Wednesday 5 May 2021

連休5日目。特別なことをしなくてもよい。

やろうと思っていた万年筆の手入れ。インクを変える前に一晩、水に漬けておく。毎回、ガラス瓶と色水が美しくて写真をとってしまう。面倒でも楽しいのが万年筆いじりである。

さて、5連休最終日。

どうなることかと思っていたが平和に終わりつつある。よかった。どこにも行けずに毎日同じことをするしかないけど「毎日同じことができる」という喜びもある。

だいたい毎日天気が良く、公園へ行っている。朝10時ぐらいに私が先に出て、公園のベンチで1時間くらい本を読み、子たちは後からくる。保育園の友達と会えることが多く、喜んで遊んでいる。どんなおもちゃより遊び道具より、友達に勝る魅力的なものはない、というのが見てわかる。どの子を見てもそうだ。友達に会うと表情がいっきに変わる。この4日間でだいぶ転けて怪我したりしているのだが、それもよかったと思う。というのもこの数日でより活動的に、よりたくましくなったように見えるから。


どこか、近場の子供向け施設へ連れて行ってあげたほうがいいのだろうかと考えることもあるが、それは大人の思い込みなのかもしれない。何か特別なことをしてあげるのが「子」孝行であり理想の親である、みたいな固定観念があるだけなのかもしれない。

というのも本人はもうじゅうぶん楽しそうで、そもそも「おやすみ」がこれだけ続き、親と一緒にいられるということだけでこんなに幸せそうである。何がしたい、と聞くと「自転車で公園に行きたい」と言う。

普通が一番しあわせなのかもなあ、と思う。これはコロナでもたらされた考え。いやもちろんそんなことは、言葉では分かっているんだけど、実感できたのはコロナのおかげ。ちょっといいアイスクリームを買ってあげようかと思うんだけど本人が欲しいのはあくまでもいつもの「ピノ」。

さて、おかげで読書がはかどった。土井善晴さんの「くらしのための料理学」と「料理と利他」をいっきに読んだ。それからロアルド・ダールのAn African Storyを読み終え、A Piece of Cakeを読み直した。そして今はアンデシュ・ハンセンの「スマホ脳」を4割くらい読んだ。これらすべて、公園のベンチで読む。どの場所よりも私にとっては読書がはかどる。少しだけ人の話声が聞こえてくるぐらいの場所。こどもが駆け回っていたり、時々ボールが飛んできたり、いろんな世代の人が散歩で通る場所。見上げると5月の空はこんな感じ。最高の季節である。

緑地の民家園

子の友人一家に誘われて、川崎にある生田緑地に行ってきた。ずーっと前にプラネタリウムに行ったことがあったので、もしかしてあの場所かなと想像できた。日本民家園というのがあってこれが面白かった。その、かつてプラネタリウムに行った時に入り口だけは見たことがあったけど実際はそのずっと奥まで...