「ユーロだったらこれくらいの価値がある」という値段もついていた。
その国の「えらい人」をお札のデザインにするのはどの国も同じ。
ユーロではなくリラの時代に使われていたお札なのだが、なんとまあ顔ぶれの豪華なこと!!
ジュゼッペ・ヴェルディ、ミケランジェロ、ガリレオ、カラヴァッジョ、ベルニーニ、ボッティチェッリ、ダンテ、マキァヴェリ、マルコ・ポーロ、私の大好きなラファエッロ…そしてもちろん、レオナルド・ダ・ヴィンチ。
イタリアに特に関心の無い人でも、これらのうち数人はきっと「聞いたことある」と言うだろう。
ある程度、西洋絵画と世界史に親しみがある人なら、お札を見ただけで「あっ」と思うはずだ。
肖像画だけでもとても有名だ。ポストカードやあらゆるグッズとして売られている。
(私は、ラファエッロの自画像をヴェネツィアの美術館でたまたま見て、まんまと一目ぼれし、マグネットを買った。今も冷蔵庫にくっついている。)
それらが当たり前のように使われていたとは。
財布に、ガリレオとミケランジェロとダンテが共存しているなんて…!
経済的な問題はさておき、これらのお札を使わなくなったというのはまったく残念なことだ。
当時、イタリアの人々もきっと惜しんだだろうなと思った。
最後におまけ:
これは、レ ア !!