仕事のメールを家で見ないようにしている。
と言っても、ほんの数日しか実行できていないが。少なくともこの前の週末は実行できた。
当たり前のことだけど、勤務時間外にメールをチェックする義務はないのです。
私が職場のトップだったら話は違うだろう。部下のことを気にしてメールを見る必要があるかもしれない。だが違う。ただの平社員だ。いちいちメールを見る必要はない。
というのもここ数年で(いつからかはわからない)家でメールを見るのは当たり前になっていて、無意識にログインしていた。自動で通知が来るようにはしていない。自分からチェックしなければいけない。その結果、暇さえあればメールボックスを見ているようになった。今年は特に外部とのやりとりが増えて忙しくなっているのもある。勤務時間だけでさばききれなくなっている。
それが先日、ふとしたことから自分が使っているi padのアカウントからいったんログアウトしたら、メールのログインに手間がかかるようになった。自動でパスワードが入力されていたものがいったん消えたので、いちいち入力する必要が出てきたからだ。「めんどくさいな」と思った。
それをきっかけに、ログインするのをやめてみた。
ありがちな話なのだが、これが意外と快適。当たり前なのだが、仕事から離れているときまで仕事をする必要はないのだ。
特に夜、メールボックスを見たたったそれだけのために不快な思いで就寝しなければいけないということが今までたくさんあった。だったら見なければいいだけなのだ。すべては朝に回すことにする。
勤務時間外にメールをしてくる人のほうに合わせる必要はない。ときどき、一方的に爆弾を投げてきただけのようなメールもある。ストレス発散?メールをそのはけ口にしている?と思うようなメール。
しばらく前のニューヨークタイムズにあったけど、メールの受信箱を開くとき、人は心拍数があがるそうです。ストレスとかプレッシャーとか、無意識のうちに受け取っている。毎日の小さなストレスが健康状態にも影響しているかもしれない。そしてそれは、自力でコントロールできるストレスなのだ。
どうしようもないときはもちろんあるだろうけど、自分のなかのルールにしていきたいと思っている。忙しくなってきたからこそ、メールは見ない。