きょうは午後から、友人に会いに行った。職場近くの、いつもの肉屋でお弁当を買って行き、一緒に食べながら少し近況を話す。短時間だったがこうやって気軽に会いに行けるのは良い。私は友達が多い方ではないし、めちゃくちゃ親しい友人、みたいなのも少ない。それでも、長く会ってはいなくても「きのうの話のつづき」みたいな感じで話ができる人たちが何人かはいて、気を使わずに自然と「会おうよ」「会おうか」ということになる。一緒にいて楽しくない人たちと無理につきあう必要はないと思っているしそもそも他人に好かれようとは思っていない。
今までに2回、親しいと思っていた人から急に「縁を切りたい」とか「連絡をとらないで」と言われたことがある。どちらも文字によるものだったが。最初の人は高校の同級生だった。私もまだ十代だった。そのときはやはりとてもショックだったのだがおじに話したら「人の縁なんてそんなものです」と言われたのでそれに従うことにした。時の流れに任せることにした。そのことをよく覚えている。だから二人目の友人のときはそれほどショックを受けなかった。つまり放っておくことにした。そしたら自然と離れて行ったし、お互いに連絡を取ろうとしたことはそれ以来ない。結局合わなかったのだ。人の縁は脆いし、残るものは残って行く。新しい出会いもたくさんある。その時その時で人生を楽しむ。過去と未来についてはとりあえず考えず、楽しめるだけ楽しもう。明日死んでも悔いのないように、やりたいと思ったことはすぐに行動に移すべし。
とまあ言うは易し行うは難し、なのだが少しでも行うも易し、にするためには行動しやすくするためのスペースを持ち身軽でいることだと思う。持つものを減らす、というのはつまり良いものしか持たないようにすること。そして動き回れるだけのスペースを常に保っておくこと。引き出し、棚はギチギチにしない。つっかえたり転んだりぶつかったりしなくていいだけのスペースを持つこと。物理的なスペースができると心理的にも余裕ができる気がする。単にものを片付けるというよりは色々なものごと、人生に対してその構えでいるとよりいいことができる。より良いものが舞い込んでくるかもしれないときにスペースがなくては話にならない。