Saturday 30 July 2022

夏休み、ピリピリメモとおいしいもの

夏休みですね。仕事はあるんだけど、夏休み前と比べると格段にゆるい。時間も気持ちもだいぶゆるい。なんといっても人前に出たりしゃべったりする機会がないので、それはもう緊張感がなくなる。服装や表情にも影響が出る。オフィス・ワーカーになるとこういう感じなのかもしれないと思う。そうなると自分をピリッと保つのが大変そうだなあ。

毎日続けているwordleとspelling bee。考えるときに書く必要があるので、毎日メモ用紙を手に取る。それで、先日職場で出力失敗した用紙が大量にあったのでそれでメモ帳を作ることにした。例の、ぴりぴりー、とはがすタイプのメモ帳が自分でも作れるのではないかと思って検索してみた。なんと水のりとティッシュで作れるらしい。早速試して見たら、作れた!これまで裏紙をクリップで止めたりしていたけど、こっちのほうが断然いいです。実物が、左。考えるためのメモで、右側のリングノートは正答を記録するためのもの。同じ語が出てくることはないだろうから迷ったらこのメモを見返すことにする。


最近の(作ってもらった)おいしいもの。アマトリチャーナ。おいしいいいいい!パスタはブカティーニ。穴の空いたスパゲッティみたいな感じ。


デザートにヨーグルトとアプリコットのケーキ。全然重くない。家族みんなが好き。ぱくぱく食べた。

きのう大きな仕事が終了。Done.


そのご褒美かのようなピッツァ!これも軽い。全粒粉で、お店で食べるよりおいしい。

ああイタリア行きたいなあといいながら過ごしている三年間。あの、ゆるい空気が恋しい。

Sunday 17 July 2022

ピアノ、インド綿、『最強脳』

そうか三連休なのか、と気づいたのは先週。3連休でも2連休でも、もはやあまり関係ない。夏休みはもう目の前である。

土曜。

雨が降ったり止んだりの1日。友人が講師をしているピアノ教室の発表会に行ってみた。どんな感じなのか興味があったのと、少し外に出て日常にないことをしたいという気持ちがあった。何かしらの刺激が欲しかった。短時間でも良いから、電車に乗ってどこかに行って誰かと話したい、と思った。 

小さい子たちが一生懸命ピアノを弾いていた。自分はなぜピアノがうまくいかなかったのか、を考えずにはいられなかった。それでも、今だって「ダメ」ではないのではないか?と思った。ピアノにおいて自分を「失敗した」と決めつけているのは自分なのだ。まだ人生終わっていない。始めるなら今でも遅くない…。そんなことを考えながらいわゆる「一般の人々」のピアノ演奏を聴いた。小さい子から大人まで。ここに至るまでにどれだけの苦労があったのだろう。

最後に友人が講師としてステージに出て、演奏をした。弾き始めてもいないのに涙が出てきた。1人の人が、これだけの技能を身につけるのに、どれほどの努力と時間を要するのだろう。そして、何十人もの生徒たちの「ピアノが弾きたい」というごくシンプルな願望に寄り添う、ピアノの先生。なんてすばらしい職業を彼女はしているんだろう。ピアノという楽器が発明されたずっとずっと昔から、この世の中に存在した職業だろうけど、今も昔もその根本は変わっていないのだ。

いろんな想いがこみあげて泣けてきた。

そもそも音楽の生演奏を聴きに行くということがない。脳の、普段あまり刺激されていない部分をガツンと刺激された感じがした。短時間だったけど行ってよかった。

だいたいいつもそうなのだ。誰かの誘いであれなんであれ、外出するのに「行こうかどうしようか」と思って「行かなければよかった」というのは滅多にない。ほとんどの場合が行ってよかったと思える。これは私の人生における経験値による。

帰り道、いつもの生地屋さんでインド綿を衝動買いした。

この発色と、軽さと柔らかさを目の前にして買わないわけにはいきませんでした…。買っただけで結局何も作らず、ということになるのかもしれない。それでも買った。昨日からずっと肩にかけたり体に巻き付けたりしながら機嫌よく過ごしている。気に入った布が手元にある、それだけで機嫌がよくなるのです。

きょうは11時ごろにオンラインでの仕事が1件あったため、合気道は行けず。その代わりに、早めにプールへ行った。人の少ないうちに30分しっかり泳ぐ。なるべく息が上がって心臓がドキドキするくらいに早く泳ぐ。『スマホ脳』の作者、アンデシュ・ハンセンの『最強脳』を最近読み始めた影響だ。『スマホ脳』に書いてあったことの繰り返しだけど、やっぱり運動は脳に大事だということ。脳を鍛えたければ脳以外のところを鍛える必要がある、と。なるほど。

Tuesday 12 July 2022

採血騒ぎ

 興味があるものもたくさんあるが、興味がないもの、というのをあえて挙げてみる。すぐ出てくるのが

・スマホ

・スタバ

です。これらには興味がない。興味がないので否定するにも至らない。ただ、お金がないとか騒いでいる人たちはこういうものにお金を使いすぎているのではないかと思う。

スタバについて。

コーヒーに詳しくはないけど、スタバのコーヒーは高すぎるのではないか。コンビニのコーヒーは100円だが、それとどれほどの品質の差があるのだろう。スタバというブランドに値段をがついているだけなのではないか。いっそのこと中身をインスタントコーヒーと入れ替えてもそれに気づく人はいないのでは?

まあいい。

私は飲料を買うことがあまりない。水以外のペットボトルを買うことがない。最後に買ったのがいつか覚えてないくらいだ。年に1回、あるかないか、というくらい珍しいことだ。そもそも魅力的に見えない。ジュース類は砂糖と着色料と添加物の混じった液体にしか見えない。わざわざ病気になろうとするようなものだ。お茶も買わない。ジュースもお茶も、原価でいうと10円にも満たないだろう。喉が渇いているなら水だ。身体のなかを流れていくものでなければいけない。

いやもちろんジュースもお茶も飲むんだけど「買う」という習慣はないってことです。

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きのう。子の採血のために小児科へ行った。何のための採血か?アレルギー検査です。ピーナツと胡桃にアレルギーがあり、ピーナツに至っては食べたら死ぬレベル。実際そうなりかけてこの世のものとは思えない恐怖を味わった。あの時の救急車内の光景は一生忘れない。最後に検査したのが2歳の時なので、久しぶりにまた検査してみようということになった。もしかしたら何か変化があるかもしれないから。念のために避けているカシューナッツやアーモンドも一緒に調べてもらうことにした。

問題は、採血である。

ワクチン接種などと違って、針を刺す時間が一瞬では終わらない。これをどう5歳児に説明するか。「血をとる」と言っても、こどもにとっては所詮「注射」と同じである。長い注射、みたいなものだ。看護士さんが「採血には難しい年齢だと思う…」と言っていたが、まさにその通りだった。一度、膝の上に座らせて血管を見せてゴムで腕をしばるところまでやったのだが、どうしてもそのあと腕を出そうとしない。引っ張っても力が強いのでまったく動かない。嫌だ嫌だの連発である。怒っても何の効果もない。

「はい、そしたら待合室にいったん戻って落ち着いてきて下さい」

と言われて戻る。しょんぼり。イライラ。

説得を続けながらも、別のことをした。アンパンマンの本があった。それを読んだりしているうちに落ち着いてきた。アンパンマンを普段読むことはないが、助けられた。

5〜10分経ったころ、ふたたびお呼びがかかった。2回目。今度は腕を出した。案の定、叫ぶ。採血している間、お医者さんは「よし、かっこいいぞ」と励ましてくれていた。血をとっている間は泣かなかったくせに、針が抜けたとたんに号泣する。「もう病院なんかきらいだ!こわしてやる!」とかなんとか言って泣き叫んでいる。大袈裟すぎる。いつもこうだ。しまいにはこちらも「うるさい!」と叫ぶ。

病院の外に出てからもわんわん泣いている。イライラしながらも「がんばったじゃーん。よかったよかった。」と声をかけ、自転車の後ろにのせて帰ろうとするとぐしゃぐしゃの顔のまま「Qualcosa Buona(なにかおいしいもの)買わないの」と言う。

ちゃっかりしている。注射の類が終わると「よくがんばりました」のご褒美に病院の近くのセブンイレブンでチョコレートを買ってあげることになっているのだ。泣いているからもう覚えてないかと思ったが、しっかり覚えているしわかっている。ちゃっかりしているな、こいつは。

セブンイレブンに入り、アンパンマンのペロペロチョコを見つけた。なぜか昔からこれなのだ。ほかにもチョコレートはたくさんあるし、チョコレートじゃなくても美味しいものはたくさんあるのに、なぜかアンパンマンのペロペロチョコなのだ。しかも特にアンパンマンが好きと言うわけではないのに。ふと子の顔を見ると、全然泣いていない。ピタッと泣き止んでいる。またしてもアンパンマンに助けられた。いくらか種類があるが、アンパンマンよりバイキンマンのほうがいいらしく、それを手に取った。

ちなみにこのチョコレート、これっぽっちなのに80円もする。このかけらが、80円なのだ。信じられない… 

そしていつのまにか「がんばったから二つ買っていい」というルールが子のなかでできている。前回買って気に入ったアポロチョコを手に取った。「まあいっか」と言って支払う。

自転車に戻ると再び泣きが始まる。「うあああああきらいだー病院なんてもうきらいだー!!おいしゃさんなんていやだー!!」

もはや、放っておくしかない。

そして家にたどり着き、手を洗って、ペロペロチョコを食べ出すと、途端に無言になる。「よかったね、がんばったね、あれ、もう泣かないんだね」と言うと、ニコニコしている。ケロッとした顔で「しってる?アンパンマンよりバイキンマンのほうがおいしいんだよ」と言う。


その後、夕飯を食べながら。

子「ぼくの血はいつ返してもらえるの」

私「あれは、返してもらえないんだよ。このまま科学者のところにいくんだよ。検査してもらって、いろいろわかる。返してもらわなくても、体の中で新しい血が作られているから、大丈夫」

子「ほねのなかだよ」

一瞬「ん?」と思った。2秒くらいして「ああ、あのことか!」と思い当たった。しばらく前に「からだのしくみ」についての本を読んであげたときに「骨髄で血が作られる」という説明があったのだ。それをこの子は覚えていたということか。

「すごいねーまったくこの子は!ほんとにすごいね、よく覚えているね」と頭をなでながら褒めた。ニヤニヤしている。あんな一文を、よく覚えていたものだ。私は忘れていたのに。本当に感心してしまった。

こどもはおもしろい。自分も昔はこどもだったんだけどね。こういうひとつひとつのことが、すべてが、新鮮です。

それにしても、どっと疲れた。本来の目的を忘れてしまうほどだ。検査結果は木曜以降にわかります、と言われた。「また病院にいくの?」と子がきくので「そうだよ、一緒にいく?」というと手のひらを私のほうに向けて「いや、いい」と答えた。最近、大人の言う「いいえ」の意味にちかい、「いや…」の言い方を覚えている。

Thursday 7 July 2022

少し涼しくなった

今週は涼しい。ようやく息ができるようになった、という感じだ。6月末は、どうしようかと思った。6月に冷房をつけっぱなしで寝たことは今までになかったのではないか。温暖化は結局のところ自分たちが撒いた種だ。私が生きている間は、これよりひどい夏しか来ないのかと思うと悲しくなる。

先週の(作ってもらった)おいしいものをいくつか写真に撮っておいた。まずはピッツァ。一枚全部ひとりで食べちゃうかというくらい美味しかった。
焼いた茄子とパルミジャーノがかかっている。

そしてブルーベリーケーキ。冷凍ではない、生のブルーベリー。割引だったから、ということだったが、これはほんとうにおいしかった。



 我が家ではこのケーキが定番になっている。タルト型に、ヨーグルトとマスカルポーネを混ぜたものを入れたケーキ。砂糖もあんまり入っていない。このくらいがちょうどいい。

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「庭が欲しい」

最近切にそう思う。好きなハーブや果物を育てたい。私の人生、目指す方向はそっち側にある。人生もう半分終わったから、引退の方向ばかり考えている。

ありがとうとカルボナーラ

 新学期スタート。 子が帰ってくる時間に家に人がいる、というこの幸せ。保育園は4時とか5時まで預けていたのでこんなことはなかったけど小学校は本当に「帰ってくる」ので誰かいないといけない。自分が仕事していてその時間に家でFが子を迎えてくれているというこの安心感は、あらためて、ほかの...