これまでまったくその習慣を受け入れられなかったハロウィンだが、今年はちょっと、ここまで日本で定着している理由が分かった気がしている。
というのも、実は近所にとても有名な「ハロウィン通り」とでも言おうか、子どもたちが集う通りがあるというので行ってみたのだ。
普段、なんとも思わずに通っていたその通りは、外国人が多く暮らす地区らしい。
国籍関係なく、たくさんの子どもたちが仮装をしてそこらじゅうを走り回っていた。
2歳か3歳ぐらいの小さな男の子が、私の目をみてすぐに微笑み”trick or treat”と言った。
大人を見るとこう言うように仕込まれているのだろう。
それにしても、きれいな発音だった。
2歳くらいで仕込むとこうなるのか…
この地域ではごく普通に行事として定着しているわけだ。
最初はその地区在住の外国人だけがやっていたのかもしれない。
しかし徐々にその友達や知人…と輪が広がっていったのだろう。
正直なところ、これは子どもの祭りというよりは、お母さんたちが主役だと思った。
華やかな衣装の影には母親の努力がある。
そもそもこんなに遅い時間に子どもを連れ出し夜道を歩く(または自転車に乗せる)のも母親の役目なのである。
ディズニー顔負けの衣装に身を包んだ子どもたちの後ろには、お母さんたちの気合と苦労が見え隠れしている。
ほとんど競争と言ってもよいのではないだろうか。いかに娘と息子をかわいく飾るか。。。
それにしてもすごいパワーだなあと思う。
朝から掃除洗濯料理…そして夜には子どもをつれてハロウィン。
フランスの女性は子どもが生まれると間もなくベビーシッターに預けて自分自身は仕事も恋愛も自由気ままに生きるらしいんですが、日本のお母さんたちの日常を見たら驚くだろうなあ。
日本の母たちは家族のために日々卵焼きを焼き、白いシャツをもっと白くすべく日々洗うのだよ。
色々な人生がありますねえ。
Wednesday, 31 October 2012
日本の教育は困ったことになっている
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