Thursday, 14 November 2024

溶ける平日やすみ

きのう、水曜は出勤しない日だった。これでもかというほどの素敵な天気で、なにをしようかとワクワクする。空気は澄んで、空には雲一つない。8時に子を送り出す。掃除と洗濯をして、そのまま家にいることもできるけどやはり朝はいったん外に出たいタイプの人間なので、仕事道具を持って近くの保健センターへ。カフェがあって、Wifiが使えないので、そこがわたしにはちょうどよく、集中して何かを読んだり書いたりしなければいけないときにはここにくる。生徒から預かった添削問題が、レベッカ・ブラウンの小説で、柴田元幸訳だったのでこれは興味深かった。

1時間くらいして、家に帰って、本日の課題である服の整理をした。引き出しから全て出してたたみ直す。定期的にこれをしないと、どんな服を持っているか把握できない。それにしても多い。馬鹿馬鹿しくなるような「山」ができた。

座って作業をすると腰と背中が痛くなる。だから机の上に置いてやった。必要ないものがたくさんある。リサイクルに出したり誰かに譲ったりしようと思う。

昼ごはんには焼いたサバと、サラダを食べた。食べながらアップルパイを焼いた。200度で30分はやはり焼き過ぎなのだろう、焦げた。

お茶の水の病院へ行く。ミレーナの調子をみるため。1時40分に予約なのに、呼ばれたのは2時40分。テレビでは各都道府県からのニュースをやっている。山口県の小学生がイルミネーションを作った、とか。前日から頭が痛かったのと関係がある。

待っている途中でうとうとした。疲れているときのパターンなので自分でもわかる。前日に、同僚から言われた「気が休まってないんじゃないですか」というのを思い出して、そういうことだ、とあらためて思う。

子供の体調不良からの回復にホッとしただけではなく、日曜のセミナーが終わってホッとしたのもあるのだろう。いっきに緊張が解けてどっと疲れが襲ってくる。いつものパターンだ。体調不良はいちばん大変なときにくるのではなく、ホッとしたとき、つまり緩んだときに出てくる。人間の体はよくできているなと思う。

帰ってから、溶けるように横になった。熱はない。

きょうは溶けるべき日なのだ。

Wednesday, 13 November 2024

いつまで読んでくれるかな

 「まま!!がんばって!」

ハッと目を開ける。これを繰り返す。

何のことかというと、寝る前に子に本を読むときのことだ。毎日こうではないが、昨日はうとうとがすごくて最後のほうはずっとこんな感じだった。

文字もなにもわからない頃から、寝る前に本を読むというのが親子の習慣である。無理矢理ではない。私も好きでやっているし、子も「読んで」というのでずっと続いている。10分くらいしか読めないときもあるし30分以上読んでいるときもある。読む本の種類も変わり続けていて、おそらくここ1年ぐらい?は「グレッグのダメ日記」という、小学校中学年〜高学年向けの本を読んでいる。音読するようなものではなくてひとりで黙って読むものだと思うけど、これを読んでいる。絵本ではない。主人公グレッグのダメさが現実的にせまってきて私でも共感できることが多い。子はこれが気に入っていて、シリーズを読み始めてついに14冊目まできてしまった。発行されているのは18までということがわかっていて、だんだん終わりに近づいてきていることを2人とも感じている。

ある日のこと。「まま、ゆっくり読もうか」

と言われて、うんなるほどねと思った。ほかの本と交代に読めば長く読めるかもよ、と言ったら「たしかに」と言っていた。

いつまでこうやって本を読んでくれるかなあ、と言うと「ま、おとなになったらないだろうけどね、さすがに」と答える。いつまでも読んでいたい気がする。

さて、私自身、寝不足のつもりはなかったのだが、きのうはなんだか日中頭が痛かった。たぶん前の日(月曜)に早く起き過ぎたのと、子が体調不良だったのがあると思う。ぜんそくみたいにヒューヒュー喉から音がして、学校を休み、夕方に病院に行ったけど、吸入を2回もやって時間がかかって、それから薬局に処方箋を出しに行って、いったん家に帰って、そのあと薬局に戻って薬を受け取る、ということをやった。結構疲れた。心配もしたし、時間もかかった。翌朝、つまりきのうはだいぶ良くなっていたので、ほっとして、張り詰めていた緊張がとけたのかなと思う。頭が結構痛い、と同僚にいうと、気が休まってないのではないか、と言われた。

きょうは休みだから、すこしゆっくり過ごそうと思う。5時におきてアップルパイの中身を作ったので、パイシートを出して、これから焼く。

Monday, 11 November 2024

セミナー終了

 日曜日。セミナーが終わった。いつもだったら自分が聞く側だけど、今回は自分がしゃべる側。これは滅多にないことなので、優先順位が高かった。この日を中心にいろんなことを考えてきた。風邪をひかないようにとか、怪我をしないように、とか。と言っても話すのは私だけではなく数名で話すので私はたったの15分間。わざわざ時間をとって、お金を払ってきてくれる人がいるということなので、すこしでもためになることを話そうと思った。

気合を入れて、遅延や事故に巻き込まれてもなんとかなるようにだいぶ早めに行ったら1時間前に着いてしまった。場所は東京駅。来たのはおそらく1年ぶり。それにしても駅構内の人が多い。すごい人だった。人の多さでいうとそれはもちろん渋谷や新宿もすごいんだけど、なんというか、駅にいる人たちの種類が違う。新幹線の発着があるので、東京の外から来た人たちが多い印象だった。スーツケースを持っている人も多い。しばらく駅をうろうろしてみたが、店の数もめまいがするほど多かった。ついていけない感。。。

セミナーはうまくいった。緊張するかと思ったけど、早く着いてほかの登壇者と話していたら気持ちもほぐれた。なにも間違ってないのだから堂々としていいのだ、と思った。なによりも、毎日人前でしゃべっているだけあって、声が震えるようなことはまずない。自分も勉強になることが多くて、有意義な時間だった。

夜の東京駅はとても綺麗だった。観光客になった気分で「わー、きれい」と言いながらあたりを見回す。

食事会も参加して、7時すぎに家に帰ると家族がいた。家族っていいなありがたいなと、不思議ときのうは2人が貴重な存在に見えた。もちろんいつもそうなんだろうけど、外でこういう、大きな仕事がひとつ終わると、この人たちがいてこそやっていけるんだという気持ちになる。なぜかはわからないけど。

Wednesday, 6 November 2024

こればっかりは誰にも代わってもらえない

 全身全霊で子育てに関われたらいいのかもしれない、と思うことがある。仕事もほどほどにして、たとえばパートタイムで働き、子が帰宅する時間にはいつも家にいて、宿題を一緒に見てあげて、夕方にはすでに時間ができていて、夕飯を何にするかは日中から考える時間があって、そのための買い物に行けて、子の通院予約は仕事の予定を気にせず、子ども最優先で決めることができる、など。

ゆっくり暮らせていいだろうなと思うけど実際にそうしたいかというと、子から離れた時間も自分にとっては必要なので、この働き方を変えるつもりはいまのところない。そして家族のサポートがあるので、たとえば洗濯物の心配をすることがないし、子が帰ってくる時間に私がいなくてもなんとかなっている。

ただ、週に1回、週末以外の日で、半日だけでも余裕があると、家のいろいろなことが片付き、心にも体にもやさしい、ということを最近あらためて感じている。というのも先月、腰のMRIをとってから以降、休めるときは休もうと決めた。10月は、偶然だけど、平日、水曜に代休がとれることがたくさんあって、有給休暇も使いながら毎週1回、水曜または木曜に休んだ。仕事が片付くかというと片付かないのだけど、職場から離れることで少し心の余裕がうまれた気がする。子どもにおやつを作ってあげたり、本を読んだり、片付けをしたり、という少し時間がかかることが、できた。11月もできる限りだけどそうしてみようと思っている。

ということできょうは出勤しない。堂々と出勤しない。

軽度ではあるけど腰椎がよくないということを還暦過ぎた同僚と話した。「これから、いろいろ堂々と断ろうと思います」というと「それがいいよ、うん」と言われた。「身体大事にしないとですね」というと「こればっかりは誰にも代わってもらえないからねえ」。

当たり前のことだけど、ハッとした。そう、代わってもらえない。義務と責任感のもと、周りからどう思われるかを考えて迷惑をかけないように頑張り過ぎた結果に身体がボロボロになってしまってももう遅いのである。優先順位を、あらためて考え直すときにあると思っている。

Monday, 4 November 2024

朝の習慣、11月の連休

 11月は良い。三連休の初日は、一日中雨だったが、きのうときょうはしっかり晴れていて気持ちがいい。空気が澄んでいて、気温もちょうど良い。朝、5時過ぎにもう少し横になってようかなと思うときもあるけど、朝焼けが見たいので体を起こす。ほんの数分のあいだに、真っ暗な東の空が、だんだん赤くなってきて、朝が来る。これが見られるのはいまの季節から冬にかけてのみ。ちょっとした楽しみである。

この季節だけの楽しみは紅茶。別にお茶好きでもないが紅茶を飲むのはこの季節だけ。イギリスにいたときに身についたことだ。濃い、もはや黒い紅茶。あればヨークシャー・ティーを飲む。ティー・バッグを入れてから7分タイマーをかける。その間に「杉田敏のビジネス英会話」を再生する。1レッスン分だけ。words & phrasesを書き取る。そのときには万年筆を使う。万年筆は使わないでいるとあっという間に乾いて書けなくなるので、毎朝つかうようにしている。使っているのは無印の、裏うつりしないA5のリングノート。今まではききながら買ったテキストを眺めたり知らない語にマーカーをひいたりしていたが、どうやら書き取るほうが集中して聞くということがわかった。ここ最近はこの方法にしている。いずれにせよ1レッスンは7分くらいで終わるので紅茶を待つ時間にちょうどいい。

そのあと相変わらずwordleを解き、6時になったらduolingoを解く。duolingoもフランス語だけをとりあえず解いていたけど、最近は韓国語もやっている。イタリア語と英語とラテン語もやっている。知っている言語であっても解いてみることにしている。知っているからいいやと思っていたけど、やってみると知らないことはまだまだあって、じゅうぶん価値はあるということがわかった。英語であっても、だ。「自分は大丈夫」と思わないことだ。謙虚であるべし。

spelling beeにじゅうぶん時間がとれず、解ききることができない。週末まで溜めがちである。これは仕方ないかな。

きのうはりんごのタルトを焼いた。その前の日はチーズケーキと食パンとショートブレッドを焼いた。心配せずともちゃんと消費できる。

きょうはきのう読み始めた本を読み切るつもり。「わたしは、あなたとわたしの区別がつかない」。読書家ではないが、毎週読みに行く「週刊文春」の読書コーナーに書いてある本の紹介は本当に面白そうなので、携帯にメモして帰り、図書館でリクエストをする。

Wednesday, 23 October 2024

41歳。腰椎その後。

 誕生日。アラームが聞こえないことが最近多い。5時15分に起きた。空は暗いけど向こうのほうが少し赤い。明るい、じゃなくて赤い。

足のしびれが気になっていたのでふたたび整形外科に行き、21日にはMRIを撮りに行き、22日、きのうは診察にいった。MRIを撮った保健センターの所見では

「腰椎の生理的湾曲は減少しています。

L4/5では椎間板膨隆にて左右椎間孔の軽度狭小化を認めます。」

と書いてあった。医師からは、日常生活で気を付けることと、有効なストレッチや運動を受けた。毎日続けられる程度の負荷でやること、と言われた。それは得意とするところなので地道にやっていこうと思った。

やれやれ。年をとるというのはこういうことなのである。こうなると、同じように生活していて腰椎に問題のない人たちがうらやましく思えてくる。わたしは、人のことを「うらやましい」と思うことがあまりない。お金のある人や容姿のよい?人をうらやましいとも思わない。母が私の子をみて「髪の色がうらやましい」と言うのだがこの感覚がまったくわからない。

しかし、だ。身体の不自由さとなると、自由のきく人たちをみて「いいなあ」という感じがする。これが「うらやましい」にあたるのかはわからない。腰椎の症状は軽度なのでもちろん自分も自由がきくのだけど。なぜ自分がこうなってしまったのかなとか思ったところで過去は消せないのでこれから努力していくしかない。

年をとるというのはこういうことだ。41歳。冗談じゃない年齢になってきたなと思う。

ここ数年、父が「脊柱管狭窄症」になっていて、よくその話を聞いていた。聞いているうちに自分の症状も同じ感じがしていたのだが、まさにそれだった。脊椎の特徴は遺伝もある、と前に頚椎を診てもらったときに言われたので、遺伝の要素もあるだろう。父は、40代から座った姿勢での仕事が増えた。振り返ってみるとそこに原因があるとも言えるわけだ。40代のわたしが何に気をつけなければいけないかがわかる。

避けなければいけないことリスト:

・中腰、前傾姿勢

・床に座る。どうしても座らなきゃいけないときは正座。

・座りっぱなし、立ちっぱなし、歩きっぱなし。姿勢を変えればそこで「リセット」されるらしい。

というわけでそろそろ書くのをやめて立ち上がるべき。

41歳。体重60.5kg。体脂肪26%。視力、左目だけ悪い。物欲、それほどなし。昼食は毎日、玄米、にんじん、葉野菜、ナッツ、卵。がんばっていること、歯磨き。もっぱらの課題、子育て。

Tuesday, 1 October 2024

病院2件。腰椎と骨盤が接触。

月曜。午後休みがとれるのでチャンスと思って皮膚科の予約を入れておいた。紫外線の多い4月から9月までは、肌は休憩中。つまりあれこれ試さない時期。10月になるので顔の写真をとったり、これからの相談をしたり。

終わったのは確か4時前。まだ時間があるなと思って通りの向かい側にある整形外科へ。首の右川が痛いのと、足のしびれと、右のおしりらへんの痛さと、右の腰から股関節にかけて変な音がするのを、思い切って相談しようと思った。こういうのは急ぎじゃないので「まあいっか」と思って先延ばしにしがちだが、きょうは勢いがついたのでえいやっと行くことにした。脊椎専門の整形外科で、4月に怪我をしたときに緊急でかかったことがある。予約をしていなかったけど4番目に案内できるということだったので待った。

相談をしたけど、首としびれは別件だろうし、どれがいつから始まった症状なのかはっきりしないし、痛い箇所もはっきりしないので、自分の言っていることがとにかくぼんやりしているのがわかる。これでは医師もたいへんだろうな、とさえ思う。

首は4月にレントゲンを撮ったのでまあいいとして、腰のレントゲンを撮ることになった。正面、横、斜めで4枚。

結果:

腰椎の5番目、右側と、骨盤が接触してしまっている。腰椎というのは羽みたいなものが左右に出ているのだが、それと骨盤が「くっついちゃってる」と言われた。通常、腰椎は5つで動くべきところを、右側だけ4つで動いている。食器を洗うときに右腰の上あたりが痛すぎて継続できなくなることがあるのだが、これが原因だった。自覚症状としてはこどもが産まれて以降である。右側に負担がかかりすぎてとにかく痛かったが、こどもが小さいとどうしようもなかった。右の腰の奥の辺りからする音も、もしかしたらこれなのかもしれない。関節が問題かと思っていたがそうではなかった。おかしいと思うところとだいたい一致している。

気をつけるべきこと:

・同じ姿勢を20分〜30分以上続けない。座りっぱなしもよくないし、立ちっぱなし、歩きっぱなし、すべて負担がかかる。

・運動はしてよいのか、ときくと、陸上の運動で腰に良いものは一つもない。水泳はいいけど、やるならバタ足。平泳ぎは反るので腰によくない。

・寝るときは、右に負担がかかっているわけだから右を上にして寝る。脚をまっすぐ伸ばすのも腰によくない。脚の下にクッションなど敷いて、まげて寝る。

今後:

MRIを撮ってみてもよいけど、それほど痛くなければ様子をみて、日常の生活で改善できることを改善していく、でもいいよと言われたのでとりあえずそうすることにした。しびれについても、どうしようもないレベルのしびれではないので。先生に言われて気づいたのは、しびれがあるので足首より下の部分だけで、ふくらはぎや腿のしびれはないようだ。意識していなかった。

感想:

長く生きるといろんなことがあるなあ。ひずみもゆがみも出てくる。

溶ける平日やすみ

きのう、水曜は出勤しない日だった。これでもかというほどの素敵な天気で、なにをしようかとワクワクする。空気は澄んで、空には雲一つない。8時に子を送り出す。掃除と洗濯をして、そのまま家にいることもできるけどやはり朝はいったん外に出たいタイプの人間なので、仕事道具を持って近くの保健セン...