1日。鎌倉で仕事。家を出る時間はいつもと変わらないけどなにがゆううつかって、雨が降っていること。しかもしれは普通の雨ではなく豪雨であること。そして行っても途中で中止の連絡がくるってことを出発前からわかっていること。だったらなんのために。
考えても仕方ないので雨具を全身に身につけて出発した。いつもだったら上だけでいいだろうけどこの雨だったら5歩歩いただけで濡れるとわかっていたので下もはいた。それから登山靴。1時間半かけて、電車に乗る。
しめきった電車内は本当に気持ちが悪くなる。それほど混んでいなくて、座れているのに、それでもこんなに気持ちが悪い。短時間だったらいいだろうけど1時間となると、やっぱり疲れる。こんなのに乗って毎日通勤・通学している人たちがいるっていうのは、もう、わたしには信じられんのやわ。みんなもっとほかの人生あるで、と言いたくなる。
この日は何の本をかばんに入れるかがとても大事だ、ということがわかっていたので、朝、本棚の前にたってじっとながめたら、村上春樹の『ダンス・ダンス・ダンス』が目に止まった。そもそも本棚には村上さんの本しかないのだが、なんとなくこの作品をもう一回読みたい気分になった。まともに読んだのがいつだったか覚えてないくらい昔。
久しぶりに読んだら、やっぱりかっこいいなあ!たまらんなあ!83年の話ということになっていた。そうだったのか。電話と手紙はあるけどパソコンもスマホもない時代の話。だからこそかっこいい。小説に出てくることを片っ端から真似したくなる。ローストビーフ・サンドイッチを食べたくなる。
読書というと深い意味を考えてしまう人が多いけど、わたしは何も考えない。その本から得られる教訓、などどうでもよい。20代で村上春樹の作品を読み始めたとき、そうだった。みんないろいろいうけど、わたしはこの世界と空気が心地よいので読んでいる、それだけ。そもそもほかの小説はあまり読まないので比べようもない。次から次に読んでいるうちに、根底に流れる共通したなにかが、なんとなくわかってくるようになった。わかるようになったのは、わたしが歳をとったのが大きいと思っている。
そういえば7月に、村上さんの新作が出るらしいです。といってもすでに、この3年間くらいで、雑誌「新潮」に公開されたものを順番に読んできたので、わたしはすでにぜんぶ読んでいる。「夏帆」という主人公の話。それでも本の形でまたきっと読む。
話はもどって1日は、中止の連絡が入るや否や電車にのって帰った。といってもそこから1時間半。遠いよ。おなかがすいたので駅前の蕎麦屋に行ってみた。いつか行こうと思っていたところ。きのこおろしそばを食べた。テレビでは徹子の部屋がやっていて、山本リンダが出演していた。細くてシュッとした容姿だけど顔は不自然だった。ゆがんでないのにゆがんで見えた。有名人はいろいろあるよな。
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2日。これでもかというくらいいい天気。朝は1週間ぶりの合気道。気持ちがよかった。膝や肩に負担がくるのは、受け身の取り方がおかしいのだと思う。改善の余地あり。それにしても1週間あけると、ブランクがある感じになるなあ。週2は行きたいところ。
家の掃除と洗濯をした。昼に、知人に会うことになった。久しぶりに会う人たち。たくさん話して楽しかった。やっぱり顔を合わせて話すというのは大事なことだなと思った。昼の前とあとで、具体的に何かが変わったわけでもないけど、満ち足りた気持ちになった。人とのつながりってこういうことだろう。
午後、図書館にいって新聞と雑誌を読んだ。宇野昌磨がeスポーツチームに入ることになった、など。家でやれる筋トレの紹介、など。
夕飯はどうしようもなくて結局チャーハンを作ってあげた。「あげた」というのは、子のためで、自分が食べたいものではないから。わたしは豆腐が食べたい。というのも最近とてもおいしい豆腐に出会ったから。豆腐屋さんではなくスーパーのやつだけど、これなら毎日食べたいと思う。黒酢をかけて食べる。わたしは豆腐が食べたい。
そうか、5月なのか。いつのまにやってきたんだよおまえ。