Thursday 28 May 2020

在宅勤務の終わり

先週、ついに29日出勤の指示が出た。ということは、きょうは在宅勤務最終日である。長かった。うんざりすることも多々あったが、得たものも同じかそれ以上大きい。こんなのはきっと一生で一回だろうと思っている。(そしてそう願っている。)休暇でもないのに2ヶ月職場に行かないなんて、この13年と2ヶ月間仕事をしてきて初めてのことだった。

まさに自分と向き合う期間だった。いつもドタバタしてあっという間に1日が過ぎるという日々だったのが一転、急いでやるべきこともない中で家にいなければいけない、という毎日になった。そして家族が家にいる。こっちが−つまり、職場ではなくて家が−本当の自分のはずなのに家に居場所を見つけて確保することに必死になっている自分がいた。

職場の人たちと時々オンライン会議が開かれた。そこで映る同僚たちは、家にいて、背景には本棚や、カーテンや、障子や、インターホンが見える。それを見て不思議な気持ちになった。見てはいけないもの、というわけではないが、今までずっと目にするはずのなかった、同僚の私的な部分を見ている。そして、そうなんだよな、これが(自分も含めて)この人たちの普通なんだよな、と思った。私的な顔があって、はじめて仕事があるわけなのだ。カメラには映らないけど、その向こうには子どもがいたり親がいたり旦那さんがいたりするのかもしれない。洗濯物の山があったり、洗うべき食器が積み重なっていたりするのかもしれない。



この間、得たものについて考えてみる。

時間の使い方にはかなり気をつけた。朝は5:30に起きて1日のやることリストを作った。それから1時間くらい英語の記事を読んだ。家事を済ませて午前中に読書をした。午後は家で少し、ダンベルを使った運動とか、いつもやっている、背筋と腹筋に集中した10分のエクササイズをした。

食べるものにも気をつけた。仕事をしている時より圧倒的に運動量が少ない。水泳も合気道も行けない。となると摂取するカロリーは当然減るべきだし、その日に摂取すべき栄養素を最優先させて三食を作っていく必要がある。ふだん私はまったくカロリーとか糖質とか気にしない。その分、活動しているためだ。だけどこの期間は気をつけた。朝はいつも通り、大して食べない。なにかひとつ甘いもの、炭水化物を食べる。無印のバウムクーヘンがちょうどいい。あとは紅茶かコーヒー。昼にがっつり炭水化物を食べることを避けた。食べることは食べるけど納豆とか豆腐とかタンパク質を必ずとる。

それから夜はサラダ。これが昼に来ることもあった。昼夜ともサラダのこともよくあった。サラダは、たぶん見るとびっくりするくらい大量。だけどこれが一番体の調子が整う。無理しているんではないか、と思われるかもしれないけど、一番食べたいものがサラダなのだから仕方ない。これは在宅勤務だからというわけではなくて、いつもそう。勤務していても夜はサラダ。水菜を使うことが多いが葉っぱならなんでもいい。ルッコラとかケールが安く手に入るのでそれらは好んで使っている。そこに卵、ツナ、アボカド、オリーブ、コーン、あたりが加わる。これらはいつもあるとは限らない。ないこともある。あるものを使う。ドレッシングは我が家にない。オリーブオイルとバルサミコ酢と柚子胡椒を使う。夜に炭水化物はたべない。日曜のpizzaを除いて。

おかげで、この2ヶ月体重は増えなかった。二の腕が鍛えられた。脚の筋肉はかなり衰えた気がする。仕方ない。これはすぐ取り戻す。

ありがとうとカルボナーラ

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