Monday 10 February 2020

旅に出たくなる空気

春が近づいている。春休みも近づいている。寒いながらも日差しがあったかい、この空気はどうしても「旅熱」を掻き立てる。気持ちはまず成田空港へ向かう。

学生が旅行するのは毎年2月。自分たちの試験が終わって、大学入試が行われる間は大学は休みになる。オフシーズンなので航空券も安いし行った先で混んでいることもない。学生が終わり仕事を始めてからは、3月末から4月の短い期間を使って旅をした。

19歳の2月は初めてアメリカに行った。翌年は台湾。その次は留学中。その翌年はイタリア。それからしばらくイタリア。震災の年はベトナムとカンボジア。その翌年はフィリピン、その翌年はニューヨーク…

と、ここまできて、子供ができた。子供が生まれたらそんなにひょいひょい外に行けなくなるなんて考えてもみなかった。だって子供ができることがまさにゴールといってもいいくらいだったから。その先のことはみじんも考えなかった。

あまり海外に行きたいという気持ちのない人だったら特に何も感じないのかもしれないが、休みごと(春と夏の2回)に海外に行っていた私にすれば「こんなに行けなくなるとは」という感じ。その差に参ってしまうくらい。だいぶ遠ざかっている。だいぶ。そしてむずむずしている。そうか、若いうちに旅をしておくべきというのはこういうことだったのだな、といま初めてわかった気がする。それでもイタリアに2回は行ったけど。

次に行くとしたら、と楽しく想像してみると、行き先はまずラオスとミャンマーかな。長いこと行きたくても行けてない。次に行くときはこどもと一緒かなあ。うーん、少し先が長すぎるな…仕方ないけど。

緑地の民家園

子の友人一家に誘われて、川崎にある生田緑地に行ってきた。ずーっと前にプラネタリウムに行ったことがあったので、もしかしてあの場所かなと想像できた。日本民家園というのがあってこれが面白かった。その、かつてプラネタリウムに行った時に入り口だけは見たことがあったけど実際はそのずっと奥まで...