離乳食をはじめイタリアと日本で少なからず差があるだろうと覚悟してここに来た。で、やっぱり想像通り、驚きの連続だ。一気に書くと大変なので覚えていること、気づいたことから少しずつ書くことにする。
離乳について。
どうやら想像以上にここでは離乳が早い。
「まだ母乳をあげているの?」と聞かれてはいそうですと答えると別に否定はされないし、「母乳がまだ出るんだね」「恵まれているね」「いいね」と言われる。皮肉ではなく。
先日会った人に、イタリアでの離乳事情を聞いてみたところ、6か月くらいまでで終わりだと言っていて驚いた。早いとは思っていたものの。理由を聞いたところ、母乳というのはいわゆる「赤ちゃん」が飲むもので、8か月ぐらいにしっかりしてくると飲む「イメージ」ではなくなってくる、と。だから、歩き始めてからも母乳をあげるなんてまずありえないらしい。0歳といえど、はやく自立したひとりの人間にさせる、という考え方。なるほど、イメージって結構重要なのかもしれない。
そして、母乳が出なくなるから、というのも人によっては理由の一つだと。
そういえば日本みたいに「母乳?」って聞かれることがない。母乳かミルクか、という以前に、この時点では母乳とかミルクを与えていることが前提になっていない。
日本では、離乳食がはじまったころはたいてい、食べさせたあとは母乳でシメる、みたいな指導がある。だからいつまで母乳をあげつづけるのかわからなかった。そして食事を与えるときも少し遠慮しながら与えていた。
ここでは自然と、食事の量が増える。最初、言われた通りに与え始めたのだがその量に驚いた。大人が食べるくらいの、立派な一皿を食べるのだ。与えすぎだろうと思ったのだが、実際、こどもは食べているし食べたがっている。そうすると自然と授乳量は減る。デザートまでたべると、もはや母乳でシメ、なんて必要はなくなってくる。
それでも母乳をあげてはいるが、この1週間で、ああ、こうやって離乳が進むのか、というのがわかってきた。
人から何か言われたり指図されたりすると面倒だしうるさいと感じるのは確かだが、なにかひとつ突破できる場合があるので、言うことを聞いてみる価値はある。郷に入っては…である。自分のこだわりもありはするものの寛容でいることは大事。
どちらが正解というにはないので、間をとりながら様子を見て育てていく。