Sunday 13 August 2017

場面転換によるブレイクスルー

ここ二日くらい涼しい。風がよくとおる。特に朝晩は寒いくらいだ。今朝は寒かったので窓を閉めてしまった。空気が、小さい頃に行ったキャンプ場のそれを思い出させる。二日連続で5時半に起きている。田舎の朝はとても気持ちいい。
ここに来て一週間、こどもがボールを投げるようになった。今まで知らなかっただけかもしれない。できたのに投げる機会がなかっただけかもしれない。父がプール用に買っていたビニールのボールをつかむと頭の上まで高く上げてポンと投げる。投げるといってもまだ「落とす」に近いのだが投げたあとにキャッキャと喜ぶのでやはり投げたという達成感があるのだろう。

しばらく前からこどもは手づかみで食べ物を口に運ぶようになっていたが、東京にいるあいだはその「てづかみレパートリー」とでも呼ぼうか、手づかみさせられる食べ物の種類が少なかった。が、ここに来て「あ、これもいけるのか」といろいろ試してみたらうまく手づかみで食べられた。

一週間たって思うが、やっぱり時々場所を変えるのは大事だ。子育てに限らず。6月ごろの投稿でも書いたが、ひとつかふたつ、期待もしていなかったブレイクスルー(突破)が迎えられる時がある。たとえば手づかみレパートリーとしてかぼちゃと米が加わったが、畑から穫れた新鮮なかぼちゃは東京のうちにはないし、毎日米を炊く習慣も東京のうちにはない。環境を少し変えて非日常を体験するだけでいろいろなヒントがもらえるのである。ふだん分かっていたつもりでも見る景色が変わっただけで「あ、そうか」と思えたり見方が変わったりすることがある。やっぱり旅をしたり外出したりして場面を転換するのは大きく意味のあることだ。

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きのうは友だちに会いに行った。私が、故郷で人に会いに行くなんてとても珍しいことだ。こどもを連れて、短時間だったが会えてよかった。やっぱり直接会うのは大事だ。ネットつまりSNSで分かることも多いしつながってる気にもなるが直接顔を見ることにはかなわないと思う。もちろん移動するのに時間も手間もかかるが、それ以上の価値があるし、人どうしの関係というのはそもそも「直接」である。今も、昔も。顔を見ること、声をきくことが基本だ。SNSで相手は理解できないし、あれはきわめて一方的である。


ありがとうとカルボナーラ

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