Sunday 16 July 2017

出かけて正解

湿度も温度も高い。どう過ごせばいいだろう。毎年のことなのにこんなに参ってしまうのは、今年は仕事に行っていないからかもしれない。とにかくエアコンが無いと息がしづらい。同じ夏の暑さでも、これが田舎だと朝夕はもっと涼しいし、自然の風が吹くのでもっと過ごしやすい。

昨日も本当に暑かった。午前中、さて、どうしようか、と考えた。保育園が休みなので、いつものように地域の遊び場や図書館に行こうかなと思ったのだが、久しぶりに子どもと一緒に電車に乗ってどこかに行きたい気がした。実は職場にちょっと用があったのだが子どもを預けられないのなら行くのはやめようと思っていた。しかしなんだか昨日の勢いだと「一緒に連れてけばいい」という考えにすぐいたった。

ただ、この暑さではためらう。そして、行きかたが何通りもあるのだがそのうちのどれをとるか、さらに迷った。そしてそもそも行くべきかどうか、行った先での用事にどれくらい意味があるのか、考えた。正直なところ行く意味はあまり無い。

それでも、えいやっと出かけた。なんだかきょうはそうすべきな気がしたし、そういうときってある。行って、たぶん1時間も滞在せず帰ってくるだけだけど、少しイベントというか小さな冒険、的なことを子どもとしたいと思った。

迷って乗った電車の先頭車両は混んでいた。さらに久しぶりの電車にこどもはきょろきょろ、驚いている。ベビーカーはいかにも邪魔そうだったので二駅乗って降りて、うしろの車両に移動しようとした。けれどその電車で移動をするのは間に合わなかったのでもう1本待つことにした。それから一番後ろの車両に乗った。

汗がたらたら、ぽたぽた。「ごめんよー、あちこち行っちゃってね」と子どもに言う。

やれやれ、と、心の中で思った。やっぱりこういう日に出かけるとこういうことになるなあ。別のルートで行ったほうが正解だったかもしれない。こんなに苦労をしてまで行く意味があったろうか。しかしもう出てきちゃったのだから後には引けない。

目的地に着いて改札に向かおうとしたそのとき、見覚えのある姿が…

なんと、大学時代の恩師だった。お互いにびっくりした。会いたいと思いながら一年以上会えていなかった。めちゃくちゃ嬉しかった。やっと子どもに会わせることができた。

映画の「スライディング・ドア」をこういうときは思い出す。電車に乗った自分と乗らなかった自分。

やっぱり今日は出かけて正解だったのだ。1本後の電車に乗って正解だったし、このルートでよかったし、そもそも職場に行くことにしてよかった。先生に会えたというそれだけですでにきょう出かけた意味はあったと思う。

やっぱり私、センサーみたいなのがあるなあと思ったし、自分のアンテナというかセンスには自然と従うべきだと思った。

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合気道で首を痛めて1週間。痛みに加えて吐き気とめまいのようなものが2日くらいは続いた。日を追うごとに痛みが消えてきた。 合気道はやめておきなさい、と言われるとやりたくなるというのが世の常(?)。不思議なもので、普段は「きょうはまあいかなくてもいいかな」とか誰も聞かない言い訳をつら...