Monday 12 October 2020

ガチャマシーンとバッグを作った

 最近の作品二つ。

先日こどもに「めばえ」を買ってあげた。8月に買って、買う価値はありそうだということがわかったのでなんだかんだで毎月買ってあげている。今回で三冊目。付録が毎月変わる。今月は「アンパンマンのハロウィン ガチャガチャマシーン」だった。とんでもないものがきたぞ、と組み立て前の紙類を見て思った。雨の夕方、仕事のあとでかなり疲れていたので「ちょっとさ、もう少し元気のあるときに作るからさ」と言ったものの「作って作って」という子供。まあそりゃそうだよねえ、買ったばかりでこんなのが入ってるんだから作って欲しいのは当然だろう。意を決して、いっちょやってみっかと腰を上げたが最後、1時間近くかかった…。かなり複雑かつ根気のいる作業であった。出来上がったのはこんな感じ。紙でできているのにかなりしっかりしている。作りながら、この設計?デザイン?をした人はすごいよなあとつくづく感心した。

作品その2。トートバッグ。

またトートバッグかよ、という感じがする。作っても作ってもキリがない。しかし一つずつ、ややこれを目指して実験的につくってきたとも言える。

去年の冬だったか、ユザワヤで「名画シリーズ」が売っていて、とりあえず気に入ったのを買っておいた。モナリザとフェルメール。それからちっとも縫わず、月日は経つ。暇な時に縫えると思って実家に持っていってとりあえず横だけ縫ったりしたのが3月。なぜここまで長い間縫わなかったかというと、暇がないというのは理由の一つだが、もっと大きな理由は、気に入った生地なので納得のいくものを作りたい、というのがある。

春ごろ、モナリザを使ってひとつトートバッグを作った。裏地なし。大変使いやすい。くしゃっとなるのでエコバッグ等に最適。

それから時が経ち、夏。裏地をつけたものを縫ってみることにした。ミシンを買ったときについてきたレシピがあり、それを参考にした。家にある生地を消費すべく、こどものシーツを作ったときの余りと、クッションカバーを作ったときの余りを使った。それについては前にも書いた。そこで、使ってみてわかったが、裏地を使うと、やたらかさばるというか布の塊みたいになって使いにくい。「もめんやまきの」の店主に相談するとやはり接着芯というものを使うといいらしい。

接着芯…。

いろんな本に書いてあるし、使うといいんだろうけど使ったことがない。以前、服を縫おうかと思って(結局作ってない)買った接着芯があるのでそれの出番がついにやってくるわけだ。

ついにフェルメールに手を出すことになった。しかしこれは絶対に失敗が許されない。どこか間違って切ったりしたら取り返しのつかないことになるし。

そこで裏地探しから始まる。なんとなーく構想を練りながら何週間も経過。とりあえず30cmくらいの赤い布を買ってみた。その名もイタリアン・レッド。すごくきれいな赤で、ほかに何か作りたくなる。イタリアではこの色確かによく使われているかもなあ、と思った。この色のベッドもキッチンも見たことある。で、フェルメールと合わせてみたら、うーんなんとなくしっくりこない気が。縫わないままにまた何週間も経過。

暇さえあればユザワヤにいく私。なんとなく「青はどうだろう」と思った。そもそも表布が黒なのだから黒にしておけば問題ないものの、それは避ける。なぜか?バッグの中が暗いと何を入れているかよく見えないからだ。だから赤、と思っていたんだけど。話は戻って、青を買ってみた。真珠の耳飾りの少女は青いターバンをしている。だからたぶん合うはず、と。

これが正解だったようだ。昨日(日曜)、子は父と連れ立って遊びに出掛けたのでふと自由時間が手元に転がってきた。暑くもなく寒くもない最高の週末。ミシンは子のいない時しか稼働できない。よっしゃいっちょやってみっか、と重い腰を上げた。表地を買ってからおそらくほぼ一年が経つ。

寸法その他はバッグの場合適当にできるので良い。当然だが型紙もいらない。裏地のある場合の縫い方、というのをレシピ通りに作る。結局一番時間がかかったのは接着芯をつけることだった。思った以上に時間がかかった。面倒というより時間がかかる。しかしこういうのは慣れというもので、一回やってみると「なるほどこういうものね」と思える。

完成品はこちら。

これは想像以上の出来。青い裏地が正解だった。ちょうどいい。そして接着芯は(用途によるけど)絶対入れるべき。出来上がりが全然違う。もめんやまきのの店主に聞いてよかった。気に入って、昨夜はずっとこれをながめていた。きょうの仕事はこれで行くことにする。芸術と一緒に歩く秋。

首が回復してきた

合気道で首を痛めて1週間。痛みに加えて吐き気とめまいのようなものが2日くらいは続いた。日を追うごとに痛みが消えてきた。 合気道はやめておきなさい、と言われるとやりたくなるというのが世の常(?)。不思議なもので、普段は「きょうはまあいかなくてもいいかな」とか誰も聞かない言い訳をつら...