言われた。この辺りからだ、焦りはじめたのは。「逆子のままだったら帝王切開」という事実が、この時までは現実的ではなかった。つまりほとんど人ごとのように考えていた。いきなり迫ってきた現実。初産でもあり、おなかを切るのは避けたい、と思った。

寝る位置について指示をされた。そのとき胎児は左側に背骨があったので、右を上にして寝るのは厳禁、と言われた。

ここから真剣に、逆子体操を始めた。15分間お尻を高くした状態でいる体操。

日々これを続けたが直らず。

◆30週

いよいよ鍼灸を試してみようと思ったが、相方に止められた。自然に回ると信じていればそんな必要ない、と。周りの人たちにも「まだ回る可能性はある」と言われる。


◆32週

産休に入った。人と話すことが減った上に、気にするべきこと、やるべきことと言えば逆子をなんとかする、ということのみ。ノイローゼになりそうだった。ありとあらゆるウェブサイトを読みまくった。ネットの情報を飲み込み過ぎてはよくないとは言うものの、やっぱり止められなかった。

何が悲しかったかって、赤ちゃんがおなかにいるという事実はとても喜ばしいことなのに、それを素直に喜べていないこと。おなかを触るたびに「はぁ」とため息をついてしまうということ。こんなことしてたら罰があたるわ、と思った。子どもが欲しいなと思っていた時のことを考えると、帝王切開なんて大したことはないはず。どんな方法を使ってでも子どもが欲しかった。それが今、胎児の向きが違うだけでこんなに憂鬱になるなんて、と、わがままな自分を心の中で戒めた。

産休に入ってすぐだったと思うけど、検診に行ったらやっぱり逆子だと言われ、その足で知人の家族にすすめられた鍼灸院へ行った。32週です、と言うと「急いだほうがいいですので今日来て下さい」と言われた。

そんな感じで鍼灸には行ったのだが、2回でやめた。まず、遠過ぎるということ。そして実際に直っているのかどうか全然分からないのに「回ったんじゃないですかね」と言われてしまうということ。今だから言えるけど、あれはやっぱり適当に言っていたと思う。

この時期、胎児はおそらく2000gに達さないくらいの大きさ。触ってすぐ頭の位置が分かるほどではない。泳いでいるような感じもあり、おなかの上も下も同じような「ぴくぴく」「にょきー」の動きがあるので、一体どっちがどっちやら見当もつかない。やはり確実なのは産院に行ってエコーで見てもらうこと。ちなみにエコーで逆子チェックをするだけで3000円くらいとられる。ちょっと渋ってしまう額。

この時期、しゃっくりをよく感じた。これがだいぶ下のほうで感じていたので何度も「しゃっくり 胎動 逆子」など検索をして、下のほうにあれば逆子ではないと書いている人たちの体験を読み「よしこれは可能性ある」と希望を抱いていた。

◆33週
それでも逆子チェックに行った。「回ったんじゃないか」という期待が大きくなってきたのだが確信は無く、ええい、いくらかかろうが行ってしまえ、と思って行くことにした。するとやっぱり逆子のままだった。先生は「話しかけてあげて」などと言うものの、たぶんそういう精神的な面の問題ではないんじゃないのか、と私は思っていた。メルヘンの世界ではない。物理的に、この子は頭を上にしているのには何か理由があるのだ。

そこから、その足で今度はまったく違う鍼灸院に行った。もうこの時点では「お金が…」とかは考えなくなっていた。何が何でも回したかったし、週数から見るとかなり厳しい状況に突入しつつあるのが分かっていた。だいぶ焦っていた。

今考えてみればこの時期は7月で、まだ暑さもそれほどではなく、しかも身体の重さもそれほどではなかったので歩きやすかった。だからあっちこっち鍼灸に行ったりできるくらいフットワークも軽かった。

距離とネットの評判だけで選んだのだが行って正解だったと今は思っている。なんと費用がかかるのは初回のみ。逆子が回るまでそのあとは無料で処置をしてくれる。あと、何が良いかと言えば、エコードップラーという機械を使って胎児の心音を聞きながら処置をしてくれるので、心臓がどこで頭がどこで、というのが分かる。適当に「たぶんこのへん」とか「たぶん回った」という感じではない。

あと、先生の言葉もいろいろありがたくて「焦らずにやりましょう」と言われてほっとした。

(つづく)

タクシーおばさん

ふう、10日になりました。

最近の暑さは異常ですね。もう、どうしたらいいんだろう。身動きがとれない。湿気が無いのでそれほど汗をかかないのは、まあ救いだけど。

昨日、ちょっと面白い、いや、不思議なことがあった。
暑過ぎるので駅からタクシーに乗ろうと思って道端にいたら、女性が私に話しかけてきた。
小柄。細め。メガネ。50歳ぐらい。短めでカールの髪。

「エクスキューズ・ミー。」

(ん?英語?)と思ったが

イエス、と答えると、そのまま英語で話しかけてきた。
"Are you going to take a taxi?" (タクシーに乗ろうとしているの?)

この方、見るからに、日本人だけどなあ。
だけどもしかしたら日系何世、とかで海外に住んでいる人なのかもなあと思って英語でまたイエスと答えた。

すると「赤いライトを見ればいいんですよ。」
「この道だとタクシーつかまりにくいから、反対側に行くかあそこの角らへんまでいかないと難しいかも」と、流暢な英語で説明をしてくれる。

この際、と思って私も英語しかしゃべれないフリをすることにした。
(さすがに赤いライトについて教えられたときはI knowと反射的に答えた。)

「そうですね、じゃあそこまで行くか…」
と言っていたところ

「私があっち側まで行ってつかまえてくるから、つかまったらここまで乗ってくるわ」とその女性はいい、日傘をさしたまま走って去った。


は…???

この人の狙いは何?
ただの親切なのか?
この暑い中、他人のためにタクシーをつかまえる?
ただ英語がしゃべりたいのか?
私はそんなに日本語をしゃべらなそうに見えるのか?

この人一体何がしたいのか?

ちょっと気味が悪くなってきた。
この人に頼らず自分たちでタクシーをつかまえよう、と思った。

それから10分くらい経過。
相変わらずつかまらない。
昼の1時ぐらい。
暑いからみんな歩かずタクシーに乗るのかもしれない。
暑い。
もう電車と徒歩しか無いのか…。

うーん、とうなっていたところ、白いタクシーがやってきて目の前で止まった。


まさか



と思ったら、さっきの女性が降りてきた。
"Where are you going?" と言うので家の方向を伝えると、ばっちり日本語でタクシーの運転手に「○○の方向だそうです」と告げていた。

なんだ、やっぱり日本語話者じゃん。

その女性とはそこで別れた。
どうやら本当に親切心だけでタクシーをつかまえてくれたらしい。

困っている人を助けたかった、ということか?
英語をしゃべってみたかったのか?

うーん。
しかしこういうの、海外でもし出会ったら絶対に信頼できない。
余計なお世話、では済まない。
運転手と組んでいる可能性は大。
お金をとられるとか危ない目にあうとか、何か起きる。
昨日のような例があったとしてもやっぱり私は不審を拭えない。

まあ結果オーライだけど世の中にはいろいろな人がいるものだ。

一夜明けた今も「あれは一体なんだったんだろう」の疑念が消えないでいる。

Monday 8 August 2016

片付け上手な人のブログ

8/7(日)
朝から忙しく、そして暑かった。9時すぎには家を出なければならなかった。久しぶりにこの時間に外に出た気がする。朝だと暑さもやはり少しマシだなと思った。それでもクラクラしたけど。
昼の時間帯になると、もはや外に出ている人が少なかった。具合が悪くなりそうな暑さである。殺人的。
帰る頃にはだいぶ太陽が沈みかけていたが、限界を感じてタクシーで帰宅した。

昨日、ふとしたことから、インテリア&片付け系のブログを読むのにはまってしまった。それ系のブログにも好き嫌いはあるのだが、昨日見たブログは相当おもしろかった。したがって、片付けしたい欲求がむくむくとわきあがってきた。私にもできそうなことがいくつかあるから。

賛否両論あるだろうが、たとえばこんまりの「人生がときめく…」は私にとって結構なヒットである。そのなかで実践しているのは「バスルームにはシャンプー類を置かない」ということ。

カビやぬめりが気になるのは、結局いつもそこにモノがあるから。だったら使うたびに持ち込めば良い、というのがこんまりの考え方。なるほどねえと思って引越を機に実践してみたら、確かにカビもぬめりも気にならなくなった。

そして、きのうためしに無印で吊るす形の洗濯バサミ?フック?を買ってみたので、それを使って洗顔フォームと歯磨き粉をつるしてみた。これだけ。これがもう快適である。置いてあるものがなにも「無い」という状態。

ああもうちょっと何かやりたいなー。きょうはもう少し片付け上手かつミニマリストさんたちのブログを読んで勉強することにする。

Sunday 7 August 2016

暑い日、プール

8/6(土)。

6時半ごろ目覚めて、ヌテラを塗ったトーストと、アイスコーヒーと、桃の朝ご飯を済ませて、ああ暑いなあとエアコンの効いた寝室に戻ったが最後、そのあと11時半まで眠り続けた。「黙祷をしなければ…」と思いながら、結局眠りについた。壮大なる二度寝。自分でもびっくりした。

それから夕方5時半ごろまで読書とネットサーフィン以外何もしなかった。
図書館に行こうかとも考えたが、外出なんて自殺行為に近いな、というくらいの日差しと熱さだったのでやめておいた。わざわざ出なきゃいけない理由なんて無い。

4時頃に出ようか、と思っていたのだがどんどん遅くなって5時半。ようやく日が傾いてきた。まだまだ暑かったけどだいぶマシになったので、プールに行くことにした。ちょっと遠めの方へ。

なんと気持ちが良いんだろう、水の中。
身体が軽く、楽になる。1時間ちょっとを水中で過ごした。水泳に勝るスポーツは無いと思っている。私にとって、だが。まさに生涯スポーツである。部活に所属したこともないし、特に水泳だけを鍛えたことは無いが、並に泳げる。小学生から水に親しんで、もう何年も経つわけだ。スポーツの持つ意味とはなんだろう。私の場合は、気持ちがいい、楽しいと思えること、そして、長く続けられること。

ところで最近桃が美味しいです。そんなに高いのは食べられないけど、最近食べているのは山梨産で、3つ入って500円くらいの黄色い桃。ああ幸せ。小さい頃はこれも食わず嫌いだった。信じられない。

Saturday 6 August 2016

クレヨンハウスでお昼

8/5(金)。
起きて早速、うんざりするくらいの暑さだった。
何もしたくないけど一日中エアコンの下でごろごろするわけにもいかない。

前にも書いたかもしれないが8月のこの時期に国内に留まっているのは、学生時代に卒論を書いていたあの夏以来だ。したがって「こんなにつらいのか」と半分驚いてもいる。

これが田舎だったらまだ風があるが、建物と人が混み合う東京ではひどいことになるのだということを肌で感じている。東京を脱したい…。

あんまり予定をつめ込むと疲れるので、1日1イベント、ということにしている。
そこで昨日は久しぶりにクレヨンハウスに行くことにした。
9月で期限切れを迎えるクーポン券があり、忘れないうちに使っておきたいと思った。

表参道から遠いところに住んでいるかというとそういうわけでもないのだが、やっぱりこれだけ暑いと「はるばる」という感じがした。汗だくになった。行くだけで本当に疲れた…。

平日だったが相変わらずの盛況っぷりで、1時過ぎには満員だった。この暑い中、テラス席で食べている人がいて、これは強者だなと思った。

ふだんはここで米を食べることはないのだが、きょうはなんだか食べてみたくなった。玄米と、おかかのふりかけ↓

珍しく、黄色いズッキーニ。
ココナッツ風味のかぼちゃと、とうもろこし。
とうもろこしってこんなにおいしかったっけ、と思った。

キウイ入りのサラダ↓

クレヨンハウスは小さい子もたくさんいる。
そして客の9割は、昨日見渡してみたところ、女性だった。
ここのバイキングは、ほかの、ガツガツ系のバイキングとはだいぶ違う。
山ほど皿に盛る人もなかにはいるけど「元取ろう」みたいな感じで来ている人はそもそも少なくて、「身体にいいものを腹八分目」という目的の人がより多い。だから雰囲気もいい。実際に、食べたあとはお腹が、というよりは細胞が満たされたような感じになる。

何十年も続いている店らしいが、これからもがんばってほしい。
表参道の駅からすぐです。

おなかが落ち着くまでゆっくりしてから店を出た。

Friday 5 August 2016

冷やし中華(今度は写真付き)

珍しく7時前に目が覚めた昨日、結局「冷やし中華を食べに行く」という決断に至った。
きっと暑い1日だろうからほかに色々な予定はつめ込まずにそれだけやることにした。
で、例の冷やし中華を食べにはるばる吉祥寺まで。

お昼の時間としてはだいぶ遅いのもあり、私が行く時はだいたい店内にほかに客がいない。

前回、窓から差し込む光を見て、この光で写真が撮れたらなあなんて思っていたのだが、今回はばっちり撮れた。
自然光で撮る写真はやっぱりきれい。

前回食べた時よりも量が多く感じた。


友人の頼んだランチセットは五目野菜炒め。

これで850円だからお得。

私も少し考えたけど、朝からあれだけ冷やし中華のことを考えて来たんだからやっぱり冷やし中華を頼んだ。


ところで、きくらげは海藻じゃないということを私が知ったのはここ数年のことです。ずっと海藻だと思ってた。同じように思っていた人がほかにもいっぱいいるんじゃないかと信じている。

Thursday 4 August 2016

ひまわり

友達から花をもらった。
しかもひまわり!
大好きな花のひとつ。
実はうちでも育てているのだが、種をまいたのが確か6月に入ってからで、結構遅かったのもあり花はまだ咲いていない。いや、時期は関係ないのかもしれない。去年は5月にまいたけど、確か花が咲いたのは9月か10月だったから…。
今まだこんな感じです↓
いやはやきょうも暑そう。
久しぶりに7時前に目が覚めて、二度寝しようとしていたんだけど、きょう何をしてすごそうかななんて考え始めたらやっぱり起き出してしまった。根っからの朝型人間は自分自身とその身体に嘘がつけない。

Wednesday 3 August 2016

麦茶

7月のはじめ。
知人から麦茶のパックを一箱もらった。
麦茶なんて実家にいるときぐらいしか飲んでなかったし、麦茶を冷蔵庫に入れておくための容器(?何と呼んだらいいかわ分からない)がうちにはない。
どうしたもんかね、と思いながらあっという間に1ヶ月が過ぎ、いわゆる麦茶の季節は半分ぐらい終わってしまった。
先日友達と話していたときに、「ペットボトルでいいんだよ」と言われて、ああ、そうかと思い、ためしにやかんで麦茶を作ってみることにした。1ℓぐらい。
冷やしてみたら、なんだかすんごい家庭の味がした。「いえ!」って感じ。
美味しいのには間違いないです。
あんまり飲み慣れてないゆえに、新鮮な感じがする。


きのう図書館で平野紗季子の「生まれた時からアルデンテ」を借りて読んでいたら、同じようなことが書いてあった。

(以下引用)

「小さい頃、人の家の麦茶が不気味だった。
口をつける時にひやっと集中してしまう あの いやな感じ。
学校で友達がくれた卵焼きも、食べたら気持ち悪かった。
プラスチックピンクの弁当箱から出てきたやつ。
味がまずいとかそういうことではなくて、どうにも生々しくていやだった。
他人の、極めて個人的な部分が、なみなみと自分の喉を通って入りこんでくるのが。
紅茶にはなくて麦茶にはある
境界がくずれてしまう あやうさの味。」

(引用終わり)

あー、わかる。
卵焼きも麦茶も、その家の台所のふきんのにおいとか流しの食器とか、キズついたフライパンとか、その麦茶の入った容器の汚れさえも連想させてしまう、まさに「生々し」さ。

同時に、昼寝してるおばあちゃんとかプールの塩素のにおいとか昼ごはんのきゅうりとかそうめんとかいっきに思い出した。夏休みの色。味。におい。

生々しさと懐かしさにひたりつつ、この夏は麦茶というものを飲んでみようと思う。

ところで「生まれたときからアルデンテ」はアマゾン等では酷評されているようだけど私は暇つぶしにページをめくるには面白いと思った。まあ、ウェブで公開するので十分だな、という内容ではあるけど。

下北の変貌

7/30のこと。
友達に会いに下北沢に行った。
それはそれは暑い日で、本当なら夜に出かけたほうが良かったと思う。
土曜の南口は相変わらず人でごった返している。
ごった返すと言っても新宿渋谷ほどではないのでまあ動ける。

で、驚いたのがこれ↓



小田急線へのエスカレーターが新しくなっていた。
1階から直通なのかな。
それでもどんどこ降りるのに変わりはないのだが、だいぶ便利になった。

この街の変貌はすごい。いや、街というか駅というか。
ローカルなお店がここ数年でどんどん姿を消して行った。
駅の内部は日々刻々と変わって行く。
井の頭線から見える景色もすぐにこれじゃなくなっていくのだろう。
お願いだからつまんない街にはならないでほしい、下北。

Tuesday 2 August 2016

友達に会う

8月1日。友人が遊びに来てくれた。
こんなに暑いなか、はるばる自宅まで。ありがたい。

話すのに夢中で、前日に作っておいたチーズケーキを出すのをすっかり忘れていたことに友人が去ったあとに気づいた。やれやれ。
ということで今朝はひとりでチーズケーキを食べた。
朝ごはんのケーキってすんごい好きです。糖分は、もはや気にしない。

家族や恋人とは違って友人というものは会う義務感みたいなものがそれほど無いので、放っておくと何年も、会わなくなってしまう。一緒に住んでいる訳でもなく、職場も学校も別の場合はなおさらそうだ。10年だって20年だって、会わないままにあっという間に過ぎて行く。同時に自分にとってその人がどういう影響を及ぼしうるかまったく未知である。

無理することは無いけど、自分から声をかけて、会いたい人には会うようにしている。大学を出てから10年経つが、会う人も限定されてきたような気がする。良いものは自然と残るから、と誰か言っていたが、人間関係も同じかもしれない。

Monday 1 August 2016

アボカドとトマトのスパゲッティ

去年のきょうはウクライナにいた。
あれからもう1年も経つのだ。早い。
1年間もあれば本当に色々なことが起きうる。
それを実感すると1年を「短い」とも言い切れない。
ただ、Life is shortだから、思い立ったらその時に、やりたいこと存分にやっとかないと。
時間はただただ、冷静に過ぎて行く。
こっちがどんなにじたばたしようと。

さて暑すぎて何もしたくない時の昼または夜ご飯。
アボカドとトマトのパスタ。

イタリア人より日本人のほうが好みだろう、たぶん。
イタリア人はそもそも食べ物をそれほど冷やしたりしない。

私はこれが、麺にコシがあるようにきちっと冷やしてレモンとオリーブオイルで和えて食べるのが好きです。あればバジルを入れる。

特に暑くなくても食べるけど、やっぱり夏がいちばん美味しい。

万年筆、外出

なくなったと思っていた万年筆が職場の引き出しから出てきた。一本千円のものなので、なくなってもあきらめはつくのだが少し気になっていたのは事実だった。中のインクは空っぽだが一体何色を入れていたのかさえ判然としない状況だった。家に連れて帰って洗うことにした。  翌朝の万年筆カートリッジ...