Thursday, 17 September 2026

夏の終わり

 雨が続いてまったく嫌になる。先日晴れた隙にたまっていた洗濯物は片付いたがそのあとすぐに曇り、きのうは雨だった。カッパを着ることが通勤の標準装備になりつつある最近。

夏が終わってしまった。終わらせたくない気持ちが毎年あって、家ではいまだにタンクトップと短パンを着ているし、サンダルで通勤している。雨で靴下が濡れることを心配するなら最初から靴下をはかなければよいだけの話だ。

相変わらず毎日マフィンを焼いている。ケーキよりもマフィンがいい。一個ずつに分かれているので食べやすいし散らかすこともない。保存もしやすい。6個作ると、3人が好きなときに食べて1日でなくなる。最近すこしレシピを変えてみた。インスタで見たチョコレートマフィンが美味しそうだったから。アーモンドパウダーを少し入れてみたらそれっぽくなった。改良しても失敗することはない。

もうすこし時間があればパンやクロスタータも焼きたい。夏が終わるのは寂しくもあるがオーブン仕事には最適な季節がやってくる。

Wednesday, 16 September 2026

最近読んだ本

読んだ本メモ。

1. 『外の世界の話を聞かせて』江國香織
久しぶりの江國香織。雑誌の書評で見たのでメモしておいた。それで図書館の予約が回ってきたから読んだ。東京の人が書いた東京のせまいエリアの話。大きな事件が起きるわけでもなくたんたんと、静かに進んでいく。江國香織らしい静謐な空気が漂う。

2. 『大人の愛着障害』高橋和巳
精神科医である高橋氏の本は何冊も読んでいる。最新作が出ていたのですぐに予約した。2、3時間で読んでしまった。愛着障害について知っているつもりではあったが、読んだことはなかった。愛着障害レベルを3つに分けて考えると、誰しもが、少なくともレベル1に該当するらしい。何かしらを抱えているが、それを調整しながら生きている、ということ。なるほど。私もきっと1か2だと思う。妹はどうだろうか。自分の子はどうだろうか。最後には希望が持てるように書いてある。面白かった。ふと、高橋氏のカウンセリングを実際にクリニックで受けるとどうなるのか、調べてみたら、6ヶ月〜1年待ちだそうだ。さすが…。高橋氏はスーパーヴィジョン(精神科医の指導、指南役)もされている。

ほかにもなにか読んだ気はするが、忘れてしまった。読みかけているまま図書館の返却期限が来てしまって『戦国日本vsヨーロッパ』は全部読めていない。が、ものすごく面白い。こんな見方で歴史を読みたかった、と思った。すぐにもう一度予約したのでじきにまた手元にくるはず。
夏休み以来、洋書を読めていない。何を読もうか考えているうちに今に至る。

Sunday, 13 September 2026

平日休みは合羽橋

土日勤務が続いた。先日は代休だったので合羽橋に行ってきた。普段だったら出かけること自体を億劫に感じるものだが、この日は出かけたい気分だった。買いたいものが特別にあるわけでもないのに。理由はわかっている。夏のあいだ、東京を離れて各地に滞在し、東京に戻ってきた今、せっかく東京にいるんだから楽しもう、という気持ちになっている。たくさんの人々が目的地として選ぶ都市に、自分は住んでいる。これはとてもラッキーなことで、これは特権なのだ。離れてこそわかるその土地の良さというのがある。東京もそうだ。ただし、日常から離れないと気づかないので、その点やはり長期休みに旅する効果は大きい。

目当てのものがあったわけでもない合羽橋。案の定、あれもこれもと見ているうちに荷物は重くなっていった。買ったものはアイスクリームディッシャー、検食容器、箸、業務用オレガノと業務用コリアンダーそれぞれ100g、お弁当箱のパッキン、シルキー鋏、スケッパー。

合羽橋にいる人たちは海外からの観光客ばかり。たまに日本語が聞こえてくる。

ある店の二階。お菓子の型などが陳列されているが、すべてが業務用。レモンケーキの型なんか、ものすごく大きい。そこで電話で話す年配の店員さんがいた。知人の近況などを聞きつつ、このご時世を嘆いている。「そうだよ…うん…どこも商売たいへんだよ…昭和の夢を見ちゃってるのかもねえ」。映画みたいだ。なるほどと半分聞きながら、この通りがどうか生き残って欲しいものだと思った。

10時の開店にだいたい合わせて行ったが、ハッと時計を見ると12時をまわっている。そろそろお昼かと思いながら歩き、また時計を見たら今度は1時を過ぎていた。お昼を逃すと面倒なことになる。勘で入った蕎麦屋が当たりだった。たぬきそばを食べたが、きゅうりもかまぼこも丁寧に切られていておいしかった。950円。蕎麦屋はテレビがあっていい。客はわたしともう1人だった。ワイドショーの、とことん、どうでもいいことや、洗剤とか保険のCMなどをぼーっと眺めていた。結局何買ったんだっけな、東京たのしいな、なんて考えながら。

消化にもよいだろうと思って浅草まで歩いた。雷門まで行って観光してみようかと思ったが、門に着いたときに少し雨が降り始めた。さっさと退散して地下鉄で帰った。

ところでだいぶ迷って買ったアイスクリームディッシャーは、買って大正解だった。マフィンを作るときにスプーンで容器にうつしていたが、ぽたぽた垂れてしかたなかった。これが解決された。10種類くらいある大きさのなかから店員さんと話し合って決めた。専門店街だけあって、合羽橋は店員がその分野に詳しい。とりあえず勤めている人、ではない。

地下鉄で帰ると、ものすごい雨が降っていた。傘は持っていなかったが万一のためのカッパがあったのでそれをかぶって帰った。

Sunday, 6 September 2026

こどもたちとプール

土曜だったけど出勤だった。朝はちょうど雨があがりかけたので合気道に行った。調子を取り戻すためにだんだんと再開させている。やっぱり気持ちがよかった。それから仕事に行って、夕方帰るとお隣さんが、うちの子といっしょに6時ごろからプールに行くことになっていると教えてくれた。どうやら日中に行われた取り決めらしい。一瞬迷ったけどわたしも行くことにした。私が行かなくても、お隣さんが連れて行くので保護者の人数としては問題ないということだったが、なんであれ泳ぎたいと思った。さらに近所の子もやってきて、全部で7人でプールへ。子供たちどうしで遊んでいる姿は、それはもう楽しそうで、本当によかったなあと思った。何がよかったかというと、近くに友達が住んでいて。子は誰といるときよりも友達といるときが楽しそうで、本当にありがたいと思う。7時ごろ外に出たら夜風が気持ちよかった。プール最高ですよね〜と言いながら帰る。シルバーウィークなんか予定ありますか、と言われて、特にないと答えると、近くのお祭りがあるのでよかったら、ぜひ、とのことだった。

きょうは雨。これから出勤。

Thursday, 3 September 2026

日常に戻る、とアイデンティティ・クライシス

 韓国から帰ってしばらく経つが、すぐに東京の生活には慣れてきた。職場も1ヶ月以上ぶりに行ったが、15分もあれば戻った。この夏、あっちこっちに滞在したのもあってようやくホームグラウンドに戻ってきた気持ちになる。わたしの日常が東京にある、というのをあらためて実感している。

韓国から帰る便のなかで、とても不思議な気持ちになった。自分は一体何者なのか、どこに所属するものなのか、など、アイデンティティ・クライシスに陥った。ただしこれはいい意味でのアイデンティティ・クライシスである。どこからも切り離されたような気がした。今までの世界とは全く別の場所のように見えた。4月に起きた京都の小学生の事件を聞いた時にちょっと似ている。自分がわからなくなる感じ。言葉で表すのがとても難しい。こうなったのは韓国滞在があまりに意義のあるものだったためだと思う。家族から1週間離れて、しかも職場の仲間ではない、全く初対面の人たちと1週間を海外で過ごしたため。

この経験があって本当に良かったと思う。

仕事を再開して、夜の眠りがいっきに深くなったし寝つきもよくなった。やっぱり労働はいいなと思う。きょうは合気道の稽古に行かなかった。じょじょに再開させることにする。

Tuesday, 25 August 2026

変わったのは何か。ソウルにて。

実家から戻ったかと思えばすぐに移動して今は韓国にいる。仕事でいるので好きな場所に行く時間はあまりない。それでも充実度の高い滞在をしている。

羽田からの便は、本当にあっという間で、1時間40分で到着した。国際線らしさを味わうためにもう少し飛んでくれてもよいなと思えるくらいだった。

久しぶりの韓国。最後に行ったのがいつのことだったか考えたけど、確実に10年以上前。当時も、最後に行ってから10年近く経っていたので、10年に1回の訪問ということか。それもあって、行くたびに変貌の仕方に驚かされる。今回は自由に行動できていないのでまだなんともわからないけど、外国っぽさがなくなってしまったなあ、というのが1番感じるところ。不便さがない。日本の延長のような感じがする。2002年に初めて韓国に行った時の「わぁ!」という感動に比べると、さほど心が揺り動かされなくなってしまっている。

簡単に考えられる理由が二つある:

1) 世界が変わった

2) 私が変わった

まず1)について。これは韓国に限らずどこに行っても当てはまるだろう。グローバル化により、場所がかわっても同じものや情報が手に入るようになった。言語の壁も、文化の壁も、もちろんあるけど、以前ほどの障害ではなくなった。いろんなことがスムーズに動く。日本に電話するのにプリペイドカードを買ったりインターネットの使える場所を探して10分でいくら、とかお金を払っていた頃とはわけが違う。そして買いたいものは、日本にいても買えてしまう。

便利なのだ。だけどその便利さが、異国っぽさを薄くしてしまう。

そして2)について。10代、20代の時に見る外国の景色、いや、感じる空気は、さきほど感動と書いたが、それどころではなくて「衝撃」に近い。振り返った今だからこそそう言える。あれは衝撃だったのだ、と。考え方、ものの見方が柔軟で、国内にいたとしてもまだ体験していないことが多い。海外に対する憧れは、それはもう強烈なものがあり、本やテレビでちらっと見た、いつか行きたいと思っていた場所が目の前に現れたときの感動は筆舌に尽くし難い。

この1と2が、ちょうど相まって、最初の渡航から何十年か経った今ではさほどの感動がなくなってしまっている。情報に手が届かなかったころのハングリー精神とでも言おうか、そういうのは薄くなった。仕方ないしあたり前だと思う。それに私は南米や中東地域、中央アジアなど行ったことのない場所がたくさんあるので、初めての場所に行ったらまったく違う感想が出てくるのかもしれない。

Thursday, 20 August 2026

A Pale View of the Hills

カズオ・イシグロのA Pale View of the Hillsを読み終えた。1週間もかからずに読んでしまった。長編はいい。短編もいいけど長編を読むとその世界に入り込めるので良い。長崎に行った直後に読めたのがよかった。平和記念像や路面電車が出てくるので、行った直後の今読むといろいろと想像がしやすかった。時代は違うけど。

カズオ・イシグロならではの「あとからじわじわ」くる感じがなんとも言えない。「あれってつまりそういうことだったのか」が、読んだあと、しばらくしてからわかる。というか気づく。

1982年に書かれたものらしい。5歳のときに日本から英国へ渡った著者の人生が表れている。その経験のない、ほかの人だったら書けないだろう。

帰省中に読書が捗ってよかった。

夏の終わり

 雨が続いてまったく嫌になる。先日晴れた隙にたまっていた洗濯物は片付いたがそのあとすぐに曇り、きのうは雨だった。カッパを着ることが通勤の標準装備になりつつある最近。 夏が終わってしまった。終わらせたくない気持ちが毎年あって、家ではいまだにタンクトップと短パンを着ているし、サンダル...