Sunday, 10 April 2011

旅せよ乙女

(以下、mixiからのコピペです。4月5日に書いたやつ。)

カンボジアとベトナムの旅から帰ってきました。
ちょうど1週間。

イタリア以外の外国に行くのは、実に6年ぶり。
行く前は、
「そんな旅行に使えるお金があるのか」とか
「本当に必要な旅なのか」とか
「それなら将来のためにとっておくべきでは」とか、

絶対に学生時代なら考えなかったような懸念がありました。
ですが、行ってみて実際、問題はそこではないということが分かりました。

この航空券代を将来のためにとっておいたら、この6日間で得た経験が無いまま「将来」を迎えることになったはずです。

時間とお金があるんだったらどんどん旅をすべきだと確信しました。

この6年間も1年に1回、2回ほど海外に行ってたことは行ってたんだけど、イタリアだけでした。
新しい土地と人を知ることもなく6年間も過ごしていたのです。


出会う人々は皆、「津波大丈夫でしたか」と聞いてきました。
「日本はカンボジアをいっぱい支援してくれた国だから心配」とか。

テレビをつけても新聞をみても日本のことが触れられていました。
帰国した今日、ボランティアをする高校生の姿とか見て涙しています。


カンボジアでは、毎日同じ服を着て、物売りをする子供たちがたくさんいました。
流暢な日本語で「おねえさん、10枚3ドル やすいよ」と言って話しかけてきます。
英語も、フランス語もしゃべります。
生きるために。

靴を履いている子はいませんでした。
お母さんも、物売りです。
おそらく学校どころではないでしょう。
生まれて、歩けるようになったらすぐに物を売り始めるのでしょう。
飴をちょうだいと訴えてくるその腕は細かった。
瞳は純朴そのもので、きらきらしていました。


この子たちは、本当に365日、毎日、遺跡の前で、太陽の光を浴びながらスカーフを売るのか、と想像しました。
いったい、一日どれくらい、食べ物を食べられているのだろう。


教育を受けさせてあげたいと思いました。

身につけるべき知識も、
学ぶべきことも、
見るべき世界も、

たくさんあるのに、それに触れずこのまま大人になるのはあまりにも惜しい。


私が勤務している学校のことを考えました。
授業を聞かない生徒や、不登校になる生徒のこと。
学ぶ意欲というか目的が見つけられない生徒のこと。

鉛筆とノートをもって、学校に行けるのがどれだけ幸せなことか。

「恵まれない子どもたちに愛の手を」

というフレーズ、よく聞きますね。
でも、それを今まで、人ごととして聞いていたのだ、ということを、実際にカンボジアに行って分かりました。
本で読むのと、実際に見るのでは何倍も違いました。

でもね、悲惨な顔なんてしてないんですよ。
なんとなく、こういう話になると悲惨な状況を想像する場合が多いようだけど、そうじゃなかった。


年間3万人が自殺するという国に住む私には何かやるべきことがある、と思いました。


ゲストハウスに帰ってテレビをつけると、日々増えている震災での死者の数。

ベトナムでは、ベトナム戦争の悲惨さを博物館で目の当たりにして言葉を失う。
いとも簡単に、生きた人間を撃ったり刺したりした時代がほんの最近まで、ここにあった。

生きるって何だろうな、と、1週間ぼんやり考えていました。



やっぱり旅をすべきです。
自分の目で見て、感じて、考えることが必要です。

「中」にいてごちゃごちゃ言っていても、やっぱり、実際に動かないと。
2tトラックを運転して被災地に支援物資を届けた江頭2:50のように(!あれは本当に感動した!!)

まだまだ自分、狭いなあ。
まだまだ見るべき世界はある。


旅で出会う人々や、見るものは、悩みや恨みや嫉妬心や心配事を、ちーっちゃくしてくれます。

1 comment:

Anonymous said...

旅をすることで、人と出会うことで、新たな発見があり、自分が成長し…人生が変わっていく。百聞は一見に如かず、とことわざを使ってしまうと何か陳腐に響きますが、そのとおりだと思います。

わたしもかつて文部省からマレーシアの学校に派遣された同僚の先生から、物がなくても幸せそうで、また純粋で必死に学ぼうとする子供たちの話をうかがって、心を打たれたことがあります。

本当の豊かさとは何か。そういうことを考えられるすてきな旅行をされたと思います。乙女だけではなく、男性諸君にも、年齢が高い方にも、やはり旅は必要だなと思います。

そうして、かつてわたしが同僚の先生から話を聞いて心を打たれたように、直接経験をした人が、自分の言葉でその感動や発見を語ることは、紙に印刷された言葉より、ずっと他の人の心に伝わり、残っていくのだと思います。そういう意味で、旅を、旅の貴重な経験を共有させていただいて、ありがとうございます。

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