Thursday, 12 December 2024

パネットーネとパンドーロ

先月、イタリアから巨大な荷物が届いた。パネットーネ3つと、パンドーロ3つが入っていた。日本でもようやくパネットーネは見かけるようになってきたが、値段はイタリアの3~5倍くらいする。パンドーロはほぼ見かけることはない。イタリアではこの季節、切り分けながらこれを食べる。じつにイタリアらしい、シンプルなお菓子(パン)。自然とパネットーネ派とパンドーロ派が発生する。日本の「きのこの山vsたけのこの里」みたいなものだろう。

これはパンドーロ。

それで、最近困っているのが、食べるのをやめられないということ。いや、やめればいいんだけど視界に入っている以上、手を出さないわけにはいかない。あわせて6つもあるのだ。食べない日はない。体重が増えて困る、とイタリアのおじいちゃんとおばあちゃんに言うと「1年にこの1ヶ月だけだよ」と言って笑っていた。

パネットーネはだいぶ知られるようになってきたのでパンドーロを紹介すると、上の写真のようなものです。1kgある。人の頭より大きい。最初からこんなに白いわけではなくて、粉砂糖をかけるから白い。

粉砂糖はこれで、なんと60gもあった。60gっていうと、チーズケーキ1個作るときに入れる量に近い。この粉砂糖を、パンドーロの入った袋に入れて、振る。単純。作る側がやるんではなくて、食べる人が、袋を開けたときにやる。がっさがっさ、と降る。

日本の繊細なお菓子はこういうことしないと思う。砂糖は最初からかかっているはず。イタリア菓子はざっくりしている。すべてがシンプル。

日本でのパネットーネの扱い方をネットのどこかで前に見たけど、わざわざ切ってラップで包んで冷凍したりしていた。想像するに日本人はたぶん本当にうすーく、しか食べないんだろう。我が家にそんな心配はなくて、パネットーネも、パンドーロも、1kgあっても3日でなくなる。 がっつり切ってむしゃむしゃ食べる。密閉する必要もない。すぐ食べるから。(いや、私も日本人なんだけどね。)

それにしても視界に入ると手が伸びてしまうのは困るので、きのうは「どこかに隠そうか」という話にまでなった。そうなったら必死で探し回るに違いない。体重は増える一方である。

日本の教育は困ったことになっている

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