sabato 16 aprile 2016

九州の地震について

おとといの夜、少し東京が揺れた。よくある程度の揺れだったので、特に驚いたりすることはなかった。
その少しあとに、テレビからあの「タラン・タラーン」の不協和音が聞こえてきた。
だいぶ久しぶりである。
いったいどの地域だろうと少し緊張して画面を見つめていると、なんと九州の地図が表れた。

…九州?? 大地震??

この2語がどうしても結びつかない。
というのも私は18年間を九州で過ごしており、その間一度も地震というものを体験したことが無かった。そのあとまた10年以上を東京で過ごしているが、故郷で地震が起きるなんていう話はまず聞かなかった。

両親に電話をかけると、つながらなかった。
震源地とは離れているものの、九州は九州である。
あとで話すと、大したことは無かったらしい。特に被害なども無い。よかった。

それでもやはり人ごとではない。今回は、避難している熊本の人たちの気持ちが分かる。東北のときと少し違う。気候や文化を共有したことのある人たちであるだけに、「さぞ怖かったろう」と心から思う。より身近に感じるし、そわそわする。

逆に言うと、東北の地震のときに、九州の人々はあの怖さを実感できなかった。心が狭いとか冷たいとかいうわけではない。地震というものを体感したことが無いので、共感しようもない、あるいは限界があるのだ。2011年当時、東京にいた私は揺れを体感したのでまだその怖さが分かったし、九州に比べると福島の原発にも近いところにいた。しかしその直後、九州にいくとまったく平和な別世界であったことに驚いたのだった。原発の恐ろしさも、たぶん口で言っても分かる雰囲気ではなかった。原発神話はあくまでも神話でありつづけたと思う。

とにかく今回のような地震は私が生きてきて初めてのことだ。地面が揺れるということへの驚きと恐怖がただごとではなく大きいはずだ。慣れていないどころか予測もしていない。ただし、台風や水害への対処の仕方については九州人は強い。だから自然の怖さは身体で分かる人たちだ。ちょっとやそっとで壊れる脆い人たちではないし、足腰のしっかりした人たちだ。さらに、地域とのつながりをとても大事にする。

九州人というのはひときわ故郷への思い入れが強い気がする。そして「県」単位というよりは九州という「地方」単位でつながりを感じる傾向がある。東京で九州出身の人に出会うと「あ!そうなんですかー?!」と、まるで親戚を見つけたかのように喜び、明るい顔になることが多い。これが、例えば北海道だと、同じくらい離れていたとしてもこうはならないんだよね、と叔父が言っていた。とても分かる気がする。

domenica 10 aprile 2016

パプリカのマリネ

新年度が始まった。「新年」と「新年度」はだいぶ違う。
気温が暖かくなるこの季節のほうが、より切り替えて新しくなった感じがする。桜とともに訪れるこの感覚はかなり日本に独特のものだと思う。

というわけでこの一週間はだいぶ長く感じられた。一週間前の日曜が1ヶ月ぐらい昔のことのように思える。ではこの一週間、何をしたのか?何もしていない。これと言って目立ったことは何もしていない。比較的暇だった気がする。

この一週間はよく料理をした。ものすごく久しぶりにナポリタンというスパゲティを作ってお昼に持っていった。そしてパプリカとなすのマリネを2、3回作った。

イタリアで食べるパプリカのマリネがとても好きで、家でも作れたらいいなと思っていた。それでこの前、スーパーの入り口で大きなパプリカが売られているのを見て、そうだ作ってみようと思いついた。

作り方については、いくつかイタリア語のウェブサイトを参照した。
もっともポピュラー(であろうとなんとなく私が思っている)なサイトはGiallo Zafferanoというウェブサイトである。動画付きでレシピを紹介してくれる。
http://www.giallozafferano.it/

ちなみにイタリア語でパプリカのマリネはpeperoni marinatiという。ペペローニ・マリナーティ。

まずオーブンでパプリカを焼く、とあるが、私は魚焼きグリルを使った。そもそも欧米の家庭には巨大なオーブンがキッチンに備え付けられている。それに比べると私の持っている小さな電子レンジ兼オーブンはとても貧弱に見えるし実際そうである。そしてそんなにたくさんのパプリカをいっきに熱することはできない。

焼いてから皮をむくのがポイントなのだが、皮をむく前に、紙袋かビニル袋に入れてしばらく置いて冷ます、とある。どういう意味があるかは分からないが一応やってみた。紙袋が無いのでジップロックを使った。

それから細く切って、マリネ液に漬ける。

このマリネ液が、レシピによって全然違う。オリーブオイルは当然使うのだが、それ以外が、レモン汁だったり、バルサミコ酢だったり、リンゴ酢だったりする。そしてGiallo Zafferanoには"all'occhio"(目分量で)と書いてある。イタリアの家庭料理なんてそんなものである。細かく計っているようでは、家庭料理っぽくない。時にはお菓子でさえ目分量のときがある。それにしても、少しくらい数字が書かれていてもいいのに。なんの目安もない。

ここは完全に目分量で、適当に以下のものを入れた。

・オリーブオイル
・リンゴ酢
・バルサミコ酢(少し)
・塩
・にんにくのかけらをいくつか





一晩置いてから食べる、とあったけど、1時間もすれば食べれそうな様子だった。
いくつか食べたらとても美味しかった。だけどほとんどは翌日以降に残しておいた。冷蔵庫で保存して3日間くらいもつ。

パプリカ以外にも新鮮な野菜を買った。野菜をすぱすぱと切るのが昔から好きだ。ストレス解消になる。同じマリネ液を使って、なすのマリネも作った。ある晩は、2時間以上ずっとキッチンに立ちっぱなしでこういうことをやっていた。

というわけでよく包丁を動かした一週間だった。

その分体重が増えた。まあ、悪いものを食べているわけではないだろうけど、必要以上だったかもしれないと思っている。

sabato 2 aprile 2016

すてきなプレゼント

素敵なプレゼントをもらった。
2年間一緒に働いた同僚が職場を去ることになったのだが、最後にきちんと挨拶をできないままでいた。
昨日、久しぶりに仕事に行くと、袋に入った手紙とプレゼントが置いてあった。

桑茶。

しばらく前に「おいしいですよ」と勧められていたのだが、それをプレゼントにくれたのだ。
とても嬉しかった。

春は別れと出会いの季節であり、プレゼントや手紙のやりとりが身近にもよく行われる。切なくもあり、嬉しくもある。純粋に感謝の気持ちがあふれ、一心にその人のことを考える瞬間が訪れる。桜はそれを応援するように咲きほこり、なんとも言えない、花々しい、喜ばしい気分になる。3月末と4月の始めは、ほかになかなか無いいい気分を味わえる。

たった2年間だったがたくさんのことを学ばせてもらった。この同僚は私よりも年下だが、そんなことはあまり気にしなかった。私はそもそも「先輩」「後輩」という呼び方をしない。関係ないから。

お礼を述べるため、メールを書いた。
次の職場でも活躍してほしいものだ。

giovedì 31 marzo 2016

2日連続でとんかつ

おとといかつ重を食べた話は書いた。
そしてなんと昨日もまた、昼にとんかつを食べた。
有名店のとんかつ定食。ランチ880円。

2日連続の肉の揚げ物が身体に良いわけはない。
昼を食べ終わって満足して歩いていたら、20分ぐらい経ってお腹の調子がおかしくなってきた。しかも胃の辺りが音をたてている。
ああ食べるべきではなかった、と思った。
けどもう遅い。

おかげで午後中ずっと横になってうなり続ける羽目になった。
やろうと思っていたことも当然できず。
悲惨だ。

冷静になって今振り返ると、まさに昨日は「ふらっ」と立ち寄ったのだった。
歩き回ってとてもお腹がすいていたし、なんでも食べられそうな気がした。
以前から同僚は「あの店のとんかつは有名ですからぜひ」とすすめられていたのもある。
これ以上無い良いタイミングだと思った。

感想を述べると、たとえ弁当であれ、前日に食べた今半のかつ重には敵わなかった。
いたって普通のとんかつだと思った。
隣のサラリーマンが食べていたものがずいぶん厚みがあったように見えたがあれはきっと違う種類のとんかつを頼んでいたのだろう。そう信じておくことにする。

ただ、店にこだわりがあるのはすぐに分かった。山盛りのキャベツには特製の手作りドレッシングがついてくる。さらにとんかつ用のソースも、おそらく手作りだ。付け合わせの漬け物もとても美味しかった。あれもおそらく手作り。
みそ汁はなめこのみそ汁。それと、卵がといてあったような?
皿が並んだ図が美しい。
1つ1つに細やかさと丁寧さを感じた。
店は満員で、店員さんがさわやかに、くるくるてきぱきと仕事をしている。
なるほど名店と言われるわけだ。

だけどごめんなさい、お腹壊しちゃった…。
お店のせいじゃないです、2日連続で胃をいじめた私のせいです。
ベッドでうなりながらI have only myself to blame.というフレーズが何度も脳裏を横切った。
しばらく揚げ物は食べない。肉も控えることにする。

朝から食べられたものは
・お白湯とチアシード
・バナナ
・ぶどう
・抹茶の蒸しパン
・梅昆布茶

だけ。
街を歩くと美味しそうなものであふれかえっているというのに、どれも食べられない。
こうして見ると、油を使わない食事というものがいかに限られているかが分かる。
つらい…。

さっき梅昆布茶飲んだだけなのにもうお腹がぐるぐる言っている。
午後からプールに行こうと思っていたがお腹を冷やすのは避けたほうがいいようなので、きょうは大人しくしておこう。

mercoledì 30 marzo 2016

桜はまだかな

ようやく暖かくなってきた。根っこだけ水につけておいた豆苗からどんどん芽が出てきて育っている。3つあるけど、最初につけたものはもう既に食べられそうなくらいに育った。でもまだ冷蔵庫にもう一つ買ったばかりのものがあるから、そっちを先に食べないといけない。

暖かくなってきたとは言え、コートをクリーニングに出すのはまだ早い気がする。まだ油断ならない。カシミヤのセーターは、昨日洗ってみた。これなら家でも洗えるのでこのあとまた着たとしても、また洗えばいい。

この冬に使った服はほんの2、3パターンのみで、あとはずっと、そこにあるだけだった。季節が代わるので少し整理をしてみても良いかもしれない。本当に必要なものは、実はほんの少しなのだ。ものを持ちすぎると身体が重くなる。

25日に仕事に行ってから今日までずっと春休みである。明日も休む。4月1日は行く。普段あれだけ文句を行っていても、しばらく遠ざかると少し寂しい気もする。ただ、4月から切り替えて頑張るためにはこれくらいの休みは必要。

昨日は人形町に行った。お昼は家に帰って食べようと思ったら「今半」と書かれた看板が目に入った。美味しそうなお惣菜がたくさん並んでいる。これを買って家で食べようかと思いつつ、中に入るとお弁当も売ってある。よし、お惣菜と言わずお弁当を買って家で食べよう、と思った。それからぜいたくに「やまと豚のカツ煮弁当」を買った。ふと、近くに桜並木とベンチがあったのを思い出し、弁当を買ってそこまで戻ることにした。桜は咲きかけていて、咲いたものから散り始めていた。道行く人々が「半分は咲いたかしらねえ」などと話しながら行く。

3月末から4月の始めにかけて、この国の人々はいつもより頭を上げて歩くようになる。

martedì 29 marzo 2016

壊れたカメラを直すかどうか

ニューヨークに旅行してからもう1年になる。3月末、4月だというのに、寒かったなああの旅は。でもメトロポリタン美術館はもう一度行きたいと時々思う。
2年前の春はフィリピンに行った。
そして今年は大人しく東京にいる。
帰国して成田から都心に向かうバスの中から満開の桜が見える、というのが毎年のことだったのだが、今年はそうではない。「桜まだかなあ」と毎日眺めて開花を待つ日々だ。

さて、カメラの話。

1年前に行ったニューヨークで、突然カメラの調子がおかしくなった。電源を入れるとレンズの中から「ガー」という音と振動がする。持ち運びが雑だったのだと思う。

一年間放置していたのだが、先日ついに修理センターへ持っていった。見積もりの電話が来ますから、と言われた。

それから一週間ほどして留守電があった。見積額はなんと…

3万3000円。

だいたい予想はしていたのだが、やっぱり高い。3万もあれば、性能は劣るが新しいカメラが買える。そもそもその一眼レフはあまりにも重くて持ち歩くかどうかを毎回迷っていた。そして今まで(5年くらい前)に2回くらい修理に出したことがある。これらの修理にかかったお金と今回の3万3千円を合わせると、きっと8~10万円になる。

考えた末、やっぱり修理せずに引き取ることにした。残念だが仕方ない。

ほかのオプションとしては、壊れているのがレンズだけの場合はレンズを買い替えるということもできる。そうするほうが賢いかもしれない。

靴下、服から電化製品に至るまで、持ち物はたいてい、修理をしてずっと使いたいと思っている。質が悪いわけではないので。しかしこうやって「修理するより新しいのを買ったほうがマシ」という場合がたまにあり、その度にがっくりする。仕方ないとは思うのだが。

地球に優しくないよね、これって。

lunedì 28 marzo 2016

コリン・ジョイスの新刊 "Now How to Japan"

ついに出た。
イギリス人ジャーナリスト、コリン・ジョイスの最新刊。
しばらく前に新刊が出ましたという案内をNewsweekのウェブサイトで見た。
しかし日本語版。

http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/02/post-4548.php

日本語版が出版されて英語版が存在しないのだろうか、と不思議に思った。
なぜなら彼はまず英語で書いているはずだから。

彼の英語が読みたいなあと思って時々検索をする。
そしたら今朝見つけた。

http://www.amazon.co.jp/Now-Japan%E2%80%95Fresh-Discoveries-Further-Reflections/dp/4908655014/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1459121912&sr=1-1

まだ発売されていないらしい。Can't wait...

10年以上前、私はイギリスに一年近く滞在していた。それ以来一度も帰っていないが、イギリスが好きだ。それまでアメリカかぶれだった私の価値観を一気にひっくり返した国。

アメリカ人のコラムももちろん面白いのだが、コリン・ジョイスの視点が私は好きで、この皮肉でいっぱいの英語がとても心地よい。当然ながら日本語で読むよりも英語で読んだほうが面白い。

イギリス行きたいなあ。
物価は高いし天気は悪いし食べ物は美味しくないんだけど、あの誇り高き、かつ英国のことが好きなのに決して好きと公言しない、素直になれない、愛すべき英国人たちの島。

風邪ぎみ、とマリオのスター

 乾燥に弱い。喉が。 先週ちょっと喉が痛いかなと思った。よくあるビリビリした痛さはなくて、3連休はのどをそれほど使うこともなく休んだので悪化しなくてよかったと思った。たいていパターンは決まっていて、「ビリビリ」がおわると鼻水が始まり、咳が残る。そしてきのうがその「鼻水期」の始まり...