Sunday 9 August 2020

アンパンマンとあんパン

 こどもが、遅ればせながらアンパンマンにはまっている。遅ればせながら、というのは、通常こどもたちがアンパンマン好きになるのはもう少し早いからだ。生まれてまもなくからキャラクターを認識しているという場合が少なくないと思う。持ち物もおもちゃもアンパンマンで溢れている場合が多い。

それが、我が家の場合とくにアンパンマンにそれほどの興味もなくここまできた。ちなみにもうすぐ4歳。家でテレビを見ないということも理由のひとつだったかもしれない。最近どうしてこれほど興味が出てきたかというと、紙芝居を借りるようになったからだ。保育園でも読むらしいが、図書館が再開したのもあり家でもいくらでも読めるようになった。ちなみにアンパンマンをテレビで見たことはない。

かくして私は紙芝居を日々音読することとなった。やってみるとこれがなかなか難しい。登場人物が何人もいてセリフが続くときなどは、一体誰の発言かわからない。その証拠に子が「誰が言ってるの?」とよく聞く。そりゃそうだよなと思って声色を変えることを試みた。しかし二種類くらいしか出せない。かびるんるんとばいきんまんにはなれるが、ジャムおじさんとなると結構難しい。声優ってなんてすごいんだ。さらに紙芝居は絵本と違って、したのほうに「演出のポイント」というのがある。演出!そう、求められているのは演技なのだ。たとえば「遠くを見るように」とか「残念そうに」とか「説得するようにゆっくり」とか指示がある。そのとおりに、こだわって読んでみると結構それっぽくなるものだ。

こんな感じで、何を隠そう、こっちもかなり熱心になってくる。嫌いではないのだ。頼まれると「はいはいマンマ劇場〜」と言いながら適当な台の上に紙芝居を置き、背筋を伸ばして語り始める。

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子がアンパンマン好きになったのとほぼ同時期に、冗談みたいだが、私はあんパンをよく作るようになった。Elle groumet という雑誌を6月に購入して以来、簡単に作れることがわかったからだ。かなり本格的に好みのパンが焼ける。そしてまったく大変じゃない。誰のために作るわけでもなく自分のために作る。週2回くらい作っている気がする。家で作るようになってからというもの、パンを買うことがほぼなくなった。ホームベーカリーに任せっきりの食パンはいつでも作れると思っていたので以前から食パンを買うことはほぼなかったのだがあんぱんなどのいわゆる菓子パンは買うことがあった。それが、家で作るパンのほうが何倍も美味しいということを知って以来、すっかり買う気が失せてしまった。

手作りにシフトし始めたのはコロナ下の自粛生活がもたらした恩恵の一つである。

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