昨夜だったか、「海外で日本語アシスタント」という、よくありがちなサイトを見ていた。気になる情報といえば行き先、資格、費用などである。しかしながら、やたら目立つのがTOEICの五文字なのである。
「TOEICスコア125点アップしました」とか「TOEIC対策に最適」とか。
ええっと、どういうことなんだっけこれは、と思って3秒くらい考えてみた。それはつまり行き先が英語圏であって、英語母語話者を相手に日本語を教授することによって自分の英語力が伸び、さらにはTOEICスコアもア~ップ…というメッセージであったわけだ。
日本語アシスタントの宣伝なのだから、日本語を教えることの意義や、実際にアシスタントをやった人の感想、コメントその他が載っていると思った。少なくとも、そのサイトを閲覧する人の求めている情報といえばそういう類のことであろう。
なのに「TOEIC点数アップ」は無いだろう。
がっかり、というよりも、とても妙な感じがした。それは何故か。
簡潔に言えば、学習者に教えるというよりむしろ、学習者を利用しているからだ。
別にそれを良い悪いの2言論で片付けるつもりもない。むしろ、そういう動機で「教える」ということに携わる人もいるのだなあ、と新鮮に感じた。
ただ、それを知った日本語学習者はどう思うだろう。「先生は僕たちから英語を学ぼうとしている」と気付いたとき。嬉しがる人もいるのかもしれない。
ただし、大事なのは、これはランゲージ・エクスチェンジではないということだ。エクスチェンジ・パートナーなら教えあうことが基本のコンセプトである。しかし残念ながらアシスタントはエクスチェンジ・パートナーではない。
結果的にそのサイトへの信頼度が下がった。まあそもそも「最後までサポート」とか「信頼される」とか「就職率も良い」などというワードが並ぶサイトは信用ならないわけであるが。
以上、ちょっと気になった出来事でした。
Saturday, 6 September 2008
Never Let Me Go
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