Monday 30 March 2015

ニューヨーク4日目:Central Park, Guggenheim Museum

昨日会ったニューヨーカーが 
March comes in like a lion and goes out like a lamb.
という表現を使っていて、うーん、どこかで聞いた気がと思っていたらちょうどその朝に読んだ遠山顕のブログに書いてあったのでした。
もうすぐ4月だっていうのに寒いねという話の中で出て来た表現。「東海岸ではこう言うのよ」と言っていた。つまり3月の寒さはライオンのような厳しさがあるということだ。どのくらい寒いかって、いやもうほんとに寒い。
昨日は雪こそ降っていなかったものの、朝は顔が切れるような寒さだった。

朝起きると空が青かった。4日目にしてようやく、である。ついに散歩日和だと思って9時頃から外に出た。セントラルパークに向かって歩いてみることにした。途中でスターバックスがあったので、寒さに耐えられず、入った。カプチーノをもらう。分かってはいたが、日本のように「ショート」というサイズは存在しない。「トール」か「グランデ」である。スタバには日本ではほとんど行くことが無い。(年に2回ぐらい。)本場のアメリカではどんな感じかなと思ったけど日本と大きく変わることはない。

ただ、席ごとのスペースがより広々していて、より居心地が良い。そしてはやりのサクラなんとかペチーノ〜みたいなのも無い。(よく知らないで言ってるけど。)さらに日本みたいにスタバ自体を「おしゃれ」とみなす雰囲気はもちろん無いので、そもそも人でごった返したりしない。席を必死になって探す必要もない。

そこからセントラル・パークへ歩いた。なるほど日曜の朝だけあって、すごい数の人々が走っている。後から聞いたら「日曜に限らない」らしいけど。ベビーカーを押しながら走っている女性もいて、なんかもう、アメリカを見せつけられた感じで思わず嬉しくなってしまった。無敵なのだ、アメリカン・ウーマンは。こっそり写真を撮らせてもらったが訴えられないことを願う。

巨大な貯水池があって、そこの周りを走れるようになっている。少し丘を上がってその通路に出てみたら、なんとも美しいニューヨークの景色が広がっていた。本当はパノラマ撮影できれば良かったのだけど。

貯水池は凍っている。外周を歩くつもりが、この景色を目の前にしたら思わず走り出してしまった。子どものように。普段は「走るのは苦手」なんて言っているくせに、不思議なものである。

一周しようと思ったのだが途中で西側にだいぶ近づいたことに気付き、ついでにコロンビア・大学見学をしようと思った。歩いて地下鉄の駅まで行こうと思ったらこれが結構遠かった。
大学に着いて気づいた。そうだ、今日は日曜日だ。カナダでUBCに行った時も、そういえば日曜日だったことを思い出した。学生がいない日に行っても普段の様子は分からない。しかもBook Shopの開店まであと1時間はかかるということを知り、諦めて帰った。
そこからグッゲンハイム美術館に行きたかったのだが、西から東へ都合よく行ける手段が見当たらず困っていた。ちょうどそのとき目の前に現れたのはバス。今のところ一度もバスに乗ったことがない。行き先は分からなかったけど方向は間違っていないようだったので、そのバスに乗ることにした。

願ったとおりにセントラルパークの北側を周り、ミュージアム・マイルに入って走り始めた。適当に86stあたりで降りて歩くとグッゲンハイムが姿を現した。特徴のある建物なのですぐ分かる。カタツムリのように螺旋状の建築。

思ったほど大きくない美術館だが、とてもセンスが良い。

On Kawaraの特別展を見ていたら、既視感に襲われる。なんだ、これは?どこかで見た気がする…。いつなのか覚えていないが、東京で、確実にこの展示を見た。再会である。しかも前回より規模が大きく、解説も詳しいのでより分かった。恵比寿の写真美術館だったのかな?どうしても思い出せないが、この何十年にも渡る絵はがきを始めとした彼の作品(というか記録)を見た。日本人アーティストだ。最近亡くなったらしい。ニューヨークでも話題のようで、知人に聞いてみたら"I know!"と言っていた。拠点は日本ではなかったようだが、日本人としては嬉しい。

その後アパートに帰った。昼はここで食べる。私は予定を詰め込むのが好きでない。夕方にも用があるので午後はゆっくりしたい。パスタをゆでて、トマトを切って、モッツァレラとオリーブオイルを入れて食べた。どこへ行ってもこれが一番美味しい。
自由の女神も見てないし、ロックフェラーにもエンパイア・ステート・ビルにも上っていない。そもそも起きた後でその日の予定を決めている。いわゆる、一般の日本人観光客からするとありえないのんびり具合だと思う。

それでも、ゆっくりする時間が必要だし、せっかく休暇で来ているのだから疲れたくなんて無い。ぼちぼち、できることをする程度で良いし、これで後悔はしない。

6時からSOHOにイタリア映画を見に行き、そのままイタリア料理を食べに行って、11時頃帰った。ここに来てからイタリア語しか話していない。

いっさいはんは最強

 1歳半。 めいは1歳半である。26日から帰省していて、弟の一家と一緒に過ごしている。姪が2人。ひとつ屋根のしたに8人がいる状態。たいへん賑やかでいつもどこかから泣き声やわめき声が聞こえている。こどもの声は高くていい。なかでも1歳半の姪は、もうどこを切り取っても、おもしろくて、た...