Sunday 17 April 2022

天気の良い4月の土曜

土曜日。村上春樹の「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」を思い出させるような、そんな天気のよい爽やかな4月の朝。

珍しく母子2人で、丸一日を過ごした。朝は眼科へ。気になっていた、こどもの左目の腫れを診せた。やっぱり目のこすりすぎで、バイキンが入っていますとのこと。先日とは異なる目薬をもらって、1日4回さすように言われた。天気の良い土曜だから眼科も薬局も混んでいるのではないかと思ったが、どちらも比較的空いていた。よかった。

それから図書館へ行き、公園へ。迷路でひとしきり走り回ってそろそろ帰ろうかというときに、こどものクラスメートの保護者にあった。しばらく登園していないからきっとコロナだろうと思っていたけどやっぱりそうだった。1日熱が出て、それ以外は特に何もなかったらしい。「気をつけたほうがいいですよ」と言われて、確かにと思った。

こどもがクア・アイナのサンドイッチが食べたいというので、電車にのってはるばる表参道へ。窓側の席に座ってみたが椅子が高すぎてひっくり返りそうになる。お腹いっぱい食べたあと、消化させるために代々木公園まで歩くことにした。

歩きながら、何がきっかけだったか忘れたが「けっこん」の話になった。

子「結婚って、いつも男と、女なの?」
私「そうじゃないときもあるね。男と男、とか女と女ていうのもある。日本ではそれができないけど」
子「なんで日本ではできないの」
私「うーん、それをだめって言う人がいるんだろうね。認めたくない人がね。イタリアはできるようになったんじゃなかったかな、確か。」
子「イタリアはできるよ」
私「あ、そうなの。というか、なんで知ってるの。」
子「だってね、◯◯と、パパと、ノンナと、ノンノと、◯◯のけっこんの写真あるから」
私「あー!そういうことか」

こどものおばが結婚したときの写真がうちにはあり、そこには新婦側の家族5人が写っている。それを「けっこん」だと思ったらしい。

私「いやいや、あれはね、結婚式のときにみんなで撮った写真、ていうこと。◯◯と結婚したのは別の人だよ」
子「だれ?」

という感じで会話が続いた。こどもは本当に面白い。

代々木公園の水飲み場で、子が水を飲もうとしたら、ちょうど良い程度に水を出すのが難しい水道で、噴水状態になり、だいぶ濡れてしまった。まあいい。

ところで原宿駅周辺は様変わりしていて、驚いた。この周辺に来たのは3、4年前なのではないか。もしかするともっとかもしれない。代々木公園に最後に来たときのことを覚えていない。もしかすると子が生まれる前だったかもしれない。

家に帰って、少し片付けをしている間に友達がやってきた。ふらっと立ち寄ってくれるのがありがたい。新年度の話をする。wordleやってる?と聞いたら、やっぱりやってた。

近すぎず遠すぎずの良き友が何人かいる。友達の数は多くはないけどゆるく長く続くつながりがいくつかある。

「親友」という呼び方はしない。その呼び名を使った瞬間にほかの友達は除外されてしまうから。

NETFLIXで「39歳」というドラマをやっていて、とても面白いのでみている。しかし同時に「こんなに仲の良い3人組というのが可能なのだろうか」と不思議な気持ちにもなる。ほかにたくさんつながりを持っているはずの39歳の女性が、これだけ特別な3人という枠を作ることができるのだろうか。まあこのへんは韓国特有の同性どうしの親密さが起因しているかもしれないけど。

ありがとうとカルボナーラ

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