語り手が、学生時代の友人宅を訪ねる話。誰にでもありそうなプロットなのでよけいに傑作と思える。カズオ・イシグロにはめずらしいコメディ感がいっぱいで、笑える、吹き出してしまうようなシーンもある。どうなるのか気になって本が置けない。
それでも、ただのコメディでは決して終わらない。ラストが良い。読み終わって24時間くらい経っているけど、いま、じわじわと響いている。
単語は難しくない。辞書はいらなかった。手元に置いておきたいと思うし、もう一度読み返したいと思える。傑作。「英語は上級で、何か面白いものを読みたいけど長編の体力と根気はない」という人にはぜひおすすめしたい。
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さて、きょうで3月が終わる。あっという間だったなあ。去年のきょうもここにいたはずだけど、なんだかつい最近のことだったような気さえする。去年の今ごろ歩き始めたばかりの姪が、今年は走り、両足で跳んで、言葉で意思疎通をしている。わたしは成長しているのだろうか。一年前の今と、何が変わったのか。成長、あるいは衰え。衰えるのが当たり前と思わずに過ごしたい。
ここ数日、よく眠れていて、疲れもとれている。きのうの午前中は暑いくらいだったが、午後からは予報通り雨が降った。もうすぐ満開、という桜だったが散ってしまったかもしれない。
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