先日、友達と話していて気づいたが、給料のためにやっているというよりは楽しいからやっているという動機のほうが強いようだ。毎月、「あ、そういえば給料払われてる」と思う。「そういえば」なのだ。もちろん、お金はとても大事だ。一番大事かもしれないのだが、おそらく私はこの仕事、今より給料が低くてもやってしまう気がする。だって、楽しい。給料が払われなくてもやる、となるとそれはそれで問題なのだが、それもありかなと思うくらいにやりがいのほうが大きい。こんなに楽しくて、お金ももらえて、なんて幸せなんだろう、と純粋に思う。
これを天職と呼ぶのかもしれないなと思ったのはいつごろだっただろう。今年で仕事を始めて11年目になる。最初の時点ではたぶん「天職と呼ぶにはまだ早いし経験もない」と思ったのだろうと思う。あまり覚えてないけど。そして4年目あたりで「このままじゃいけない」と思い別の職の勉強をするために高いお金を払って講座に通い始めた。仕事をしながらの講座通いと勉強はなかなか辛いものがあったけど、その最中に(職種は同じだけど)職場を変えるというチャンスが巡って来た。それから講座も修了して、気づいたら今の仕事がものすごく楽しくなっていた。そして10年目を迎えるころにはこれ以外の職は考えられない思うほどになっていた。その頃あらためて「天職かもしれない」と思った。
仕事にうんざりしていた時期ももちろんあった。そのときに愚痴ったら「自分で選んだんでしょ?誰かに頼まれたの?」と他人に言われたことがあって、そのときは「なんて意地悪な」と思ったけど今となってはまったくその通りだよなと思う。誰かに頼まれてやってるわけではない。自分の選択だ。嫌ならやめればいいだけのことなのだ。
今は育休から復帰したばかりで色々と軽減してもらっているから「楽しい」だけなのかもしれない。それでも毎日これだけ笑っていられる職業もなかなかないのではないかと思う。1日あたり何回爆笑しているだろう、わたし?