Monday 27 November 2023

人助けと、猛ダッシュ

 人助けをした。それともう1点について。

きのう、1時に四ツ谷で会議があった。近くの駅まで自転車で行こうと思ったら小雨が降っていたので歩くことにした。最近まともに歩いていない気がする。自転車にばかり乗っている。

駅のすぐ近くで、坂道をゆっくり歩いている、つえをついた女性を見かけた。外国人だった。とても困った様子だったので「大丈夫ですか」と声をかけると、すぐに手を出して、助けを求めた。手を貸してあげて、一緒に坂を下ってあげた。すぐ近くのマンションにいきたいらしい。流暢な日本語で教えてくれた。病気で下半身に力が入らない、ということだった。硬化症、と言っていた。3日前も転んだらしい。

乗ろうと思っていた電車に間に合わないだろうなと思ったけど、まあなんとかなるだろうとあきらめた。長く感じたけど一緒にあるいた時間は3〜5分間くらいだったと思う。ありがとう、と言われてとても嬉しかった。人助けをするとこんなにも気持ちがいいものなのだな、と、久しぶりに感じた。助けられた側だけでなく、こちらもこんなに嬉しい。お互いにとってこんなにいいことなら、もっとみんな助けあうべきだよなと思った。

そうして、電車には結局間に合った。余裕をもって出発するとこんなにいいこともあるものだなと思った。

新宿から中央線に乗る。

しばらく待った電車は空いていた。さてと、と思ってkindleを開いて読書でもしようと思った。読み直そうと思っていた小説があった。

ふと顔をあげるた瞬間「しまった」とおもった。中央線に乗ると、四ツ谷は新宿の次の駅なのだ。その間に何も駅はないはずなのに、さっきドアが開いて閉まった音がした。思わず立ち上がって窓の外を見ると、どんどん変わっていく景色…。飯田橋が見える。あああやってしまった。乗り過ごした。寝ていたわけでもないのに。滅多にないことを、よりによってこんなときにしてしまった。たぶん乗り過ごすなんていうことは私の人生で初めてかもしれないと思った。思い出す限りで、ない。乗り過ごしたという人の話をきくと「なんでだろう」なんて思っていたのに。

御茶ノ水で降りて、階段を駆け上がった。ホームは向こう側だ。そして「時間に間に合いません」という短い電話を入れた。

5分経って、四ツ谷についた。なんてことをしてしまったんだ。

四ツ谷に着いてからは猛ダッシュした。

繰り返すけど、こんなことは滅多にない。そしてこんなに走ることも滅多にない。ちょうどきのうの朝読んでいたNew York Timesの話題がランニングだった。よく出てくる話題だ。自分の生活にありそうでないものの一つだよなあ、やってみてもいいのかもなと思いながら何年も過ごしている。

そしてまさにその日、走ることになったのだった。息が上がる。苦しい。足の使い方がわからない。それでも走った。日曜の午後、閑散とした四ツ谷の通りをこんなスピードで走る人はほかにいなかった。たぶん。見回している余裕はなかったけど。

結果、3分の遅刻で済んだ。

それでも本当に申し訳なかった。あれだけ余裕をもって家を出たのに、降りそびれただけでこんなことになってしまった。それでもランニングのきっかけが与えられたことについては運がよかったと思わなければいけないのかもしれない。すべてのことはつながっている。

きょう、足の甲あたりに軽く筋肉痛がある。ふだん使っていないってことだな…

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